「さあ、さあ、おいでなさい〈刻々帝〉」
時崎狂三とは、橘公司のライトノベル『デート・ア・ライブ』およびそのスピンオフ『デート・ア・バレット』に登場するキャラクターである。CV:真田アサミ。
きょうぞうではない。
原作第3巻『狂三キラー』より登場。四糸乃の事件を解決して少し経った後に、士道のクラスへ転入してきた”第3の精霊"。
衆目の前で一般人には秘匿されている精霊であることを暴露するだけでなく、自ら積極的に士道を誘惑したりするなど、他の精霊とは全く毛色の違うミステリアスな雰囲気を醸し出している。さらに、お嬢様のような気品のある口調が特徴となっている。また普段は黒髪で隠している左目は時計となっており、狂三本人の時間を示している。
ASTによる識別名は<ナイトメア>であり、過去に1万人以上の人間を殺害してきたことから「かなりの脅威」かつ「最悪の精霊」と評されている。普段は穏やかで冷静であるが、淫行目的で近づいてきた人間などは躊躇なく殺害する冷酷さを持っている。また、興奮しているときの性格は平常時とは一転して狂気的であり、「きひひ」と笑う印象的な癖がある。
彼女の目的は自らの力を使って過去へ遡り、ユーラシア大空災を引き起こした始原の精霊を抹殺することであり、凶悪な行為はその罪過を背負う覚悟を持って行っている。しかも最終的には歴史を改変することで諸々の所業を清算しようとしている。ただし、後述のように過去に戻るためには精霊1人もの時間が必要となり、そのためにある人物からの情報をもとに士道の力を手に入れるべく彼との接触を図った。また、生来の性格は表の顔のように柔和だったが、現在の強かながらも狂った人格は孤独な戦いを幾星霜と続けたことで徐々に病んでいったためであるらしい。
精霊としての実力はかなり高く、時を操る天使『刻々帝(ザフキエル)』や影を操る能力を使ったトリッキーな戦い方を得意としている。また、故意に空間振を発生させることも可能であり、総合的な能力としては作中でも上位の存在。しかし、不死に近い再生能力と広範囲・高火力に力を及ぼす『灼爛殲鬼(カマエル)』を持つ琴理に対しては相性が悪く、作中でも唯一敗北を喫している。
以上のように一見してつかみどころのないような人物であるが、琴理との戦闘後は士道のピンチにあらわれるトリックスターのような立ち位置が定着した。しかも、共闘することも少なくないので最初こそは彼女の考えがわからなかった士道も行動を共にするにつれて理解し合える間柄になっていった。
初見では「くるみ」とまず読めない名前についてはよくネタにされており、一部のファンからは「きょうぞう」という愛称で親しまれている。ただし、本人は気に入っていないようで、人気投票の中でそう呼ばれた際には士道に八つ当たりしていた。
もともとは作者の高校生時代に考案されたお気に入りのキャラクターであるそうで、考えようによっては最古参といえる。秀逸なデザインや作中での活躍も相まってかその人気はかなり高く、フィギュアにおいては他のキャラクターの数倍の種類がつくられている。また、浮世絵や日本人形フィギュアなどの少し珍しいグッズも製作されている。
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赤と黒を基調としたドレスのようなデザインの霊装。ヘッドドレスやガーターベルトを完備している。
他の霊装と同様に一般兵器に対する防御力は高いようだが、真那やDEMの魔術師たちに簡単に殺害されているため、他の精霊ほど防御に優れているわけではない模様。
『刻々帝(ザフキエル)』元ネタはセフィロトにおける第3のセフィラ「ビナー」の守護天使ザフキエル。
狂三の天使であり、身の丈を遥かに超える巨大な時計盤の姿をしている。長針と短針はそれぞれ歩兵銃と短銃であり、通常の殺傷兵器として使用することが可能。召喚する際はテンションが高い時でも低い時でも「ザァァァァフキエェェェェェル」と妙に伸ばす傾向にある(アニメでは伸ばさない)。
その見た目通り、「狂三自身の時間を消費して、時間を操る様々な弾丸を発射する」能力を持つ。非常に汎用性の高い天使ではあるものの、使用には狂三の時間を必要とするデメリットを持つ。そのため、定期的に『時喰み(ときはみ)の城』という結界を張り、人間から時間を吸収する必要がある。
名称 | 説明 |
---|---|
【一の弾(アレフ)】 | 撃った対象の動きを加速し、超高速での移動や攻撃を可能とする弾。狂三の主力。 |
【二の弾(ベート)】 | 撃った対象の動きを遅くする弾。【七の弾】に比べると効力は落ちるが、消費する狂三の時間が少ない利点を持つ。 |
【三の弾(ギメル)】 | 撃った対象の時間を加速させる弾。 |
【四の弾(ダレット)】 | 撃った対象の時間を巻き戻す弾。壊れた物を修理したり、傷を治したりすることができる。 |
【五の弾(ヘー)】 | わずか先の未来を見せる弾。 |
【六の弾(ヴァヴ)】 | 撃った対象の意識のみを過去に送る弾。十二の弾と比べて消費する時間は少ないが、琴里との戦闘後に使用できなくなった。 |
【七の弾(ザイン)】 | 撃った対象の時間を完全に止める弾。刻々帝の能力の中でも強力な能力である一方で、消費する時間の量は非常に大きい。狂三の切り札の一つ。 |
【八の弾(へット)】 | 自らを撃つことで、「今までの自分」を切り取った分身体を生み出す弾。有事の際にはこの弾で作りだした分身体を一斉に召喚することで、さながら軍勢のように行動できる。分身体にはそれぞれ自我があり、性格も切り取った時点に準拠する。 |
【九の弾(テット)】 | 異なる時間軸に存在する人間と意識を繋ぐことができる弾。対象者と会話することや、見たり聞いたりしたものを共有することができる。用途が限られているため狂三自身使い慣れていない。 |
【一〇の弾(ユッド)】 | 撃ち抜いた対象の過去を知ることができる弾。対象が忘れた記憶も呼び起こすことができる。 |
【一一の弾(ユッド・アレフ)】 | 撃った対象を未来へ飛ばす弾。使用するのに精霊1人の命を使う必要があり、非常に重いリスクを持つ。 |
【一二の弾(ユッド・ベート)】 | 時間を遡ることを可能とする弾。【一一の弾】と同様に、使用するには精霊1人分の時間が必要となる。この弾を使用して過去へ遡り、始原の精霊を抹殺することが狂三の悲願である。 |
八の弾(へット)で生み出した分身体の中で他のものに比べて個性が強い四人を指す。主に短編集の『デート・ア・ライブ アンコール』に登場するが、5年前の姿である医療用眼帯をつけた分身体は本編でも登場する。
眼帯狂三(5年前) 白と黒を基調としたモノトーンのゴシックロリータ風のドレスを身にまとっている。また、髪は括っておらず、薔薇を模した髪飾りを身に着けている。最大の特徴は時計の左目を隠すために医療用の眼帯を着用しているところである。
包帯狂三(6年前) 所謂ゴシックパンクスタイルの装いをしている。四の弾(ダレット)を使うまでもない傷を治療しているうちに楽しくなり、このような姿になったらしい。
甘ロリ狂三(7年前) フリルとレースたっぷりの白いドレスを纏っており、ハート型の可愛らしい眼帯を着用している。また、実用に耐えないような小さな傘を持ち歩いている。
和ゴス狂三 黒地に花の模様があしらわれたゴスロリ風着物と鍔風の眼帯をつけている。
タイトル | アルバム |
16bitガール | デート・ア・ライブ ミュージック・セレクション DATE A MUSIC SECOND HALF |
赤い糸 | デート・ア・ライブII ミュージック・セレクション DATE A "IMPRESSIVE" |
闇ノ向コウへ | デート・ア・ライブIII ミュージック・セレクション DATE A "World" MUSIC |
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最終更新:2023/06/10(土) 10:00
最終更新:2023/06/10(土) 10:00
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