時読みの魔術師とは、アニメ・漫画「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」に登場するカードである。
アニメの初デュエル、VSストロング石島戦で遊矢がデッキに投入していた。
石島の「バーバリアン・キング」を前に、モンスターの展開手段がないために打つ手がなかった遊矢だったが、突如謎の力でこのカードがペンデュラムモンスターに書き替わった。
ペンデュラム・効果モンスター
※公式サイト「熱血!デュエル塾」講義13による
星3/闇属性/魔法使い族/ATK 1200/DEF 600
【Pスケール:青8/赤8】
(1):1ターンに1度、自分フィールドのPモンスター1体を
対象とした罠カードの発動と効果を無効にできる。
その後、その罠カードは墓地へ送らず、そのまま魔法&罠ゾーンにセットする。
【モンスター効果】
(1):1ターンに1度、Pゾーンのカードを対象とした魔法・罠カードの効果を無効にできる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
書き替わったこのカードと「星読みの魔術師」によってペンデュラム召喚を行って手札のモンスターを一気に展開。さらに、「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」を対象に発動された「バーバリアン・ハウリング」の発動と効果を無効にした。
その後もペンデュラムモンスターのまま遊矢のデッキに投入されており、たびたび活躍している。
沢渡とのデュエルでは、デュエル前に奪われ、沢渡のデッキに投入される。
初手に存在したが、赤馬に制止されたためまだ使用せず(1枚ではペンデュラム召喚できない)。星読みが手札に加わってからセッティングしてペンデュラム召喚した。その後、「クリケット・クローズ」でこのカードの効果が無効になっていたが、そこを突かれて「エンプティ・フィッシング」で遊矢に奪われて(取り返されて)しまう。
そして、遊矢のフィールドにセッティングされた。
このとき、高所から落下する遊勝塾メンバーを救出していたが、時読みが救出したのはフトシとタツヤ。女の子は星読みに持っていかれた。また、抱えるようにしていた星読みに比べて、助け方が少々乱暴だったり、ソリッドビジョンが消滅する際のポーズの違っていたりするのを見ると、星読みと時読みの性格の違いを見てとれる。
下級モンスターである分、星読みよりも召喚しやすいはずだが、融合素材としても活躍する星読みに比べて、あまりモンスターとして表に出てくることはない。
ペンデュラム効果名は「インバース・ギアウィス」。
ペンデュラム効果発動の際の口上は「時空を見定める時読みの魔術師よ!その精緻なる力で我を守護せよ!」。効果発動の際には背景には時計の歯車が描かれ、右腕の装飾が時計に見立てられる。新手のデュエルディスクではない。また、VSユートでは、無効にする際に映像が逆回しになるという、アニメZEXALⅡの「CNo.107 超銀河眼の時空龍」と似たような演出がなされた。
書き替わる前のテキストは以下の通り。
効果モンスター
※アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」第1話による
星3/闇属性/魔法使い族/ATK 1200/DEF 600
(1):1ターンに1度、自分フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードは効果では破壊されない。
魔法・罠カード1枚に破壊耐性を与える効果を持っていた。書き換え後のペンデュラムカードを対象に取る魔法・罠を防ぐ効果にその面影が見える。
「STARTER DECK 2014」(2014年3月21日発売)でOCGに登場。
ペンデュラム・効果モンスター
星3/闇属性/魔法使い族/ATK 1200/DEF 600
【Pスケール:赤8/青8】
自分フィールドにモンスターが存在しない場合にこのカードを発動できる。
(1):自分のPモンスターが戦闘を行う場合、
相手はダメージステップ終了時まで罠カードを発動できない。
(2):もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードまたは
「オッドアイズ」カードが存在しない場合、このカードのPスケールは4になる。
【モンスター効果】
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
1ターンに1度、自分のPゾーンのカードは相手の効果では破壊されない。
罠カードを無効にする効果は、罠カードの発動自体を封じる効果になった。しかし、星読みと同様のスケール変動のデメリットに加え、なぜかこちらにだけ、フィールドにモンスターがいるとペンデュラムゾーンにおけなくなるデメリットが付加された。モンスター効果は、対象を取る魔法・罠への耐性から、単純な破壊耐性になった。
スケールは8と非常に高いが、デメリットのため相方はほぼ「星読みの魔術師」一択。2枚から「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」などをペンデュラム召喚することになるだろう。しかし、星読みと異なりこちらには発動自体にも条件があるため、扱いにくい。最初のターンや劣勢時のモンスターがいないときに発動しておくことになる。
ペンデュラム効果として、ペンデュラムモンスターの攻撃時に罠カードを封じられる。安全に攻撃を通せる。星読みの魔法封じと合わせると心強いだろう。
モンスター効果はペンデュラムゾーンのカードに対して耐性を与える。このカード自体のステータスは低いため、真っ先にこのカードが狙われることになってしまうが、それで守りぬければ次のターンにはペンデュラム召喚で復活できる。
効果も使えないものではないが、このカードの最大のメリットは高いペンデュラムスケールを召喚先の制限なしに使えることだろう。「ペンデュラム・ターン」などに頼らずに「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」をペンデュラム召喚できる数少ないカードである。
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最終更新:2025/03/26(水) 16:00
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