アイカワショウ
主にアニメ・特撮作品で活躍している。
1992年までは本名の「会川昇(あいかわ のぼる)」名義を使用していた。別名義に「三陽五郎」「伊坂秀樹」「葉月九ロウ」「小山田風狂子」など。
高校在学中の1983年に『亜空大作戦スラングル』で脚本家デビュー。
その後は『アニメック』『B-CLUB』『宇宙船』などのアニメ・特撮雑誌にライター・エディターとして参加。長坂秀佳を師に持ち、エディター時代には長坂の脚本集を手掛けた事もある。
OVA全盛期だった80・90年代にはAIC作品を中心に多くの脚本を執筆し、ブームの一翼を担う。近年ではBONESでの仕事が多い。
2004年3月、『鋼の錬金術師』により東京国際アニメフェア個人部門・脚本賞受賞。
また、ウルトラシリーズ・仮面ライダーシリーズ・スーパー戦隊シリーズ・メタルヒーローシリーズと、日本の有名特撮全てに参加経験のある稀有な人物でもある。
重いテーマと歴史ネタを好む。アクの強い作風で知られ、オリジナル作品はそのクセの強さが前面に出るため商業的にはコケる傾向が強い。また、古今東西の映画・文学・サブカルチャーへの造詣の深さから、それらへのオマージュ・パロディ要素が強い作品を手掛ける事も多い。
脚本のスタイルは台詞・ト書き共に緻密なディティールを持ち、映像表現について言及している場合も多い。親交の深いアニメーション監督の水島精二は、會川の脚本について「凄く重層的に要素を捉えているホン。情報量が多く、訴えてくるものが非常に多様で、なおかつその中にストーリー展開の面白さもある」と評している。
本人の性格も色々と過激で、メディア出演時の歯に衣着せぬ発言の数々で物議を醸した事も。また、シリーズの途中で降板したりする事もちらほら。
アニメ化作品では原作を忠実になぞるだけの脚本は書きたくないらしく、アニメから入った人には好評を受けるが、一部の原作ファンからは原作ブレイカーとしてブーイングを浴びることもある。特に『鋼の錬金術師』(2003年版)では原作未完の時点でのアニメ化だったとはいえ、設定・キャラクター像の改変や後半の完全なオリジナルストーリー化などで賛否両論を巻き起こし、後に別作品として原作に忠実なアニメ版が作られるという事態になった。
一方、上述のアクが出にくい特撮作品では評価が高い(特に途中参加ながら後半を纏め上げた『仮面ライダー剣』)。
その為どういう形で會川作品に触れたかによって毀誉褒貶の激しい脚本家である。
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最終更新:2023/01/31(火) 07:00
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