月刊モビルマシーン 単語


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ゲッカンモビルマシーン

8.4千文字の記事

月刊モビルマシーンとは、UC0140年代を代表する怪雑誌である。ガンダムファン向け漫画雑誌ガンダムエース2022年8月号より連載中のMS解説記事である。
略称は、英語表記のMMM(Monthly Mobile Machine)。話は聞かせてもらった! つまり……MMRもドナルドも無関係ってことなんだよ!! 世界の奇書をゆっくり解説はたぶん、されない。

概要

U.C.0140年代のサイド2・アメリアコロニーで発行された『月刊モビルマシーン』という、モビルスーツやモビルアーマーなどを紹介する雑誌

...という設定で、ガンダムエースにて連載中の機動戦士ガンダムF90FFに関連するMSを中心に解説を行うというコーナー。これまでガンダムエースや各ホビー誌で行っていた『MSV』的な企画に近い、と言えばそうである。
ただMSを紹介するのではなく、雑誌の記者が実際に書いたような主観や思想が滲む文章が特長。また、編集部メンバーが対談し各々の考察や陰謀論を展開するという回もある。

扱っている設定もかなりマニアックで、アニメ本編のマリア主義やUC計画から外伝のTR計画やグリモア、ボンボン版Vガンダムのザンギエフギンザエフなどなど幅広く登場する。中には各陣営にとって都合の悪い話題もあるらしく、真実を匂わせた記者や有識者が次の回では不審死を遂げていることがさらっと書かれるというブラックなネタも。

モビルマシーンはオカルト誌だろ!

それならMSジャーナルの方が!

機動戦士ガンダムF90クラスター
エピソードEX・「フォーミュラ」[1]より

どうやらU.C.0120年前後にはすでにオカルト誌として名を轟かせていたようで、その頃から一定のファンや協力者がいたと見られている。現在確認できている限りではU.C.0116年刊行の記事が一番古く、U.C.0153年が最新のものとなり、休刊になった期間込みでも37年以上の刊行実績があり、ただのアングラ誌とは侮れない歴史を持っていることが判明している。

ガンダムエースで掲載中のものは『日本語への抄訳としての刊行順』であり、単行本は『ザンスカール帝国の検閲を通った』ものが収録されている。ザンスカールに不都合そうな記事が出版できている理由は、vol43が掲載されている2026年6月号のガンダムエースを買うか、収録予定の2巻を待つべし。

勘の良いガノタからは『また小太刀右京がやりやがってんのか』と思われているだろう、この企画。確かにライターは小太刀先生一人によるものだが、さらに恐ろしいことにバンダイナムコフィルムワークス全面監修&版権元全面協力である。ただの『怪文書の羅列』と見限らないでほしい。
もっとも、いくら公式監修済みとはいえ表向きの設定含めて『一次情報があるMS・MAや軍事作戦をライターの主観や主義(とザンスカール帝国の検閲)に則って書かれている二次情報的作品』であるためか、いわゆる『ナラティブが強い』記事にもなりがちである。
"これ"を情報源として使う場合は、空気をよく読んで使おう。

大事なことなので大文字で繰り返す。
月刊モビルマシーンを情報源とする際は、
今なお揺れ動く宇宙世紀の設定に細心の注意と敬意を払い、
時にイカれ野郎と謗られる可能性を考慮して使おう。

また、怪文書的な需要だけでなく、上述したとおり機動戦士Vガンダムのザンスカール帝国建国までの前日譚~確約された帝国崩壊までのVガンダム裏話としての面もあり、Vガンダム(notヴァリアントガンダム)ファンにも"そういう要素"がお嫌いでなければぜひ、ご一読願いたい。

これはウッキョ・コーダッチ=サンのケジメ案件では? キヨシは訝しんだ

上述のポストを見ればわかるとおり、なぜか毎度誤植の全責任が翻訳担当者に負わされ、ギロチン送りや宇宙追放の刑に処されている。サヨナラ!

呪!祝! 単行本化!! ……のはずだったのだが

上述のX含めて関係各所の広報から2025年8月、同年9月26日を公式発売日とする、月刊モビルマシーンの単行本化が発表された。単行本名義は『こちら月刊モビルマシーン編集部!』
喜びの声と広がる困惑はあったものの、宇宙世紀の100年代~140年代を深入り&深堀りされた希少な資料集として価値がある+いい加減ガンダムエースのスクラップブックを保管するのも大変だったため、最終的に歓迎された、と言っていい。

だが――――

ある日突然10月へ延期になったと思いきや、作中の設定では『タシロ・ヴァゴの極秘作戦』に関わる内容だったため、リアル事情では記事のファクトチェックのためか一時期2月26日まで延び、最終的に以下の通り、3月26日が公式発売日となる。

無事発売されたことを呪おう祝おう。

重版も祝おう。

登場するライターの皆さまと末路のネタバレ

カイン・グレイシャー

記事担当vol:01

記念すべき『邦訳版』月刊モビルマシーン第一号の担当となったライター。発言の節々で『MSジャーナル』をdisっているが、フォン・ブラウンの連邦政府に従う姿勢が嫌いなようである。この頃の連邦アンチでは割と普通寄りである。

なお、vol02にて

サイコ・フレームの出所が木星圏であること、シンギュラリティ・ワンの言及、アメリア議員の暗躍を突き止めてしまったこと……が原因かは不明だが、この記事を投稿した後日犯人不明の交通事故で亡くなっているため、以降出番は無い。

……と思われていたのだが、vol.45&46にて過去の記事が掲載されることで、出番は継続することになった。なんとU.C.0116年時点とはいえ『正社員記者』であることが判明したため、御年30年越えの大ベテランだったことが確定した。まぁ上述した通り、いらん部分に踏み込んだせいで死ぬんですけどね、この人。

彼の言う『人だけを殺す機械』を開発した『逆玉に乗ったロンデニオン大学の院生』は、間違いなく鉄仮面ことカロッゾ・ビゲンゾンであろう。思わぬところから因縁が生えてくるな、この雑誌……

ディナ・キム・"ギンザエワ"

記事担当vol:02,03,04,05,06,12,15,19,20,22,27,33,
対談形式vol:17,21,26,36,
ザンギエワと誤植された回:07,08

担当回数がぶっちぎりで多い軍事ライター。愛煙家で、座談会の場でも煙をくゆらせている。
モビルマシーン以外にも『GP02Aとリック・ディアス』なる書籍を彼女の名前で刊行したそうだが、そちらはアナハイムとの権利関係で係争中となっている模様。あいつらのせいでボッシュ大尉の一年戦争~カラバ入りまでの経緯が明かされないのである。許してはいけない。

なお、vol.05が掲載される少し前の時系列にて、サルマン・ギンザエフ少尉(後に出世して大尉)との婚約を発表して、女性形の『ギンザエワ』をファミリーネームに加えている。そして女性である以上、彼女も例外なくマリア主義に呑まれてしまうのだった。

マルティン・クレフェルド

対談形式vol:05

サイド2の軍事評論家。ギンザエフ少尉との結婚祝いを兼ねて、MSA-0120の解説をディナと行う。
対談終了後、ジュピター・サナリィやそれに関するガチ党の資料もまとめて次回の対談で渡す約束を交わす。

が、U.C.0146年11月2日。

自宅で放火火災を受けて亡くなっている。アメリアの大気はよく乾燥するだろうねぇ……

ファレス・ムアワッド

記事担当vol:09,10,18,24,29,32,
対談形式vol:17,21,26,36,46,

用兵史家であり、現実主義者の男。ご覧の通り、ディナの次くらいには記事を執筆しており、座談会ヘの出演率も高い。アメリアコロニーがザンスカール帝国になっても問題なく記事をかけるくらいには、社会の適応力も高い。
執筆した著作『ザク・スピードを追う』は、後述するカーマイン女史から『ルポタージュの傑作』と称賛されていたが、彼自身はリアリストよろしく『G-4計画』周りは見直しが必要と思っているとか。

社内における『アナハイム派』なのか、そこ出身のMSが登場する場合は、だいたい彼が担当している。そのくせ、UC計画やトゥインク・ステラ・ラベラドゥの記事などは『噓八百』と認識しているのが、この作品を語る上での面白いところ。

最新vol.46(という名目の過去記事)のネタバレにつき格納。

U.C.0116年時点では、アメリア中央大学の戦史研究室の助手として働いており、若いなりに砕けた印象を感じる。後述するリーとは、大学の後輩にしてオンラインゲーム仲間だったことも判明している。

ゲトル・デプレ

担当vol:11,
対談形式vol:17,21,26,36

Vガンダムを視聴済みの諸兄にはご存じ、キャラオケが好きなベスパの軍人。息子がいる設定も健在。
そのため厳密には月刊モビルマシーン編集部の記者ではないが、過去何度か寄稿していた程度には縁があり、上記の通り座談会が開かれる際には高確率で出席している。
月刊モビルマシーンでは、元連邦軍人で教導団の所属だった設定が追加されている。

ジルベール・バソレ

記事担当vol:13,14
対談形式vol:17

アメリア国防軍研究所の一研究員。平和を愛する反戦主義者だが、それはそれとしてミリタリーマニアとしても優秀で、モビルマシーン編集部でも重用されていた。

……のだが、

元より平和主義者だったのに加えて、神聖軍事同盟と関係するにつれて、マリア主義とガチ党の暗部に気づいてしまい、vol.15にてその秘密警察を搔い潜りサイド1へ亡命している。
以降出番はなく、今なおサイド1で存命のようだが、この後Vガンダムが始まるので彼は生き延びられるか大変怪しいところ。

当然だが、神聖軍事同盟とつながっていた彼の言動はモビルマシーン編集部がガチ党から書類送検されるレベルで危険だったため、彼の家族はギロチンにかけられ、家財道具も全没収となっている。ここまでされる謂れは……いや……あいつら広域テロリストだしなぁ……

カシム・アクチュラコフ

記事担当vol:16
対談形式vol:17(生前の姿)

問題の人。

おそらく、月刊モビルマシーンの無断転載記事や反応集を見た方も多いだろう、RFグロムリンⅡの担当ライター。対談volや書下ろしのSNSチャット欄だと愉快なところ(陰謀論を茶化しながら記事にする能力)はあるものの、努めて冷静に会話できる人っぽいのに、どうして……
もっとも、いくら書いているうちに興が乗ったとはいえ実在するジュピター・ファントムと木星帝国はともかく、表向きは秘匿のUC計画と不死鳥狩りの実在性を謳い、プロジェクト・MUSHA、パプテマス・シロッコとグリモア、伝説の巨神と忍者と魔法のふとん叩き、文明の埋葬と反転するXとカイラス・ギリー、頭身の低いガンダムが人間と共存する世界などなどを同列の話題に出すのは、さすがにオカルト誌と謗られるのも止む無しであろう。アイエエエ……
なお、死因は『両目に銀貨、口に塩を詰め込まれた』[2]ことによる『自殺』である。どんな判断だよアメリア警察。

……単行本書下ろしにて、死後に高次元から干渉(ないし観賞)している疑惑が浮上している。やっぱりオカルト誌だろこれ……

さらに後日、他でもないフォント・ボー君がカシム氏の記事に『胡乱』『怪文書』というファンメッセージを送っていることが判明した。君なら読んでいるよね、この雑誌……

ヒストリカ・クロニカ

記事担当vol:23,25,37,38,EX01,
対談形式vol:26(厳密には書記担当),36,43,

マリア主義に乗っ取られた則った体制になって以降やってきた、ディナの後輩を名乗る新入りの元気っ娘。……ただ、単行本書下ろしだとカシムが存命のうちからモビルマシーン編集部のSNSメンバー入りしていたようで、正確な参入時期の詳細が待たれる。
全体的に発言も若々しく、思い込みの激しいところや浅慮な言葉を口走ることも。
しかし、彼女も例に漏れずマリア主義者であり、ガチ党青年団(青年部とも)のメンバーであるため、今後が大変心配である。

vol.23と結構早い段階から登場しているが、ビジュアルが長いこと不明だった……ところついに、vol43にてお顔が判明。眼鏡巨乳。かわいい。

カーマイン・エクセター

対談形式vol:26

アメリア工科大学の大学院生。担当は『人工知能応用心理学』で、学習コンピュータや疑似人格AIの解説兼考察の中心となった。
月刊モビルマシーンはハイ・スクール時代の愛読書で、先述したとおりファレス著の『ザク・スピードを追う』を傑作と称賛している。

……が後日、

よりにもよって『EXAM』『HADES』『NT-D』という連邦の闇に触れてしまったのが悪いのか否か、マケドニア工科大学からアメリアへの帰還途中、紛争で生じたスペースデブリと搭乗していたスペース・バスが衝突し、他の乗客87名もろとも宇宙の塵となってしまった。おのれサイド2連合、絶対に許さんぞ……!

なお、信仰していたのはカトリックであると、単行本で判明している。マリア主義が横行しているコロニーで、葬儀は無事行われたのだろうか……?

リー・ドンフェイ

記事担当vol:28,30,34,35,45(時系列上はこれが初担当),
対談形式vol:26,36,46,

vol.26から登場する、華僑系のおじさま。元はキリマンジャロ工廠のエンジニアであり、現在は宇宙引越公社のエンジニアとして働いている。vol.26以前からMMM編集部とはつながりがあったようで、その簡単な経緯がvol.46で判明している。

なお、彼も『EXAM』やサイコ・フレーム、木星帝国などについて繰り返し言及しているものの、どういうわけか(検閲削除されまくっているのはともかく)U.C.153年4月のモビルマシーンでも存命である。

以下、やや考察じみた内容のため、格納

vol.08のティグリスⅡ回にて、宇宙引越公社と月刊モビルマシーン編集部は提携関係にあり、その過程で後述する様々な機体データが発見・発掘されている。リーがそこ出身ともすれば、下手な関係悪化を招かないよう、双方で気を遣う関係なのかもしれない。

加えて、F90クラスターEXエピソード「フェイタル・ムーブメント」のU.C.0121年9月時点で「報道プレス記者」として、vol.46では先述の通りオンゲ仲間のファレスの紹介でU.C.0116年からMMM編集部で働き始めたことが判明。
古参もいいところではあるが、なおのこと色々触れたカインは殺され、触れすぎている+不用心な発言が多いリーが生かされている理由が説明されないままである。

アーリア・アドヴァニ

記事担当vol:39,

2026年3月時点でまだ担当が一回だけかつ詳細は判明していないが、言動から察するに間違いなくヒストリカ同様、ガチ党の青年団の一人。当然マリア主義者。キアラ・アドヴァニはたぶん、無関係。

彼(彼女?)もサイコ・フレームと木星帝国の件に触れまくって(検閲削除も食らって)いるが、こちらも未だ訃報が出ていない。こっちはガチ党だから、とすればまだ理由は納得できる。

フィロス・バシレイア

対談形式vol:40,42,43,

厳密にはライターではないが、月刊モビルマシーン編集部の編集長を務めている人物として、たびたび登場する。日本語訳版の出版決定や単行本化も彼が主導で行った、という設定である。
vol43のインタビューで判明した経歴によると、vol23以降の『健全化』された編集部に『編集長』としてやってきたようで、それ以前のモビルマシーン編集部のことはデータとしてしか知らないようだ。欺瞞!
『ザンスカール帝国は言論の自由を重んじる』『誤植は雑誌の花』とも宣っている。欺瞞欺瞞欺瞞欺瞞!!!!
『U.C.0150年時点のインタビュー』にて『U.C.0122年時点で小学生』という発言から、34~40歳と思われる。

いわゆる傀儡の編集長のように思えるが、激動の時代を迎えたアメリアコロニーを生き延びるだけの強かさと、冷めたように『今、誰が、どこが、どう正しいのか』を客観的に観ているフシがある。はたして、彼はリガ・ミリティアとの戦争を、宇宙戦国時代を生き延びることができるだろうか。今後に期待である。

ロドリゴ・モウラ

対談形式vol:40,42

歴史小説家にして、ダイクン派アメリア議員でもある。サッカー選手ではない。

フィロス・バシレイアとの対談で、『水天の涙作戦』とジオニズムの解説兼考察の担当として登場する。近作は『ソロモンを飛ぶヘルメス』で、ジオンのMSやMAのネーミングセンスの変遷について語られている本のようだ。

察しの良い方はもうお気づきだが、

ダイクン派であり『民主主義』と『反独裁』を掲げる彼の主張はガチ党のそれと相容れるわけもなく、ギレン信者や外観誘致など数多の冤罪罪状の下で、即刻ギロチンにかけられることとなった。

……これで終わりならいつものモビルマシーンなのだが(いや何一つ良くないが)、バシレイア編集長は『ガチ党の検閲削除の対象』であるこの記事をなんと『日本語版限定』で送りつけてきやがったのである。いったいどんな意図なのか――――

ん? これは……バイクのエンジン音……

マライカ・ハーチェリー

記事担当vol:41,

アーリア同様、担当回がまだ一回の正体不明のライター。しかし、やはり彼(彼女?)もガチ党支持者のようである。なんかジルベールと同じこと言っているような……?

トーマス・ハスティン

記事担当vol;44,

マライカ達同様、担当回がまだ一回の正体不明のライター。しかし、ここに来て明確な男性ライター参戦。元になった人物は(原作としても『こちら側』の人間としても)不明。

フリーダ・エントゥラ

対談出演vol.46

軍事ライターとして働く、壮年の女性。元はラサの参謀本部の軍人だったようだが、階級は不明。

カーネリアン・サングトゥム

対談出演vol.46

テロ専門のルポライターとして色黒の男性。だいぶ陽気な口調だが、翻訳担当者がそのような意訳を選んだかは不明。

単行本掲載順の概要(とガンダムエース掲載号)

現在編集中

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関連項目

脚注

  1. *単行本化されるにあたって「第10話」扱いになっている。その辻褄合わせのためか、10月号の第13話「アフリカの叫び」に合わせるように11月号は第14話「アフリカの叫び(後編)」となり、単行本では一つの『第14話「アフリカの叫び」』と改題されている。
  2. *『両目に銀貨』は、ギリシャ圏における冥府の川を渡る際、送りと帰りの料金を死体に乗せることで『万が一の蘇生』を期待するもの。あるいは、ただ単に渡し守への冥銭とする解釈もある。『死体の口に塩』は、ゾンビの製法にして反魂の儀でもある。つまり、いつかカシム氏は復活する……? → しちゃったかもしれない……。
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