月姫 -A piece of blue glass moon-とは (ツキヒメアピースオブブルーグラスムーンとは) [単語記事]

『月姫 -A piece of blue glass moon-』とは、TYPE-MOONが企画・制作の伝奇ビジュアルノベルである。
対応プラットフォームはNintendo Switch / PS4で2021年 8月26日発売。販売はアニプレックスが担当する。

分割での発売となり、これは前編に相当する。

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概要

TYPE-MOONが同人サークル時代に発売したビジュアルノベル『月姫』のリメイク作品。

製作発表自体は『月姫リメイク（月姫R）』の仮称で2008年 にTYPE-MOON専門誌である「TYPE-MOON エース」上で行われており、
その後内容や一新されたキャラクターデザインなどが散発的に発表されていた。

しかし後続であるFate シリーズがその規模を増し派生作品が増えていくにつれて発表される情報は少なくなり、TYPE-MOON エースには一枚絵と数行の文が載るだけという状態が続いていた。
その期間なんと12年である。

そんな古参のファンすら諦めかけていたこの作品がようやく復活の兆しを見せたのが2019年。
『Fate/stay night』15周年を記念して開催された「TYPE-MOON展」にて開発中のゲーム画面が展示されていたのである。
また、その後公開されたファミ通のインタビューでは「テストプレイをしている」という旨の文言も記載されていた。
どちらも小さなものではあったが、確かに進んでいる事を実感させるそれは古参ファンを中心に話題となった。ただ嘘つき星人として有名な奈須きのこ氏の発言であるため、信じるか信じないかで分かれていたのは言うまでもない。

そして2020年 12月31日。
「Fate Project 大晦日 TV スペシャル2020」の番組終了後、サプライズでPVとオープニング映像が公開。
正式タイトル発表、同時に公式 Twitterなども開設され、いよいよもって『月姫リメイク』は本物となったのである。
上記の年末特番ではFGO版カーニバル・ファンタズムとも言える『Fate/Grand Carnival』の放映やゲーム最新情報なども公開されていたが、最後に発表されたコレが話題を攫っていく結果となった。

PV中では新生と銘打っており、記事名にもある通り副題が追加された。概要のとおり移植ではないため、デザインも現在の画風に刷新、設定面も大幅に改定することが発表されている。

なお、声優陣がMELTY BLOOD以降長らくキャラクター達を演じた面々から変更されており、メインは若手声優で固められている。え？最初のアニメ版？アレ原作漫画だし。メルブラも大元同人作品なので･･･。
これについて残念がる声が上がる一方、先を見据えたキャスティングとして評価する声も少なくない。
また、これにより型月作品常連の中田譲治氏の起用も未定となった。

なおCEROの対象年齢は型月のコンシューマーゲームとしては初のZ指定（18歳以上のみ対象）となった。

9月1日ReoNaによる「月姫 -A piece of blue glass moon- THEME SONG E.P.」メインミニアルバムが通常盤、初回生産限定盤A/B、完全数量生産限定盤（特典あり/なし）形式で発売された。

主要キャラクター

スタッフ

シナリオ・監督	奈須きのこ
キャラクターデザイン	武内崇
アートディレクター	こやまひろかず
演出・スクリプト	BLACK
グラフィック	蒼月タカオ、下越、縞うどん、砂取音幸
スクリプト	漆之原
ロゴデザイン	WIN FA NWORKS
音楽	深澤秀行　芳賀敬太
主題歌	ReoNa「生命線」(SACRA MUSIC)
オープニングアニメーション	ufotable
発売元	アニプレックス
企画・制作	TYPE-MOON