月陽炎

月陽炎とは、すたじおみりすから発売された18禁マルチシナリオ型アドベンチャーゲームである。

概要

2001年10月19日発売。すたじおみりすの2作目。2002年3月1日にはファンディスクである「月陽炎－千秋恋歌－」が発売された。またドラマCD、OVA、コミックアンソロジーなども展開している。

2003年には「月陽炎」と「月陽炎－千秋恋歌－」を同梱したDVD Editionが発売された。

大正時代を舞台としているが、基本的に特定の神社を舞台として話が展開するのであまり意味が無い。恐らく製作サイドが美月（後述）に矢絣を着せたかっただけではないかと思われる。

シナリオの前半は明るいラブコメ調の展開であるが、後半は打って変わってシリアスな伝奇ホラーとなっている。

また、一巡目のプレイではどう足掻こうと必ずバッドエンドになる仕様で、トゥルーエンドやサブヒロインルートを攻略しようと思ったら繰り返しのプレイが必要となる。製作されたのがかなり昔なので、スキップ機能やクイックセーブなどの機能も充実しているとは言えないが、名作との声は高い。

登場キャラクター

• 嘉神　悠志郎（かがみ　ゆうしろう）－主人公。有馬神社の手伝いにやってきた宮司見習い。糸目。
• 有馬　柚鈴（ありま　ゆず）－メインヒロインの一人。生まれながらの銀髪で、対人恐怖症。巫女。
• 有馬　美月（ありま　みづき）－メインヒロインの一人。柚鈴の異母姉妹でツリ目がち、ポニーテール。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 普段は矢絣を着用しているが、罰掃除の時などは巫女姿になる。
• 有馬　鈴香（ありま　すずか）－サブヒロイン。柚鈴の姉で美月の異母姉妹。巫女。
• 有馬　葉桐（ありま　はぎり）－サブヒロイン。美月の実母で、有馬家の後妻。
• 幸野　双葉（ゆきの　ふたば）－サブヒロイン。本作で唯一有馬家以外のヒロイン。柚鈴の親友。

ネタバレ、蛇足

反転してご覧ください。

• 結構な頻度でヒロインが死ぬゲーム。特に美月ルートの一巡目で頚椎が外される時の音はトラウマもの。
• 主人公が便所で小用を足す時にSEが流れる。いや、いらないだろそれ。
• 基本的に鬱エンド。キャラクター全員が笑って終わるようなエンディングは存在しません。
• 双葉ルートはパラレル展開なので本編の話とほぼ無関係です。
• 作中で気になったのが、神社の主要な建物を「本堂」と呼んでいること。先生、それ本堂じゃなくて本殿です。
• 有馬神社のモデルになっているのは北海道岩内郡岩内町にある岩内神社。

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関連項目

• エロゲのタイトル一覧
• 巫女