朝のホットラインとは、東京放送(現:TBSテレビ)で1981年~1990年に放送された朝の情報番組である。
「ズームイン!!朝!」(日本テレビ)や「NHKニュースワイド」(NHK)などの裏番組の影響で、平日朝の情報番組が視聴率不振で喘いでいたTBSが急遽企画した番組。一説には1970年代にテレビ業界から干されていた前田武彦の活動の場を与えるために企画されたとも言われる。
このため、番組タイトルも決まっていなかった。タイトルは一般公募することとなり、当初は「朝のワイドX」という仮タイトルのままで1981年9月28日より番組がスタート。同年11月16日より、一般公募の結果選ばれた「朝のホットライン」に改題される。
番組当初の注目コーナーは、前田武彦によるお天気コーナーであった。「夜のヒットスタジオ」(フジテレビ)での共産党議員の応援発言によってテレビ業界から干されていた(詳細は「夜ヒット」の記事を参照)彼にとって、趣味であった天気観測を活かした知識と軽妙なトークで、それまでのお天気コーナーの概念を大きく変えることとなった。
1985年4月からは、NHKを退職してフリーとなった草野仁がメインキャスターを務め、この番組でのブレイクをきっかけに多くの司会を務めることとなった。
1988年3月28日より「ホットライン」と改題した後、1990年3月30日で終了。
この後、1990年代~2000年代前半までのTBSの平日朝の情報番組は何をやっても長続きしない大暗黒時代を迎えることとなる。NHKは「おはよう日本」、日本テレビは「ズームイン!!朝!」~「ズームインSUPER」、フジテレビは「めざましテレビ」、テレビ朝日は「やじうまワイド」(一部地域を除く)と人気長寿番組が並ぶ中、TBSだけは一人負け状態となっていた。
2005年春の大型改編で、みのもんたをキャスターとして投入した「みのもんたの朝ズバッ!」がスタート。これが人気番組となりようやく定着する。
2013年9月までは、TBSの朝のニュース情報番組としては「朝のホットライン」が最長記録を持っていた(通算8年半)。2013年10月に「みのもんたの朝ズバッ!」がこの記録更新したが、みのもんたの次男が起こした不祥事による長期出演自粛と経て、同年11月に正式降板し、「朝ズバッ!」に改題。2014年3月をもって9年間の番組の歴史に幕を下ろしている。
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最終更新:2024/04/25(木) 09:00
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