朝鮮耳とは、日本人に存在しないとされている朝鮮半島系のアジア人種特有と一部の残念な人々によって主張されている人種的特徴である。言うまでもないが、ただのこじつけによる蔑視語である。
保守系勢力によって主張されている「偽日本人の見分け方」として普及した判別法であり、『朝鮮人の血が入った連中は純粋な日本人と違って、頬に一体化した密着型で耳たぶが無い(直耳ともいう)。これが朝鮮耳だ!』とするもの。
とりわけ、凶悪犯罪者の顔写真などで在日朝鮮人によくみられる「細いキツネ目やエラの張った顔つき」といったものに加えてこの特徴があると「あいつは在日だ! 報道機関はまた通名報道している!! みたことか!また在日人による犯罪で日本人が苦しめられる事態が起きている!」という具合に使われる。
実際のところ、耳たぶの形質は親からの遺伝によって決まるものであり(メンデルの法則)、分離型が優性(遺伝しやすい)、一致型が劣性(遺伝しにくい)形質で、これは耳垢のドライ、ウェットや瞼の一重二重の違い、瞳の色、まつ毛の長さ、えくぼの有無、髪の毛のカール etc のように両親が生まれつき持ち合わせた遺伝情報によって決定されることで、当然ながら日本人でも天然パーマで二重の密着耳といった人も大勢いる。
よく勘違いされている方がいるが、遺伝における優劣というのは「その遺伝子形質が優れている、劣っている」ということではなく、単に「次の世代に遺伝しやすいかどうか」というだけのこと。生物でメンデルの法則を習った人ならわかるはず。知らない人はお得意のGoogleでメンデルの法則を調べよう!
朝鮮耳という言葉が“普及”し始めたのは、実はほんの最近のことである。
少なくとも、10年前の2005年ごろにおけるインターネット上での使用は確認されていない。
(筆者調べ。もし情報があれば、掲示板などで御一報を)
この言葉が普及するキッカケとなったのは、恐らく2013年1月27日 (日) 12:04:57.35に立てられた『日本人と韓国人の見分け方を外国人が議論した結果wwwwwww』というスレッドからで、このスレッドの152が「目以外ではっきりわかるところ」という題で掲載した複数の日本人の耳と朝鮮人の耳の形質の違いを比較したことに端を発していると考えられる。
このスレッドの152に至るまで「朝鮮耳」なる語自体が登場すらしていないことから、2013年時点でこの「判別法」も存在していなかった可能性が非常に高いと考えられる。
この後、加速度的に広まったとみられ、2014年12月には「必見! 在日韓国人の見分け方最新版」と題した保守系ブログの記事に『新情報』としてこれが掲載されていることから、2013年発祥~2014年伝搬となったと考えられる。
事実、2009年執筆の人相学の専門家によるブログ記事(さらに2012年加筆)では、“2015年”の加筆版において、この『朝鮮耳』を取り上げており、やはり2012年までは言葉自体が存在していなかったことの裏付けともいえる(素人調査だけどねー)。
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最終更新:2024/04/20(土) 02:00
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