朝鮮進駐軍とは (チョウセンシンチュウグンとは) [単語記事]

朝鮮進駐軍とは、戦後日本にいた朝鮮人韓国人が徒党を組んで犯罪暴動を起こす際に名乗ったとされる団体名である。

概要

戦後、日本の敗戦の混乱期にその混乱に乗じて韓国朝鮮人たちが組んだ犯罪グループだという。自分達が戦勝国側の人間だという意味で名づけられた。そのように徒党を組んで集団暴行や暴動、犯罪を犯したという。

戦後の混乱期に、韓国朝鮮人が自分達が戦勝国民であるかのように振る舞い事件を起こしたのは事実である。記録にあるだけでも吹田事件、大津地方検察庁襲撃事件など多数の襲撃事件、暴動を起こしていた。
しかし、当時の資料にこの単語は自称、他称ともに見受けられず、単語の初出は2000年と平成に入ってからであり、かなり時代を下らなくては出現しない単語である。現在のところ、このような組織が存在したことを示す一次資料は見つかっていない。
このため上記暴動事件を「朝鮮進駐軍」と呼ばれる組織的な集団が主導したことは疑問視され、実際に朝鮮進駐軍という団体の存在は否定的に見られている。

そもそも進駐軍という言葉は

ラインライト進駐や仏印進駐などの歴史用語からも分かる通り、地名+進駐の場合、その地名の場所に軍が駐屯することを意味する。その為、朝鮮進駐軍では朝鮮半島に進駐する軍という意味となり、日本語的にもおかしな単語となっている。おそらく朝鮮進駐軍という単語を最初に作った人物は、進駐の意味を理解していなかったものと思われる。