木村紺とは (キムラコンとは) [単語記事]

木村紺（きむらこん）とは、日本の漫画家である。

概要

1997年冬、デビュー作「神戸在住」にてアフタヌーン四季賞を受賞、翌年より同作の連載開始。主人公・辰木桂の一人称で、神戸での日常生活が叙情的に綴られていく、エッセイを思わせる作風の漫画。物語序盤では、阪神・淡路大震災についてのエピソード（友人の体験談等）も時折語られる。全10巻。

2007年、月刊アフタヌーンにて読み切り漫画「巨娘」が突如掲載される。焼鳥屋店長の野獣系女子、ジョーさんが主人公のギャグコメディ作品。それまでの作風とは一変した破天荒なストーリーで、作者の正気が心配されたりされなかったり。その後月刊アフタヌーンにて数回連載した後、アフタヌーン増刊号「good!アフタヌーン」にて不定期連載中。

2008年より、月刊アフタヌーンにて、お嬢様学校の柔道部を描いた作品「からん」を連載していたが、2011年 4月に連載終了。大量にあった複線がほとんど未回収のまま終了するという残念な結果となったが、最終巻に71Pの書き下ろしが追加され複線の一部が回収された。全7巻。

2014年、good!アフタヌーンにて読み切り漫画「大好き！の弥太朗君」掲載。また、同作とリンクするボクシング漫画「マイボーイ」が月刊アフタヌーン 2014年 5月号から2016年 2月号にかけて連載された。

既にデビューから10年以上経過しているにも関わらず、未だに性別すら不明の仮面漫画家。顔出しした事も無く、日本漫画家協会賞新人賞を受賞した際も編集者が代役で出席した程。1970年代生まれである事、一人称が「自分」である事など、ごく一部の情報以外は殆ど謎に包まれている。