未来ロボダルタニアスとは (ミライロボダルタニアスとは) [単語記事]

未来ロボダルタニアスとは、1979年から1980年にかけて東京12チャンネル（現・テレビ東京）にて放送されたロボットアニメ作品である。全47話。

概要

悪のザール星間帝国に攻めこまれ、廃墟となった日本。
しかし楯剣人たち戦災孤児たちはめげずに日々を明るく生きていた。
彼らはふとした事がきっかけでザール帝国に滅ぼされたエリオス星人であるアール博士と出会い、ダルタニアスのパイロットとしてザール帝国と戦っていく。やがて剣人やアール博士は剣人の父・隼人ことハーリンやエリオス帝国の残党たちと合流する。

しかし、エリオス帝国とザール帝国には想像を絶する謎が隠されていた。

「敵に攻め込まれ廃墟と化した日本」という重い舞台設定でありながらも作風は非常に明るく、本作がイタリアで放送された際はその作風が戦時下のイタリアを彷彿とさせるらしく大人気番組となった。
また主役メカのダルタニアスは『スーパー戦隊シリーズ』などで有名な「胸にライオンの意匠を持つロボット」の先駆けである。
なお、本作は『スーパーロボット大戦シリーズ（D、GC、XO）』にも参戦しているが、残念ながら同じライオンの意匠を持つロボットである『勇者王ガオガイガー』や『百獣王ゴライオン』とは未だに共演していない。

企画を東映が、制作を日本サンライズ（現・サンライズ）が担当しており、のちに『無敵ロボトライダーG7』や『最強ロボダイオージャ』を作り上げるスタッフが関わっている。

なお、総演出を長浜忠夫が担当しており、「長浜ロマンロボシリーズ」の延長上に位置する作品でもあるが、
他の三作品がテレビ朝日系列で放送されているのに対して本作はテレビ東京での放送であったり、長浜氏が途中で総監督を降板しているということもあってか、本作をシリーズには含めないという意見も中にはある。

ちなみに声優の杉田智和は、某ラジオ番組で本作の主題歌の替え歌を歌ったことがあるが、多くの作品が猥歌にされている中、本作は現時点で唯一猥歌になっていない作品である（それでも強烈なインパクトを誇っている辺り杉田恐るべしとしか言いようが無い）。当然、TPOを守るようにコメントをしよう（期待はあまりできないとは思うが…）。