本郷猛(ほんごう たけし)とは、『仮面ライダー』の主人公にして、仮面ライダー1号に変身する青年である。
演:藤岡弘(現:藤岡弘、)
黄川田将也(『仮面ライダー THE FIRST』『仮面ライダー THE NEXT』)
池松壮亮(『シン・仮面ライダー』)
藤岡真威人(『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』)
知能指数600を誇る天才で、スポーツにも秀でているという完璧超人。しかし暮らしぶりは平凡であった。
両親は死去しており、20の時に母が亡くなった時は途方に暮れていたが、立花藤兵衛の支えもあって立ち直っている。
その知性を生かして城南大学化学研究所で科学者として実験を行なっていたが、その天才的な頭脳に目をつけたショッカーによって拉致され、バッタの能力を持つ改造人間にされてしまう。
しかし脳改造手術直前で脱出したことでショッカーの一味となることを免れ、以降は仮面ライダーとして世界の平和を守るため、戦いに身を投じる。
その後、仮面ライダーに対抗するために改造されようとしていた一文字隼人を救出、彼もまた仮面ライダーとなる決意を固めたことを見届け、自身はショッカーの別計画を追ってヨーロッパへと渡った。
一文字の下りは、仮面ライダーファンには言うまでもなく、藤岡の負傷によって行われた急展開である。
度々日本に戻ってきては、日本で戦う一文字の手助けをしたり、洗脳されたりしたが、53話で新1号となって日本防衛への復帰を果たす。
元々科学者として活動しており知性も高いことから、明るく活発な性格をした一文字と比べると上品で心優しい性格を見せるが、誰にも負けない熱い心を秘めている。
穏やかめな性格であるためか、策を弄して捕まえた戦闘員を尋問した時も、恫喝というより自白を促す口調で接していた。その成果からか、戦闘員はショッカーに口封じ目的で切られたことで腹を決め、組織の作戦を本郷に教えている。
また、敵の作戦を見据えて自分もまた対抗策を講じておくなど、知的な行動を見せることも多かった。
ちなみに有名な変身ポーズを先に見せたのは一文字であり、本郷は当初ベルトに風を送り込むことで変身していた。
人呼んで技の1号。ショッカーに改造された本郷猛が変身した姿。
1号という呼称は2号と区別をつけるための名称であり、1号ライダーと呼ばれることも。
つまり、単独出演する際は「仮面ライダー」と呼ばれており、あくまでダブルライダーを呼び分けるための名前だった。
あまり有名ではないが、本郷ライダーという呼称も存在する。
前述のように当初は風を受けて変身するという設定であり、バイクに乗ってベルトに風を送ることで仮面ライダーとなる。
初期の1号と、復帰後に登場した桜島1号を旧1号と呼称するのが一般的である。
当初は目が薄いピンク色になっており、このことは後のリメイク作「仮面ライダー THE FIRST」でも受け継がれている。
また、桜島1号の時点でスーツ修復の過程で現在親しまれ、後に繋がる真紅の色へと変わった。
後のオールライダー出演やゲーム出演などで有名になっているのは、藤岡弘が番組にレギュラー復帰した際に誕生した、俗に言う新1号である。
この頃になると番組人気も安定していたせいかスーツの作りこみもアップしており、今も有名な仮面ライダー像として非常に定着するなど、完成された造形になったと言えよう。
新1号となった経緯は再改造を行ったという以外、実は本編だと判然としない。
「パワーアップのため、わざとショッカーに捕まって死神博士の改造を受けた。その際自己催眠で洗脳を退けたことで理性を保っている」、「鍛錬によってパワーアップ」したなどがある。現在は後者が公式で取り入れられているようだ。
この頃からライダーファンに有名なあの変身ポーズが本格的に導入されている(厳密には旧1号時代の劇場版)。しかしポーズを導入した元祖は2号である。
必殺技はいろいろ存在するが、特に有名なのは2号を含めて言うまでもなく「ライダーキック」である。
大きく跳躍した後、敵に飛び蹴りをかます→敵が爆死という流れが有名だが、初期はいろいろ模索・迷走していて死に方は様々だった。
今では、この「爆発エンド」が一番子供受けが良かったためか、後のライダーのスタンダードな死に様となった。
さらに1号特有の必殺技として有名なのは、旧1号時代におやじさん(立花藤兵衛)との特訓で編み出した新必殺技、「電光ライダーキック」である。
これは後のゲーム作品などでしばしば最強技として設定されているが、平成ライダー客演ではほぼ見られない。
『仮面ライダー THE FIRST』と『仮面ライダー THE NEXT』に登場するリメイク仮面ライダー。
設定は初代を踏襲しているが、改造人間の悲哀をより平成版らしく表現されているのが特徴。ワイルドな藤岡弘、の本郷猛とは違い、黄川田将也演じる本郷猛は現代の好青年といった形で描かれている。
ちなみに黄川田版の仮面ライダー1号は、描写の都合から力の1号になっている。
仮面ライダー生誕45周年+スーパー戦隊シリーズ40作品を記念して「スーパーヒーローイヤー」と銘打たれた2016年。そのプロジェクトの映画第1弾として、同年3月16日に映画「仮面ライダー1号」が公開となる。「仮面ライダー1号(映画)」の記事も参照。
本作の45年前に改造手術を受けた本郷は、3年前から海外で活動していたが、ある少女の危機をきっかけに、再び日本に帰国することになる。 あまりにも長い間戦い続けてきた本郷の身体には限界が見え始めているが、ショッカーが狙う少女、そして新たな組織「ノバショッカー」、日本に訪れる最大の危機。最初の戦士にして伝説の男・本郷猛は「変身」し、仮面ライダーの名を継ぐ今代の戦士である「仮面ライダーゴースト」天空寺タケルらと共に戦いの渦中に飛び込む…。
何と藤岡弘、演じる仮面ライダー1号・本郷猛が再び主役を演じる。何と44年ぶりの単独主役。
旧1号(桜島1号)のデザインをリファインした新スーツ、新たなマシン「ネオサイクロン」などの登場により、新たな仮面ライダー1号が蘇る。
本作は公開時の最新ライダー「仮面ライダーゴースト」と連携しており、同作の登場人物が登場する他、同作にも仮面ライダー1号が登場しているシーンがある(この時の声優は稲田徹)。映画の公開に先駆け、作中で登場人物からタケルに仮面ライダー1号のグッズが手渡された。
オリジナルでは藤岡氏、『THE FIRST』『THE NEXT』では黄川田氏が演じているが、客演やゲーム作品では俳優を起用せず、声優による代役をたてている場合が多い。また、藤岡氏が怪我で降板している間も代役がたてられていた。以下は各作品で本郷猛 / 仮面ライダー1号を演じた声優である。
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最終更新:2024/12/05(木) 09:00
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