札幌市単語

サッポロシ

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札幌市(2020年11月1日時点)
面積 1121km2
人口 約1,961,000人
スズラン
の木 ライラック
札幌市旗




石狩振興局
石狩市江別市北広島市恵庭市千歳市
石狩:当別町
後志総合振興局
小樽市
:喜茂別町、京極
余市井川
胆振総合振興局
伊達市

札幌市とは、北海道道央地方にある北海道一の政令指定都市であり、北海道庁および石狩振興局所在地である。1922年(大正11年)に制施行、1972年昭和47年)に政令指定都市へ移行し現在に至る。

札仙広福と呼ばれる地方中枢都市の一つで、その中で最大の人口、約196万人弱を誇る。そして、内の人口の約35は札幌市民で、北海道および北日本では最大の人口規模を誇る。また、日本全体で見ても横浜市大阪市名古屋市に次ぐ4番の人口を擁する。なお、一時は人口増加が顕著(1989年代には約50万の人口増加があった)であり、200万人突破も時間の問題といわれたが、拓銀破綻に端を発する不気などが起こったため、人口は190万あたりで停滞、微増に留まっており、今日では200万突破は、特別な事情が発生しない限りは実現しないという見方が強い(197万あたりで下降すると見られている)。

ちなみに、開墾から150年足らずで200万人近い人口を有する都市に発展するなど、人口増加率は先進国でも屈であり、1960年には60万人弱だった人口が2010年には190万人を突破、50年間で130万人も増加した計算になる。

度々様々な場所でオフ会が発生し、とらのあなアニメイトゲーマーズメロンブックス等のヲタクショップもある、北海道内最大のヲタクスポットでもある。

地名の由来

札幌」という呼び名はアイヌ語に由来するものだと言われているが、については定説がないのが実情である。較的よく知られているものでは、「sat-poro-pet サッ・ポロ・ペッ(いた・大きい・)」に由来するという説や、「sar-poro-pet サリ・ポロ・ペッ(その原が・広大な・)」に由来するという説などがある。
ここでいう「」とは、札幌市を流れる河川の代表格である豊平川のことをしているとされるが、その豊平川名前アイヌ語の「tuy-pira トゥイ・ピラ(崩れた・崖)」に由来している。

なお、札幌市内の地名にもアイヌ語由来のものがいくつか見られる。札幌市内に限らず、北海道において「内」とか「別」とか「寒」などの字で終わる地名の多くはアイヌ語由来のものだと思って良い。札幌市内の例を挙げると、

  • 駒内(まこまない) : マクオマナイ(にある)に由来すると言われている。
  • 厚別(あつべつ) : アシリペッ(新しい)、ハシペッ(カンボクの中を流れる)、アッペッ(オヒョウダモのある、もしくはの取れる豊かな)など諸説あり。厚別の上流には「アシリベツの」がある。
  • (つきさむ) : チキサプ(われらが木をこするもの)、チケシサプ(丘のはずれの下り坂)などの説がある。

地理

位置

札幌市は石狩川の流域に広がる広大石狩平野の南西部に位置する。
言葉で説明してもピンとこない人のために図解で説明すると、以下の通り。

札幌市の位置拡大

一言でいうなら北海道菱形部分の左下、もしくは尻尾渡島半島)の付け根あたりの位置であり、やや日本海側寄りである。そのため、気候は多日本海側の特色がよく表れている。
右の拡大図を見るとわかりやすいが、札幌市はに面しているようでギリギリに面していない。ただし、小樽市もしくは石狩市方面に少し移動すれば石狩湾に出るので、札幌市民にとって決しては遠い存在ではない。また、小樽市、そして苫小牧市が外港として発展することになった(石狩市石狩川河口の土堆積がしいため大規模な港は作られなかった)。

ちなみに、札幌市の行政の中心となる役所本庁舎の位置は、東経141度21分16、北緯43度03分43。これは、ヨーロッパ都市でいえばローママルセイユなどとだいたい同じくらいの緯度ということになる。

札幌はでっかい

思わず「でっかいどー」と言いたくなるくらいでかいことに定評のある北海道だが、所在地である札幌市も相当でっかい。その面積1121km2…と言ってもほとんどの人はどのくらいの広さなのかピンとこないと思うので、2012年平成24年1月4日時点のデータを基に他の市町村較して説明すると、

となっている[1]。全1700をえる数の市町村がある(2012年時点)ことを考えると、いかに広い域を持っているかがわかると思う。この駄な広さのせいで、札幌市は人口200万人近くを擁する割に、日本の他の大都市べると人口密度が低めである。参考までに、2003年平成15年9月1日時点では全市町村5番の大きさであった。

もちろん札幌市がはじめから広大域だったわけではなく、これまでに幾度かの合併を経て域を少しずつ広げている。札幌市が最後に他市町村と合併を行ったのは1967年昭和42年)のことで、それ以降は一部地域の編入や測などでわずかに域が変動したくらいでほぼ現在域を維持している。

なお、たしかに人口密度は低いのだが、都市面積の約半数は後述するように野原始といわれる森林地帯や定山渓、札幌岳といった山岳地帯であるため、可住地面積率で考えると過密状態でもある。

札幌は地理的な変化に富んでいる

すすきの
アシリベツの滝
札幌は発展した都市部と豊かな自然の両方を内包する、変化に富んだ土地である。

以上の通り広大域を持っていることもあり、同じ内であっても場所によって地理的な特色は大きく異なる。

たとえば、先ほど石狩平野の南西部に位置すると書いたが、域の南部西部は山地になっている。この山地が域のかなりの部分を占めており、その一部が支笏洞爺国立公園定されているほか、手稲山や札幌岳のような標高1000mをえる場所もある。当然山地に人はほとんど住んでおらず、人口は域の北東部にあたる平野部に集中している。日本の大都市の中でも札幌市の人口密度が低めなのは、こうした人がほとんど住まない山地の存在に起因しているのであって、決して都市部の人口密度がスカスカというわけではない。
ちなみに札幌市内の最高地点は南区定山渓の地にある標高1488.1mの余市岳、最低地点は北区にある標高1.8mの地点であり、1500m近くもの標高差が内に存在していることになる。

札幌に対するイメージとして、「北海道といえば大自然だから、札幌もきっと自然に溢れている」と思っている人もいれば、「日本有数の人口を擁する札幌は当然都会だ」と思っている人もいるだろう。どちらも間違ってはいないが、しかしこれらは多様な姿を見せる札幌のほんの一面に過ぎない。地にはビルや住宅が立ち並び、人々が多く往来する賑わいのある都市が広がっているかと思えば、そこから少し山のほうへ向かえば豊かな自然を楽しめる…こうした都会と自然との調和が、札幌の魅のひとつなのだ。

札幌市内の主な山

札幌都心部
札幌市役所から撮都心部からさほど離れていない場所まで山が迫っているのがわかる。
  • 藻岩山 (標高約531m)
  • 円山 (標高約225m)
  • 手稲山 (標高約1023m)

藻岩山札幌を見渡せるスポットとして知られており、都心からそれほど離れていない場所からロープウェイが出ている。円山も都心部の近くにあり、麓には円山公園北海道神宮がある。手稲山は札幌オリンピックの会場のひとつであった他、山頂には内各放送局の送信所があり、ここから道央一円の幅広い地域に電波が飛んでいる。

札幌市内の主な河川

豊平川
から豊平川の下流方面を望む

札幌市の河川は大きく石狩川系・新系・系に分けられる。

なかでも札幌を代表する河川と言えば、札幌市の最南部付近にを発し、定山渓・札幌市を流れる平川であろう。豊平川は札幌市の水道水の多くをまかなう、いわばがめのような存在である。

今でこそ市民の憩いの場としてしまれている豊平川だが、開拓時代は毎年のように洪水を起こす暴れであったそうな。そんな豊平川も、各種の治工事により近年は洪水に悩まされることも少なくなった。
また開拓時代から昭和中期にかけて下をそのままに流していたため、人口が増加するにつれて質の悪化が深刻になっていたが、下処理場の整備などを行った結果質は回復に向かい、サケの遡上も見られるようになった。

自然

前述の通り域の多くを山で覆われた札幌は、野生の動物植物が多く生息している。また、円山動物園北大植物園、それに各所に較的大規模な公園があり、大都市としては自然と触れ合える機会が多いといえる。

動物

北海道に生息する動物の代表格といえば、ヒグマエゾシカキタキツネなどであるが、札幌市内にもこれらの動物が生息している。基本的に山で暮らしていることが多く、住宅地での情報西区西野地区などの山に隣接した地域がであるが、稀に中に姿を現すこともある。2011年平成23年には都心部に近い円山公園旭山記念公園付近で、2021年令和3年には東区の住宅街でヒグマが目撃され、後者はケガ人が出るなど騒ぎになった。

なお、Gの通称で呼ばれるくて憎いアンチショウは、厳寒の北ということもあり、最近まで情報がほとんどなかった。…が、近年気温が上昇しつつあるか、一部で見かけたという情報がチラホラ。今のところ、すすきの飲食店、某ラーメン店T、某大学のK寮、円山公園などで情報が挙がっているらしい。

の終わりにはという、ポンポンみたいなのがついたが飛び始める。が飛び始めると1~2週間くらいで初雪が降るといわれており、冬の風物詩となっている。内地ではあまり見られないことや、すぐに弱って死んでしまうことからげなとのイメージを持つ人もいるが、その正体はアブラムシ仲間であり、に付着して取れなくなったり、口やに入ったりするので迷惑がる市民もまた多い。

植物

春の風物詩ともいえるサクラは、毎年5月上旬ごろに開する。札幌市民にとってサクラとは入学卒業シーズンではなく、ゴールデンウィークくらいのというイメージである。ウメも同じくらいの時期に開し、平岡公園などは花見客で賑わう。

になると北海道大学周辺などでポプラの種が舞い、の訪れを告げる風物詩になっている。

イチョウモミジなどの紅葉10月ごろ。

あまり知られていないが、実は日本におけるラベンダー栽培発祥の地であり、内に幌見峠東海大学札幌キャンパス真駒内滝野霊園の頭大仏羊ヶ丘展望台の裏手などラベンダースポットが点在している。富良野ラベンダーは遠すぎて行きにくいという人にはオススメである。

気候

どか雪なう
札幌では、このような日常茶飯事である。

はとにかくドカドカが降る。政令指定都市だから大丈夫…などと油断して自転車を外に放置したりすると、翌年の重みでぺしゃんこに潰れたの塊が発掘された、なんてことも起こり得る。このような積雪地帯にこれだけの人口が集中する都市が存在するのは世界的にもしいことらしく、寒冷地であるカナダロシア民からも驚かれるらしい(寒さは上回っても降はそこまで多くない)。ちなみに都市部では例年10月11月頃に初雪が観測され、積雪が0cmになるのは3月下旬~4月上旬である。

また、が降りやすい土地である(=放射冷却のを受けにくい)ことから内の他の地域よりは多少マシではあるが、の寒さも厳しい。どのくらいの寒さなのかといえば、に外で洗濯物を干せば当たり前のように凍結し、抜きをせずに長期間ければ管が凍って破裂する程度である。

そのため、札幌を含む北海道の建造物は本州べると全体的に密閉性に優れ、外部の気温に左右されにくい構造になっている。このように断熱性に優れた住居があるおかげで室内は快適な温度に保ちやすく、北海道あるあるネタでよく言われるような「に暖房をガンガン効かせた部屋アイスを食べる」民はガチで存在する。当然、外は季節相応に寒いので、某病弱少女真似をしてに薄着で外に出てアイスを食おうものなら病院送り余裕である。

時間はかなり短い。日の出から日の入りまでの時間は冬至の日周辺で9時間程度しかなく、東京よりも45分程度短い。特に日時間のさは相当なもので、東京より25分程度い。

は近年ヒートアイランドもあって都市部はかなり暑くなり、気温が30度を越える真夏日も増加傾向にある。避暑のつもりで札幌旅行に来たが、気温が35度近くになってガッカリする観光客の様子はよくローカルニュースで流れる。とはいえ、不快数は本州の大都市べると低めであり、幾分過ごしやすい気ではある。
梅雨台風にはあまり縁がない場所と思われがちだが、札幌でも梅雨と同じ時期に天気の崩れる日が続くことがあるし、2004年平成16年)には台風によって北海道大学ポプラ並木が折れるなど大きな被害を受けている。

時間が短い札幌であるが、対照的に時間はかなり長い。夏至の日の時間は東京より50分程度長く、日の出の時間は30分ほどい。木も眠る三つ時を過ぎれば、もうみはじめる頃である。

歴史

開拓以前

札幌は開墾されて間もない都市歴史は浅いが、それ以前にまったく人が住んでいなかったわけではない。札幌の各所で開拓以前のものと思われる遺跡や遺物がいくつか発見されており、人の生活自体は古くから営まれていたことがえる。

中世になるとアイヌ文化が成立する一方で、和人の夷地進出もはじまり、アイヌと和人との交易や衝突なども起こった。そんな中、時の下人夷地の支配を認められた蠣崎氏松前姓し、松前を形成した。松前現在札幌付近をはじめとする地域にイシカ十三場所を開き、アイヌとの交易を行っていた(後に交易権を商人に委託)。

18世紀に入りロシアが南下の動きを見せると、江戸幕府は夷地を松前から取り上げ直轄支配とし、ロシアの動向に備えた。その後日露の緊が緩んだため、1821年(文政4年)に再び松前夷地支配が委託された。
1854年(安政1年)に日条約が締結されると江戸幕府は館奉行を設置し、翌年には再び夷地を(一部を除き)直轄地としたが、時代が明治を迎えるとその支配は新政府に移行されることになる。

開拓使時代から太平洋戦争終結まで

赤レンガ
赤レンガ」の通称でしまれる北海道庁旧本庁舎は、札幌歴史を今に伝える建造物のひとつ。の重要文化財にも定されている。

やがてロシアが更に南下政策を推進するようになると、当時の維新政府はこれを警して夷地の開拓を早急に進めることになった。札幌の開拓もこの流れの中で計画されることになる。

明治維新の後の1869年(明治2年)には夷地を北海道称し、また開拓使が設置され、札幌本府の建設が始まった。開拓使の判官であり、後に「北海道開拓の」とも呼ばれる義勇(しま よしたけ)は当時原野も同然だった札幌の地に世界的な大都市を造るという壮大な計画を考え、札幌開発の基本的な構想を打ち出した。は開拓使長官との対立の末、志半ばにして罷免されてしまうが、状の整然とした並みなど根本的な部分はの構想を受け継いでいる。

この頃から東北北陸地方出身者を中心とする移民札幌近辺へと渡り、農を築いていったが、十勝で大発生したバッタ札幌に飛来して農作物を食い荒らしたり、ヒグマの襲撃で死傷者が出たり、豊平川石狩川氾濫したりと様々な苦労があったという。それがなくても、と寒さの厳しいこの土地を開発することのつらさは想像に難くないことである。だが、そうした先人たちの苦労が、やがて小樽函館を抜き北海道第一の都市に成長する札幌の基礎を築いたのである。

行政面では、紆余曲折を経て1878年(明治11年)に札幌区役所が設置され、周辺の々を含めた広域が札幌区役所の管轄となるが、1884年(明治17年)には混乱を避けるために地のみを札幌区と称し、周辺の諸札幌○○と呼ばれるようになった。更に1899年(明治32年)には北海道区制が施行されたことにより、札幌区は自治体となった。それから札幌区は周辺の諸と次々に合併を行い、そのさなかの1922年(大正11年)には制を施行して札幌市となっている。

1882年(明治15年)には開拓使が止され、代わって北海道札幌根室函館の3県が設置されるが、わずか数年で3県とも止になり、札幌北海道庁が置かれた。

1937年昭和12年)には東京とともに1940年昭和15年)のオリンピック開催地に決定したが、戦争による際情勢の悪化により、1938年昭和13年)に開催を返上することになった。太平洋戦争中は札幌付近もアメリカ軍爆により被害を受けたという。

戦後

太平洋戦争が終結すると札幌にも占領軍が進駐し、重い空気に包まれた。そんな中、1950年昭和25年)には市民元気づけようと第1回さっぽろ雪まつりが開催された。以降、さっぽろ雪まつりは毎年開催され、現在のような大規模な祭りへと発展していく。

1970年昭和45年)には札幌市の人口が100万人を突破した。

1972年昭和47年)は札幌にとって転機となる年であった。戦前に一度開催を返上したオリンピックの招致が実現し、札幌はその名を世界に知られることになった。オリンピック開催の前年には札幌初の地下鉄が開業するなど、インフラ面での貢献も大きいものであった。
オリンピック開催の約2ヶ後には川崎市福岡市とともに政令指定都市へと移行。当時は中央区北区東区白石区・豊区・南区西区の7区体制であったが、1989年平成元年)に西区からは手稲区が、白石区からは厚別区が、それぞれ分区によって誕生した。更に1997年平成9年)には豊区から清田区が分区により誕生し、現在は10区が札幌市の行政区として存在する。

観光

羊ヶ丘展望台 さっぽろ雪まつり さっぽろテレビ塔 平岸高台公園 札幌市時計台
羊ヶ丘展望台 さっぽろ雪まつり
初音ミク
さっぽろテレビ塔 高台公園 札幌市時計台

前述の通り、札幌市はオリンピックの開催をきっかけに、観光都市として世界的に知られるようになった。おそらくこの記事を見ている人も「札幌観光都市」というイメージを持たれている方が多いのではないだろうか。

札幌観光名所として代表的なのは時計台や、テレビ塔や、北海道庁旧本庁舎(通称「赤レンガ」)や、クラーク像などである。

だがこのうちの時計台が「日本がっかり名所」として登録されている。その理由としては
「周りに木が多くて邪魔臭い」
「すぐ横にビルがあって雰囲気ぶち壊し」
「しかも時計台自身が思ったより規模が小さく、周りのビル群に全に押されてしまっている」

などが挙げられる。どのくらいがっかりなのかは、上にある画像を見ればイメージできるのではないだろうか[2]

しかしテレビ塔の展望台からの色は大通公園を一望でき、赤レンガでは北海道の歩んできた歴史に思いを馳せることができる。クラーク像の後ろにはヶ丘の見らしの良い色が広がっている。それ以外にも、藻岩山円山公園すずらん丘陵公園前田森林公園など、あまり知られていない場所も含めて名所は数多い。
札幌に溢れ、風景美しいである。

大通公園においてYOSAKOIソーラン、オータフェスト、ホワイトイルミネーションさっぽろ雪まつりと期間中200万人近い来場者を集める大イベントが行われている。なかでも、2010年平成22年)に行われた第61回さっぽろ雪まつりニコニコ的に有名であろう。
また、毎年になると豊平川花火大会が開催され、夏の風物詩となっている[3]

2015年には札幌市の夜景日本新三大夜景のひとつに選ばれた。状の整然とした並みが煌めく夜景自体の美しさもあるが、藻岩山さっぽろテレビ塔などの定番どころから旭山記念公園幌見峠などの場スポットまで眺望スポットに恵まれているのも要因であろう。

産業

産業の種別ごとに就業者数を見ていくと、第三次産業に従事する人の割合が最も多く、21世紀に突入するあたりで全体の80えている。先に記した盛んな観光産業が特徴的だが、歴史的に本州からの入植者が多く言葉の訛りが較的少ないため、コールセンターの立地も多いと言われる。また、北海道大学マイクロコンピュータ研究会を流にした技術者の活躍もあってIT産業も発達し、アメリカ合衆国シリコンバレーをもじってサッポロバレーと呼ばれている…らしい。桃太郎電鉄シリーズでお染みのハドソンも、前述の研究会の流れをんでいる。

北海道開拓時代の札幌は、北海道大学の前身である札幌学校農業の発展に大きく寄与したこともあり、かなり農業が盛んであった。札幌都市として発展するにつれて農業の規模は縮小していったが、現在タマネギホウレンソウレタスカボチャなどを生産している。

他には、後述するように食品製造業が昔から結構盛んである。

食文化

札幌は、鮮やジンギスカンスイーツなど内のグルメが集まる食の集積地としても知られる。それだけでなく、味噌ラーメンスープカレーといった料理札幌で生まれ、三重赤福と並ぶ定番の土産物「白い恋人」の石屋製菓や、生チョコレートで有名なロイズコンフェクトといったメーカーも存在し、札幌そのものも食の名産地となっている。サッポロビール(現:サッポロホールディングス)や雪印乳業(現:雪印メグミルク)なども、元は札幌を創業地として拡大していったメーカーである。
一方でジンギスカンキャラメルのような明らか地雷臭漂う品もあり、そっち方面の好事をも唸らせている。

地味ご当地グルメとして、札幌を中心に展開している「みよしの」という店では、カレーの上に餃子をのせて食べる「ぎょうざカレー」というものが提供されており、ケンミンSHOWでも紹介された。カレーと言えば、2000年代くらいまで「リトルスプーン」という店があって、それなりの味とコスパが好評だったのだが、ルー提供元変更により味が変わってしまい、客離れが進んだ挙句全店舗閉店してしまった。ちなみにこのリトルスプーンという店は、かつては関東地方にも出店していたらしい。

円山エリアには寿司の「すし善」、フレンチの「コートドール」「モリエール」、和食の「エルムガーデン(旧エルム山荘)」といった文化人や有名人がおびで訪れる店がある。

国道230号の喜茂別町とのにある中山は、内各地で売られている「あげいも」の発祥地である。

交通

札幌季の積雪によって自動車自転車での移動に困難が伴うほか、人口200万人近くを有する政令指定都市としては公共交通機関がやや貧弱であり、交通弱者にとっては不便な面もある。

道路

札幌市の道路交通は、ならでは・北海道ならではの特徴がいくつかある。以下でその例を挙げる。

が広い
期の積雪幅が狭くなるため、幅に余裕を持たせている道路が多い。また、歩が充実している。なんでもないような生活路に歩が設けられていることもしくない。
ちなみに札幌市の道路均幅員は100m道路で有名な自動車名古屋市をもぎ、政令指定都市中最も広い。
道路の敷設が整然としている
較的新しい時期に計画的に造られた都市ということもあり、並が整然としていて美しいのが札幌の特徴のひとつである。なお、この都市計画は京都市を見習っている。だが、京都ほど道路が狭隘じゃない(前述の降対策のため)ので、交通事故誘発の原因となる一方通行は少ない。
ガードレールや中央分離帯が少ない
ガードレールや中央分離帯は除雪の妨げになるため、設置していない場所が多い。
信号機は縦向きのものが多い
横向きの場合はが多く積もり、落時に危険が伴うため。
未だに電球信号機が現役
上の項とも関連。
一般的にLED信号機はランニングコスト面で有利とされており、全的にみると徐々に電球信号機からの置き換えが進んでいる。しかし電球信号機は、電球から発せられる熱によって融が可であり、の多い地域でも信号機の視認性を確保しやすいという特長がある。一方LED信号機器にが積もってしまうと融けずにそのまま残ってしまい、器の視認性が落ちてしまう。これを解決するために除雪や融を試みると、かえってコストが高くつくため、札幌市などのでは他の地方ほど信号機LED化が進んでいない。
ただし、近年はが積もりにくいLED信号機が登場しており、札幌市内でも一部で設置されている。
都市高速道路がない
高速道路道央自動車道札樽自動車道の2路線が通っている。しかし、東名阪福岡など大都市にありがちな都市高速道路札幌にはい。これは道路が広く他の大都市べて渋滞が少ないことや、バイパス道路が数多く整備されているために都市高速道路の必要性がいためである。ただし道央道札幌インターと札樽道札幌西インターの間は均一料となっており、大半の部分が高架である。正式な都市高速ではないが、都市高速っぽい作りになっている。
右折専用レーンが少ない
かなり交通量の多い幹線道路であっても、重要な交差点以外では右折専用レーンが分岐しないことが多い。そのため、片側2線の道路で右側のレーンを走っていると、前の右折に引っかかってしまう可性がある。
期のの危険性
滑りやすくなるのは言わずもがなによってできた轍や凸凹も侮ってはいけない。ベテランドライバーであるはずのタクシーの運ちゃんですら、轍にはまって抜け出せなくなるが見られる。特に自転車を含む二輪車を走るのは避けたほうが良い。
ちなみに札幌自動車学校では、実技で「講習」というものを受けることができる。この講習は、での急ブレーキ・急ハンドルの危険性や轍の対処法を身に着けることを的として実施されるものである。自動車学校によっては受講すると手稲の試験場に連れていかれ、急ハンドルを切ってスピンする様を身をもって体験できる、非常に楽しいリリングな講習となっている。なお、手稲の試験場はを撒くことにより摩擦係数の少ない路面を再現できる設備が整っており、 期以外でも講習を受けることが可である。
同じ交差点に立ってる信号機であっても、信号機ごとに地名の表示が違う
ある意味外から来た来札者を最も困惑させるのが、信号機に付いてる地名表示プレートであろう。外では交差点ごとに名前が設定されており、それを地名表示プレートに表示するため、同じ交差点に設置されている信号機であればすべて同じ地名表示となる場合がほとんどである。しかし、札幌をはじめとした北海道全般では、交差点に個別の名称を付することは少なく、その信号機が実際に立っている地名を地名表示プレートに表示する。
たとえば、道路を挟んで東側の区が「北23条西4丁」、西側の区が「北23条西5丁」である場所に交差点がある場合、その交差点に設置されている信号機の地名表示プレートは、東側の区上に立っているか西側の区上に立っているかで表示が異なる(東側は「北23西4」、西側は「北23西5」といった表示になる)。 
図解
北23西5 北23西4
←北23条西5丁 │││ 北23条西4丁
←北23条西5丁 │││ 北23条西4丁
北23西5 北23西4

地元民にとっては今いる場所の住所が正確にわかるので有難いのだが、観光客にとってはすすきの狸小路などの有名スポットにある交差点もこの方式で表示されて場所をイメージしづらいという欠点があり、近年こうした交差点については順次固有名のついたプレートに差し替えられている。

バス

バス北海道中央バスジェイ・アール北海道バスじょうてつバスの3事業者が内の大半の路線を有している。この3事業者の路線のうち、札幌市内完結の路線すべてと、札幌市内を含む路線の一部でSAPICAが利用可。かつては営のバス路線もあったが、現在バス事業全てが民間の事業者に委譲済みである。

国鉄・JR

札幌駅
札幌駅の様子

JR北海道鉄道路線である函館本線千歳線札沼線学園都市線)が通っている。の中心であるJR札幌駅からは、旭川函館釧路帯広室蘭網走稚内など都市まで運行する特急列車や、新千歳空港直通の「快速エアポート」が出ている。内の全てのKitaca(およびKitacaと相互利用可ICカード乗車券)が利用できる。

現在函館本線にあたる北海道最古の鉄道路線が1880年(明治13年)に開業、その後1934年昭和9年)に札沼線の桑園─石狩当別間が開通、1943年昭和18年)には既に開通していた北海道鉄道札幌線を国鉄が買収し千歳線となった。千歳線1973年昭和48年)に線路付け替えが実施され、現在ルートに変更になっている。

かしこれらの路線は電化されるのが遅く、最もく電化された函館本線ですら札幌市電より50年も遅れて電車を導入している。その名残で、(先に電車を運行していた札幌市電と対する意味も込めて)年配の人を中心にJR列車に乗ることを「汽車に乗る」と表現する人もいる。
もっともこれらの路線は、現在内を通る区間すべてが電化されている。気動車の発着もまだまだ見られるが、以前とべると「JR列車電車」という関係は薄れたといえる。

なお、将来的には北海道新幹線札幌駅に乗り入れる予定である。

路面電車(札幌市電)

札幌市電
札幌市電

大通・すすきのなどの都心部と、中央区の山地区とを環状に結ぶ路面電車札幌市電)が走っている。全線でSAPICAが利用可

最盛期にはこれ以外にも多くの路線を有していた札幌市電だが、モータリゼーションの進行に伴い渋滞の元とされ、次第に地下鉄等に代替される形で規模を縮小。1974年昭和49年)には西4丁すすきのを残して全て止になってしまった。一時期は電全も検討されたが、市民の熱望により西4丁すすきの間は止を免れている。

その後、世界的に路面電車の実用性が見直されつつある情勢を受けて、西4丁すすきの間をつなげてループ化させる計画が持ち上がり、平成27年12月20日開業。これにより、前通りに電が44年ぶりに復活することとなった。ついでにこの開業により、西4丁停留所とすすきの停留所の間に狸小路停留所も新設された。よかったね。

国鉄・JRの項で記した経緯から、もっぱら札幌市電のことをして「電車」と呼ぶ人もいる。ただし地下鉄の登場やJR路線の電化、他地方からの訪問者の増加もあって、最近は電だけをして「電車」と呼ぶ人は以前ほど多くない…かも知れない。

電車にはラッピングを施されていることも多いが、そのひとつがあの雪ミク電車」である。

地下鉄

1972年昭和47年)の札幌オリンピックの開催が決定すると、既存の交通機関では輸送が不足することから地下鉄が建設されることになった。オリンピック開催前年の1971年昭和46年)に南北線が開通、これにより札幌市は全で4番地下鉄が走る都市となった。その後東西線東豊線と開通し、現在は3路線が存在する。全SAPICAを利用可

札幌市営地下鉄ゴムタイヤ方式という独特の技術を採用していることで有名である。ゴムタイヤ方式は騒音の減衰や加速減速性、急勾配に対応できるなどの点でメリットの大きい方式だが、その独特な方式は車両の譲渡や他社線への乗り入れを困難にしている。

私鉄

いわゆる私鉄は通っていない。かつて定山渓鉄道(現:じょうてつ)という東急系の私鉄が存在したが、モータリゼーションにまれた上に、札幌市営地下鉄南北線建設の際に用地を利用するため1969年止された。鉄道事業から撤退したじょうてつ現在路線バス運営などを行っている。

その他の交通事情

丘珠空港という空港があるが、外からであれば千歳市苫小牧市にある新千歳空港を利用する人がほとんどなので、丘珠空港の存在そのものを知らない人も多いのではないだろうか。

地理の項で記したとおり札幌市はに面していないため、港は存在しない。また、札幌市のすぐ近くにある札幌港(石狩湾新港)には客航路の定期便はない。 

道外から札幌へ来るには?

路経由で新千歳空港を利用するのが便利。新千歳空港からJR千歳線や各種空港連絡バスに乗れば、40分~1時間程度で札幌市内に行ける。
路利用以外では新幹線と在来特急を乗り継ぐ、フェリー小樽苫小牧まで行き鉄道等に乗り継ぐなどの方法もある。

ヲタク的な面を見てみよう

札幌のヲタク街
北海道最大のヲタク街を形成する二番通りの一帯。右側の建物アニメイトなどがある丸大ビル。左側の建物にはとらのあなネットカフェがある。
なお、アニメ這いよれ!ニャル子さん」には、こことそっくりな背景が登場した。 

大通公園から西1丁、西2丁の間を通る「二番通り」を南へ向かうと、とらのあながあり、すぐ横のビル(丸大ビル、通称ヲタビル)にアニメイトメロンブックス札幌が創業地)、らしんばんなどのショップが入居しており、この隣接状況は本家秋葉原に近いものがある。更に近隣にはアニブロゲーマーズまんだらけもある上、丸大ビルの隣には札幌でもかなりの規模を誇るブックオフも存在する。

元々二番周辺は古着屋やアイドルグッズ店、リサイクルショップライブハウス映画館喫茶店といった施設が多数集まるサブカルな側面が強い一帯であった。

ゲーメストが展開していた同人アニメグッズショップである「マルゲ屋」の札幌店がこの地にあったが倒産による逃げ閉店。旧狸小路アルシュビルにあったアニメイト札幌店が丸大ビルに移転し、メロンブックスも移転。そして同人最大手のとらのあなが進出し、中古同人グッズの専門店であるらしんばんも開店、今のような状態になってしまった。電車通りの東急ハンズの向かいにあったブックオフも移転、丸井今井南館にはジュンク堂が開店し、場所柄コミックを入れている。丸大ビルの向かいにあるダイソーが入居している富樫ビルでは定期的イラスト展やコスプレイベントが行われている。

この一帯は丸井今井デパートや、池内ビルといったファッションビルも多い。至極っ当な人達が通りを行き交う前でとらのあなスピーカーから「♪とっらだっよっ こっこだっよっ」大音量で流れているのは秋葉原日本橋では見られない妙なである。
地下鉄でこの一帯に来るには、大通駅35番出口が便利。バスの場合は南1条バス停の前。札幌駅からでも徒歩15分ほど。

ちなみに、札幌市は「初音ミク」を始めとするVOCALOIDシリーズ開発・販売で知られるクリプトン・フューチャー・メディアや、東方アレンジ楽曲でおなじみのIOSYSエロゲソングアニソンで有名なI'veなどの所在地でもある。
特に初音ミクに関しては、さっぽろ雪まつり像が展示されたり、札幌市電ラッピングが施されたりするなど札幌市とのコラボレーションにはかなりのが入っている。2010年平成22年12月2日には札幌市とクリプトン・フューチャー・メディアが協定を結び、正式に応援キャラクターとして採用された。 

ニコニコにおける札幌、札幌におけるニコニコ

札幌市内ではこれまで様々なニコニコオフが開催されている。例えば狸小路商店をはじめとする内各地で中曽根OFFinSAPPOROの撮が行われ、大通公園では札幌ストップオフ札幌駅桑園駅間の高架下にある公園では、札幌で「ハレ晴レユカイ」を踊るオフ、最近では豊平川河川敷にて「チルノのパーフェクトさんすう教室」を約200人で踊る大規模オフ会が開催された。
これら動画投稿体としたオフ会以外にも、札幌市内(中央区)各所でカラオケなどオフ会が開催されることが較的多い。 

ニコニコ動画公式イベントとしては、2010年平成22年1月30日に「ニコニコ大会議2009-2010 ニコニコ動画(9)全国ツアー」が、2010年平成22年12月18日に「ニコニコ大会議2010-2011全国ツアー ~ありがとう100万人~」が札幌市で開催された。

札幌市を構成する行政区

  手稲区 北区    
    西区   東区  
  中央区 白石区 厚別区
  豊平区
南区   清田区
       
       
     

中央区
面積 約46.4km2 人口 約21.6万人 人口密度 約4650人/km2
交通 JR北海道
桑園駅苗穂駅
札幌市営地下鉄
さっぽろ駅大通駅すすきの駅中島公園駅幌平橋駅西28丁目駅円山公園駅西18丁目駅西11丁目駅バスセンター前駅豊水すすきの駅
札幌市電
西4丁停留所、西8丁停留所、中央区役所前停留所、西15丁停留所、西線6条停留所、西線9条公園通停留所、西線11条停留所、西線14条停留所、西線16条停留所、ロープウェイ入口停留所、電車事業所前停留所、中央図書館前停留所、石山通停留所、東屯田通停留所、小学校前停留所、山19条停留所、静修学園前停留所、行啓通停留所、中島公園通停留所、山9条停留所、東本願寺前停留所、資生館小学校前停留所、すすきの停留所、狸小路停留所
国道
国道5号国道12号国道36号国道230号国道275
札幌駅大通公園すすきの周辺は役所・庁をはじめビルが多数立ち並ぶ、の中核。その一方、円山公園以西は山地となっており、豊かな自然が残されている。内で一、札幌市電路面電車)が運行されている区でもある。
テレビ塔時計台、旭山記念公園北海道神宮などがこの区に所在
詳細は中央区(札幌市)の項を参照のこと。
大通公園
大通公園

北区
面積 約63.5km2 人口 約27.7万人 人口密度 約4360人/km2
交通 JR北海道
札幌駅新川駅新琴似駅、太平駅百合原駅、篠路、拓北あいの教育あいの公園
札幌市営地下鉄
麻生駅北34条駅北24条駅北18条駅北12条駅
高速道路
札幌IC、新IC
国道
国道5号国道231号国道337号
札幌駅を南端に持ち、北海道大学百合が原公園などが所在する。
地形は全体的に坦。地盤は南部の一部を除き、粘土質の土や泥炭からなっていて軟弱である。
札幌市の行政区の中では最も人口が多く、区南部にある地下鉄南北線北24条駅麻生駅の付近は特に栄えている。北部もJR札沼線沿いを中心に住宅地が発展している。
百合が原公園
百合が原公園

東区
面積 約57.1km2 人口 約25.4万人 人口密度 4450人/km2
交通 空港
丘珠空港
札幌市営地下鉄
栄町駅新道東駅元町駅環状通東駅東区役所前駅北13条東駅
高速道路
札幌ICIC、雁来IC
国道
国道5号国道231号国道274号、国道275
北区に次いで札幌市第2の人口を擁する。
地形や地質は北区と似ており、全体的に坦で、一部を除き粘土質の土や泥炭で形成されている。
モエレ沼公園サッポロビール園、第61回さっぽろ雪まつりにてみっくみくにされた栄町駅などが所在
サッポロビール園
サッポロビール

白石
面積 約34.6km2 人口 約20.6万人 人口密度 約5950人/km2
交通 JR北海道
白石駅平和駅
札幌市営地下鉄
菊水駅東札幌駅白石駅南郷7丁目駅南郷13丁目駅南郷18丁目駅
高速道路
札幌JCT札幌IC、北郷IC大谷IC
国道
国道12号国道274号、国道275
札幌コンベンションセンターや、際協機構札幌センターなどが所在する。なお、区内に2つの「白石駅」(JR函館本線地下鉄東西線)があるが、この2つのはまったく別の場所にある。
白石という地名は、現在宮城県白石しろいしし)にあたる地域からの入植者が短期間で開拓を行ったのを見て、その働きぶりに感心した開拓使の岩村通俊判官が、彼らの郷里から名を取って命名したものだという。なので読みは「しいしく」。外から来た人にたまに間違われるが「しいしく」ではない。
JR白石駅
JR白石駅

厚別区
面積 約24.4km2 人口 約13万人 人口密度 約5320人/km2
交通 JR北海道
新札幌駅上野幌駅、厚別森林公園駅
札幌市営地下鉄
大谷地駅ひばりが丘駅新さっぽろ駅
高速道路
札幌IC
国道
国道12号国道274
1989年平成元年)に白石区から分区して誕生。
札幌市の行政区のなかでは最も面積が小さい。新札幌駅を中心に栄え、東部には隣の江別市北広島市まで跨る野幌森林公園がある。また、南部には厚別公園があり、ここにある陸上競技場はコンサドーレ札幌の本拠地のひとつになっている。
新札幌
札幌

面積 約46.4km2 人口 約21.3万人 人口密度 約4600人/km2
交通 札幌市営地下鉄
中の島駅南平岸駅、学園前豊平公園駅美園駅月寒中央駅福住駅
国道
国道36号国道453号
区の南部は山に覆われた丘陵地で人は少なく、地はに北部に広がる。
観光名所として有名な羊ヶ丘展望台や、コンサドーレ札幌北海道日本ハムファイターズなどの本拠地として知られる札幌ドーム、湿原散策を楽しめる西岡公園水曜どうでしょうでおなじみの北海道テレビ放送本社や高台公園などが所在
札幌ドーム
札幌ドーム

清田
面積 約59.7km2 人口 約11.5万人 人口密度 約1930人/km2
交通 高速道路
札幌IC
国道
国道36号
1997年平成9年)に豊区から分区して誕生。豊区と同じく、南部は山に覆われた丘陵地である。
札幌市の行政区鉄道が通っておらず、かつ人口が最も少ない。
区の北部にある平岡公園は「公園」とも呼ばれ、毎年シーズンになると訪れる人々のを楽しませてくれる。
この地域はかつて水田開発が盛んであった。その水田が清らかで美しいことから「清田」と名付けられたという。
平岡公園
平岡公園

南区
面積 約657.2km2 人口 約14.4万人 人口密度 220人/km2
交通 札幌市営地下鉄
澄川駅自衛隊前駅真駒内駅
国道
国道230号国道453号
とにかくデカい。南区だけで札幌市域の約60を占めるという、札幌市の他の区とべると桁違いの広さである。全的に見ても、政令指定都市行政区としては静岡市区、浜松市区に次ぐ全3番の大きさを持つ。
だが区域の多くは山のため人口密度は低く、全政令指定都市行政区中、浜松市区に次ぎ2番の低さである。区の東部にある駒内周辺はそれなりに人の往来があるのだが、区の南方西方はとても政令指定都市の一部とは思えないような風景が広がる。
藻岩山や定山渓、モアイ像で有名(?)な滝野霊園はこの区に所在。かつてはレアメタルの一種であるインジウムを産出する豊羽鉱山が南区地で操業していた。
詳細は南区(札幌市)の項を参照のこと。 
石山緑地
石山緑地

西区
面積 約74.9km2 人口 約21万人 人口密度 2810人/km2
交通 JR北海道
琴似駅、発寒中央発寒駅、八軒
札幌市営地下鉄
宮の沢駅発寒南駅琴似駅二十四軒駅
高速道路
札幌西IC
国道
国道5号
札幌市の行政区の中では2番に広い区だが、最も広い南区較すると1/8以下と、大きくをあけられている。区の西部は山地になっており、地は東部にある琴似駅付近を中心に発展している。
札幌市生涯学習センターちえりあや農試公園、「白い恋人」などで知られる石屋製菓株式会社定史跡の琴似屯田兵兵屋跡などがある。
琴似
琴似

手稲区
面積 約56.9km2 人口 約14万人 人口密度 約2470人/km2
交通 JR北海道
稲積公園手稲駅、稲穂、ほしみ
高速道路
札幌西IC、手稲IC
国道
国道5号国道337号
1989年平成元年)に西区から分区して誕生。
南西に手稲山を中心とした山々を望む。また、北部は札幌市のなかで最も石狩湾)に近い地域で、を越えて数メートルほど移動すればを見ることができる。
JR北海道2位の利用客数がある手稲駅や、運転免許取得・更新で多くの人がお世話になるであろう札幌運転免許試験場、前田森林公園などが所在。北部を走る国道337号オロロンラインの通称で知られる道路の一区間となっている。
前田森林公園
前田森林公園

※人口等のデータ2011年時点のもの

姉妹都市

その他雑多な事項

関連動画

風景・車載動画

オフ会

ニコニコ大会議全国ツアーin札幌

関連コミュニティ

 

札幌市と関連のある項目

札幌市と行政上関連のある項 札幌市にある名所・施設
札幌マスメディア関連 札幌交通
札幌市を舞台とする作品 札幌発の企業ブランド その他札幌と関連のある人物・団体
札幌市で行われる行事 札幌市での出来事など その他
外部リンク

脚注

  1. *▼なお、この順位は北方領土市町村を含まない。もし北方領土市町村を含めると、留別(約1450km2)が高山市浜松市に次ぐ全第3位の面積になるため、札幌市は全21番北海道8番面積である
  2. *▼だが時計台側もその事を逆手に取り、ビルが映り込まないアングルを探し出し、そこに写真の撮台を設置し観光客には概ね好評である。内部は博物館になっており、大時計の構造も垣間見る事ができる(入館は有料)
  3. *▼豊平川花火大会は、以前は三週やっていたが、2007年平成19年)にはそのうち読売新聞北海道支社催の一回が夕張に行き、2010年平成22年)からは朝日新聞花火大会から離脱し、現在北海道新聞UHB花火大会が年一回行われるだけになってしまった
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