来てみろよ石原とは (キテミロヨイシハラとは) [単語記事]

概要

来てみろよ石原とは、本当に子どもを守る気があるとは思えない都条例による創作・架空表現規制への抗議である。
来いよ石原とほぼ同義であるが、皮肉や抗議が目的の場合はこちらの採用を推奨したい。

以下の記述は、一部の人の主張を取り扱ったものです。
ニコニコ大百科全体・未来検索ブラジルの主張ではないことにご留意ください。

表現の自由を理由の１つとした反対・抗議について

そもそも表現の自由を根拠の１つとした抗議がなされていたのは、
性犯罪の増加に影響し得る、性犯罪を助長し得るという主張、
寧ろ理性的なコントロールを促し減少させ得るといういずれの主張についても
絶対にであることを証明し得るものはない筈なのに
反対派や慎重派に対し一方的に悪魔の証明を要求したり恰も、創作や架空表現における性的描写等_(注1)が
少なくとも諸悪の根源の１つであるかのように一方的にでっちあげたられたりしていた_(注2)こと等
寧ろ推進派側が、表現の自由を不当に弾圧する為に子ども達の保護を名目利用しているに過ぎないと見做し得る為。

注1：性的描写等＝創作における性行為に関する描写や、性的行為を伴わないが扇情的な描写。
注2：しかしこれらは寧ろ、司法,行政,報道等による事実誤認や責任転嫁、
　　　あるいは性犯罪や不祥事を起こしてしまった者の自己保身を目的とした責任逃れ・責任転嫁によるものと
　考えるのが望ましいのではないかとの見解もある。

しかし、条例案において残存し・内包されてしまっている事実を基に改悪であると抗議したり
こうした条例の"改正案"を事実上の改悪にしてしまっている問題を提起して
問題の根絶を、さもなくば棄却をと求める人達も
何故か推進派や報道から子どもの敵扱いされてしまっていた。
恐らく、ごく一部の推進派にとって私のような人間は不都合だからであろう。
その為、これまでのロビイングも虚しく、昨冬には"東京都青少年健全育成条例改正案"は
事実上の改悪でしかない不適切な案のまま東京都健全育成条例が成立してしまい、本年７月、施行を迎えてしまった。

都条例改正の経緯の示唆

この都条例改定が提出された経緯の１つに、いわゆる児ポ法の改正が遅々として進まないことを指摘する人もいる。
しかし、法の優先順位の関係上、憲法等より上位の法の関係で不適切極まりないし
いわゆる児ポ法についても、先述のような問題が多数残存してしまっている為、改正案と認めるわけにはいかない。
(日本ユニセフ協会やECPAT 東京による主張・要請がほぼ鵜呑みにされている自民・公明両党による改正案は勿論、
創作や架空表現等を対象外とし、子ども達のアフターフォローや未然防止の為のより実効性のある対策が強化され、
自民・公明両党による法案よりは遥かにマシな民主党案でさえ、問題の本質や根幹への対応が不十分である。
そもそも正確には、児童ポルノ・児童買春に係る法律という現行法名からして適切ではないのだから。)

こちらは議員の先生方や非オタな人達への啓蒙が功を奏しつつあるのか、
審議継続中ではあるが未だ成立には至っていない。不幸中の幸いである。

備考

テレフォノ・アルコバレーノというイタリアの児童保護団体によれば、
日本だけで、２０１１年上半期に６６件、７月に８件ものCAM サイトが通報されている。
しかもこれは、性的表現や扇情的表現を扱う創作や性行為を伴わない写真や映像を扱うサイトが
通報されてCAMを扱うサイトとして反映されてしまったわけでも、水増しされたわけでもない。

また、先日某最悪クラスのペドフィリアサイトが摘発され、その利用者の12%程が逮捕されたが
安堵よりも、本当に子どもを守る気があるのかという疑念が上回ってしまうのは何故だろうか。
CAMの根源となった性的被害への対策強化や児童買春を目的とした子どもの人身売買根絶に向けた国際協力とは、
性的ないし扇情的な電子記録物による間接的被害への懸念に基づく規制や取締りとは何だったのかと思えるのは何故か。
確かに懸念自体は確かに尤もであり、事情について詳しくない人がうっかり賛同してしまうのも已むなしであるが
問題の根幹が看過されている現状、根本的な解決策が不十分なままの現状では、寧ろ不当な弾圧に思える。
性表現や扇情的表現を伴う創作物ないし架空表現等の、性的行為を伴わずとも成立する電子記録や
幼い成年女性のポルノやジュニアアイドルのグラビア等、被写体が実在する電子記録であっても
直接的な性的被害に付随して生成されるという証拠のない電子記録を優先して規制したり、取締ろうとしたりするのは
本末転倒であるばかりではなく、寧ろまさに守るべき子ども達の人権侵害に繋がりかねない愚行だとすら思える。
だからこそ表現の自由を理由とした反対も成立し得るのだが、それを利用するばかりでは居られない。