東方五大老とは (トウホウゴタイロウとは) [単語記事]

本記事では二次創作上の設定ネタを扱っています。
ババア年齢ネタは二次創作でも特に扱いが難しいものの一つです。
用法、用量、使いどころなどを確認のうえ、スキマ送りにならない程度にご利用ください。

東方五大老とは、東方Projectに出てくる五名のキャラクターで構成されるユニットである。

元ネタ

元々の五大老は、安土・桃山時代の豊臣政権下で豊臣秀吉に継ぐ権力を持っていた「徳川家康」、「前田利家」、「毛利輝元」、「宇喜多秀家」、「小早川隆景（隆景の死後、上杉景勝）」の五人の有力大名を表す。

早い話が、五人の偉い人である。

本来の大老には高齢という意味はなく、上記の秀家は就任時20代であった。

概要

東方星蓮船頒布以降にPixiv等で使用されるようになった東方ユニットタグの一つ。
次に挙げられるような花盛りのオールドビューティー達が集う麗しき饗宴の場である。

八雲紫
古い古い妖怪と言われ、孫的な式もいる、押しも押されぬ東方界きっての正統派 BBA。
八意永琳
亀の甲より年の功、人の存在していなかった頃の地球すら知っているインテリ女医系BBA。
八坂神奈子
貫禄溢れるあぐら座りにとってもモダンなヘアースタイル、御粥が得意なみさえ系BBA。
西行寺幽々子
その天真爛漫さは老獪さと裏おもて、紫の親友かつ相方的な存在を務めるおっとり系BBA。
聖白蓮
老女経験は伊達じゃない、ソバージュヘアーに紫メッシュがなんともチャーミングな若返り系BBA。

現状ではこれらのメンバーが揃った時に発動されるユニット名だが、神奈子や白蓮の登場で幻想郷三大婆やババルテットにバリエーションができたように、新キャラや流行によって使用例は移り変わってゆくので、今後の東方Projectならびに東方界隈の展開は生暖かく見つめていこう。

なお、このタグに限らずBBA ネタはあくまで二次創作における内輪ネタの一環でしかない。
使いどころを誤ればただ単にキャラクターを侮辱するスラングと取られるケースもあるので、不適切な場所には持ち出さないようにすること。
（例えば純粋なハートフルストーリーにこの類のタグがつけられ、コメントがBBAで溢れるような仕打ちがあれば、それはなんとも心無い）

興味深い事に「お姉さんに見えるキャラ」オンリーという名目ではあるが『東方霊鷲山』や『とし○えん』などのイベントが開催されるなど、東方イベントとしても彼女達の関係性は１ジャンルを確立しつつある……かもしれない。

ちなみに、この五名に限らず、ゲーム中の登場女性キャラはZUNによれば基本的にみな「少女」である。

　　　本気で闘う場合、少女たちが１対１で闘う事なんてあり得ないんです。（シリアスなストーリーになればなるほど）
　　　だから、あれは彼女達のゲームなんです。遊びとしてみた場合、今度は均等に老若男女が入り乱れる事の方が
　　　不自然になります。だからゲームの中では、容易に少女以外を出す事が出来ない訳です。今までもこれからも。
　　　（幻想掲示板の過去ログより、ZUNの発言）

　　　「だってあれみんな子供だから」
　　　（2007年 8月11日深夜の萎えラジにおけるZUNの発言）

　　　「同じくらいの年代の同じくらいの女の子達ばかり集まってると話が作りやすいから結果的にそうなってしまう」
　　　（2010年 11月23日東大駒場祭講演におけるZUNの発言）

しばしばババアキャラの代名詞的扱いを受ける八雲紫なども、公式テキスト上では「少女」としてしか描写・形容されたことはない。

例：　「妖怪少女」（妖々夢・キャラ設定.txt）、
　　　「僕はこの少女がちょっと苦手である」「か細い女の子の手」
　　　「あの妖怪少女の笑顔は物凄く不吉である」…等など（東方香霖堂）

ただその一方で、とらのあなから刊行された同人誌「東方紫香花　～ Seasonal Dream Vision.」において、ZUN自身が執筆した小説「六十年ぶりに紫に香る花」では、独り言を呟いている八雲紫が博麗霊夢から「ボケ老人みたい」だと言われても気にすることなく「（自分は）呆けているのかも知れない」と返して霊夢を困らせているシーンも存在する。