東鷲宮駅とは (ヒガシワシノミヤエキとは) [単語記事]

東鷲宮駅とは、JR東日本・宇都宮線（東北本線）の駅。埼玉県久喜市（旧北葛飾郡鷲宮町）にあるが、旧鷲宮町（わしみやまち）と異なり「わしのみや」と読む（この点は、東武伊勢崎線・鷲宮駅も同一）。

概要

2面2線の単式ホームを持つ駅である（下りの1番線が地上、上りの2番線が高架にある）。
もともと、貨物駅と東北新幹線の保線基地を併設して作られた駅であり、配線の都合でこのような線形になったのであるが、貨物駅は竣工後ほどなく廃止され、妙な上下線ホームの形状だけが今も残っている。

西側にしか改札口がなく、住宅地や商業施設が西口より賑わう東口には、駅を出て一度地下道を経由しないと向かうことができない。

上り(大宮駅・新宿駅・上野駅方面)	当駅	下り(小山駅・宇都宮駅・黒磯駅方面)
久喜駅	東北本線(普通) 湘南新宿ライン(普通)	栗橋駅

なお、優等列車は通過する。

天然温泉「百観音温泉」が駅を出てすぐの場所にある。褐色で匂いと塩分がきつい「塩化物強塩泉」であるが、泉質は非常に良く施設も充実しているので、機会があったらぜひ足を伸ばされることをおすすめする。
埼玉県道3号線（さいたま栗橋線）に近い。

関東最古の大社「鷲宮神社」までは、当駅から徒歩30分は余裕でかかるので、好天時の散策やハイキング目的で無い限り、徒歩で行こうと思わない方がいい。
以前であれば鷲宮神社へ参拝するには、ひと駅東京方の久喜駅まで出て、東武伊勢崎線に乗り換えて鷲宮駅下車のほうが便利であったのだが、2009年 10月に朝日自動車が東鷲宮駅西口～鷲宮神社入口～加須市川口地区への路線バス（「加須川口循環線」）を開業させた。本数もそこそこ設定されているので、参拝の際は事前にダイヤを調べてこちらを利用するのも良いだろう（ただし、東鷲宮駅西口および、鷲宮神社入口のバス停は少しわかりにくいところにあるので注意。また、車両は一部狭隘区間を通る都合もあり、収容人数の少ない小型バスである日野「ポンチョ」が常用される）。