松野神松とは (ムツゴマイナスゲスとは) [単語記事]

松野神松とは、アニメ『おそ松さん』に登場する7人目の兄弟である。
CV：野島健児

まるで神の如く清き概要

初登場は第21話「神松」。第25話「おそまつさんでした」にも少しだけ登場している。

優しげな表情と金色の瞳、仏のような福耳が特徴。イメージカラーは白。

誕生経緯は本人曰く、「6つ子の人としての善い心」が集まり、6つ子たちと同じ顔の人間として形成されたという。一応、トド松の弟として扱われているが、厳密には松造、松代夫妻から産まれた息子ではない。
『神』の名に恥じぬ善人ぶりを発揮し、チビ太のおでん屋への代金支払いはもちろんのこと、ギャンブルで負けたおそ松に当たり馬券を譲ったり、金欠のチョロ松にアイドルのVIP席を贈呈、十四松のとんでもない暴投を大ホームランで返すなど、兄たちへの敬意は計り知れない。

さらに両親に対しての心配りも完璧で、生後数日で就職し毎月3万円を家庭に入れることを約束している。

だが、このあまりにも出来た弟ぶりに危機感を覚えた童貞クズニート6人は神松殺害を決意。
思い思いの凶器を持ち、部屋に入り込んだ隙を狙ったが、この殺人計画によってさらに漏れた善の心を吸収した神松は、顔や背丈まで変わるほどにパワーアップ。

そして6つ子のアイドル、トト子までも神松と良い雰囲気になってしまう。

しかし、これにブチ切れた6人の悪魔達はCMの間にああなってああ展開してこうなり悪松(cv.杉田智和)を召喚。

さしもの神松も6つ子の人としてクソな部分の集合体には歯が立たず、あっさりと踏み殺されてしまった。

その他の7人目以降の「松」

実は7人目の兄弟というのはおそ松さんが初出ではない。原作漫画「おそ松くん」やそのTVアニメ版にも7人目以降の兄弟（ニセモノ含む）が登場することがあった。そのうちの一部を紹介しよう。

仔ダヌキ
- 酒を飲みに人間に化けて町へ降りた親ダヌキを追いかけてきた。お使いに出ていたおそ松にからかわれたので怒り、おそ松に化ける。
六つ子人形
- おもちゃ会社の社員（アニメ版ではイヤミ）が、六つ子をベースに開発していた商品。見た目は六つ子そっくり。
  しかし開発が間に合っておらず、社長に紹介する際は六つ子をお金で雇って代用しようとしたが大失敗に終わる。その後は社員に乞食に利用された。
  ちなみに原作では、人形が暴走を起こし松野家を大混乱に陥れた。
おそ松ロボット
- 発明品で悪事を働こうとしたイヤミが、その邪魔をしたおそ松への逆恨みから作ったロボット。悪事を働き六つ子の評判を一気に落とした。
六つ松
- 厳密には7人目やニセモノではない。テレビマガジン版で登場。六つ子のうるささに我慢の限界に来た両親が、デカパン博士に頼んで六つ子を合体してもらった姿。背丈が六倍ほどになっており、その力で町中で暴れまわった。そして↓
ミネ松・バスを松・ウエ松・チューモン松・ヘンジ松・名前不明
- 上記の六つ松が合体に使用したマシンを踏みつぶした際に分裂して誕生した、驚異の十二つ子のうちの六人。ただしサイズは六つ子の半分ほどになった。
うそ松（仮、扉絵での名前）
- いつの間にか松野家に紛れ込んでいた、六つ子に酷似した双子（自称はおそ松とチョロ松）。両親も松野家にそっくり。