柿崎とは、スカル小隊所属のステーキとミンメイちゃんが大好きな速雄のことである。
逃げ遅れることを得意とする。
柿崎(本名、柿崎速雄)は超時空要塞マクロスに登場するバルキリー(戦闘機)のパイロット。主人公の一条輝と熟練の凄腕パイロットのロイ・フォッカー、天才であるマックスの陰に隠れているかわいそうなやつ。ただし、事前に評価書類を見た輝からはひよっこ呼ばわりされたが、評価自体は、この時点ではパイロットの才能を発揮していなかった同期のマックスと同レベルの評価であった。TVのバルキリーは量産型の胴体を白く塗装したもの。劇場版でのバルキリーのパーソナルカラーは緑。
マクロスの全包囲バリアが暴走したときに、離脱が遅れ、爆発に巻き込まれて死亡。生き残った輝とマックスとの差は、柿崎はバトロイド形態で走って逃げたが、輝とマックスは、すぐさまファイター形態に変形して空を飛んで逃げたかである。彼は出撃前にサーロイン・ミディアムステーキ(特大)を食べるはずだったが出撃命令が出たために食べ損ねてしまった(実際はスタッフの慈悲により一切れだけ食べることができた)。
輝との関係が、上官と部下であったTV版とは異なり、輝と同期入隊の同階級であるためか、輝に対する言葉や態度がかなり砕けたものとなっている。
メルトランディの襲撃を受けるマクロス。その撃退にマックス率いるスカル小隊が出撃した。その途中、敵が女性ばかりのメルトランディと知った柿崎は「女ばかり? そいつはいいや!」などとふざけていたら、ミリアの上空遠距離から狙撃され、撃墜された。この時、柿崎機の爆発にマックスも驚愕している表情が輝機のモニタに表示されているので、完全にVF-1の索敵範囲外もしくは死角からの狙撃と思われる。なので、TV版と異なり、こればかりは最初に標的にされた柿崎が運が悪かった。むしろ、VF-1の索敵範囲外から狙撃であるならば、本来警戒を促さなければならない、マクロスクルー側の管制の落ち度である可能性もある。最大速度ではなかったであろうが、戦闘行動中の高速飛行中のスカル小隊に、遠距離からの狙撃を直撃させるミリアの技量と幸運の高さを称賛すべきであるし、それをやってのけるクァドラン・ローの性能の高さを評価する場面である。
「うわぁぁぁぁぁ!」「柿崎ぃぃぃぃぃ!!!」
ほとんどのソフトにおいて待遇はよくない。酷い時には出番すらなくなっている。ただ、PS2用ソフト「超時空要塞マクロス」の、劇場版の該当場面を再現したステージを柿崎機でプレイすると強制ゲームオーバーとなり、専用のステーキグラフィックが表示されるという訳のわからない優遇を受けている。
ところがスーパーロボット大戦シリーズにおいてはそうではない。スーパーロボット大戦αでは、劇場版の死亡シーンが声付きで再現されたにも関わらず、ステージ終了後、普通に生き残る(隠しではない)。しかも条件次第で隠し機体まで手に入る。その上αの柿崎はスパロボ史上最凶の精神コマンド「捨て身」を覚えるため実質マクロス系最強キャラと言える(どれくらい強いかというと捨て身使用でラスボスのワンキルが可能なほど)。サルファでは初登場でいきなり撃墜されて死亡したと思いきや、後になって笑撃の復帰を果たす。スクランブルコマンダー2ndではカットインまでつきやがった。柿崎のくせに……な、生意気なんだからっ!
更に続編のマクロスフロンティアでは「作戦中に女のことで人を揶揄うといきなり撃墜される」という伝説が……そう、柿崎は伝説となって後世に語り継がれるのである。
2008年にPSPで発売された『マクロスエースフロンティア』、また、翌年に発売された続編である『マクロスアルティメットフロンティア』では、そのネタキャラっぷりが遺憾なく発揮されている。
まず、彼が使用可能になった際の初期パラメータ(射撃能力、格闘能力など)は、全て『42』に関連するものとなっている(娘々ショップでの購入金額も『4242』ポイント)。
さらに、彼専用のスキルとして『最後の晩餐』というものがある。ゲージを3本消費して使用するコマンドであり、彼の断末魔「駄目です! 間に合いません、グアアアー!!」と共に、TV版で彼を葬った巨大なマクロスの全方位バリアが自機を中心に展開するというもの。
非常に強力な威力を持っており、巻き込まれた雑魚敵機・敵戦艦は例外なく撃墜され、ボスキャラであってもほぼHPゲージの半分を持っていかれるという凶悪な技である。しかも、雑魚が多いミッションで使用した場合、一回の使用で多数の敵を倒すのでゲージが一瞬で貯まる。結果、この技を連続的に使用可能になってしまう。もちろん対戦においてもその威力は同様であり、至近距離で展開が始まった場合、いかなる機動力でも離脱は困難を極める。
ちなみに、このコマンドのアイコンはステーキ。文字通り最後の晩餐であった。
また、作中での名台詞「この程度の作戦でびびってちゃあ駄目だぞ、はっはっは」などもちゃんと言ってくれる。
もちろん、育てさえすれば彼でも鬼のような強さを持てる。彼を限界まで育てて、歴代の強敵を柿崎が打ち倒すというありえない光景を再現してみてもいいかもしれない。
さらに続編の『マクロストライアングルフロンティア』では仕様変更により強化できなくなったが、EXTRAミッションにて『KAKIZAKI』なるミッションが存在する。
これはVF-0から(ゲーム発売当時)最新鋭のVF-27まで歴代シリーズの可変戦闘機と次々に対戦するのだが、パイロットは全て柿崎。難易度については柿崎なんでお察しください。
第10話終了間際でブリタイに棒で頭を殴られる。その時の柿崎のカッコイイポーズは必見。
第11話ではゼントラーディの幹部達をまえに子作りについて力説。しかし曖昧に説明するウブな柿崎。
柿崎一吉(実在の人物)は著名なSFファンであり、柿崎速雄のモデルとなった人物である。2001年7月死去。
大食漢で、仲間とよくステーキなど肉を食べに行っていたという。
SFファンの間では「殺しても死なない男」だと思われていたと言われており、 柿崎速雄の死亡シーンさえも笑い話だったという。
マクロス劇中においては柿崎速雄の父の名が一吉という設定である。
以下のようにMADなども作られている。柿崎は愛されている存在なのである。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/04/25(金) 17:00
最終更新:2025/04/25(金) 17:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。