リットウシ
栗東市(2021年9月1日時点) | |
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面積 | 52.59km2 |
人口 | 69,574人 |
市の花 | キンセンカ |
市の木 | 貝塚伊吹 |
隣接 市町村 |
滋賀県 野洲市 湖南市 甲賀市 大津市 草津市 守山市 |
旧栗太郡。1954年に4つの村が合併した際に栗太郡の東、ということで栗東となった。滋賀県内の中で、琵琶湖に面していない市の一つ。市街地は名神高速以北に主に広がり、栗東トレセンより南側は古刹金勝寺などがある山岳の自然が広がり、「金勝アルプス」とも通称されている。
もともとはのどかな農村であったが、名神高速道路の建設が決まると周辺自治体では反対の声が高まる中、栗東は積極的に協力。1963年に名神が日本初の高速道路として、栗東ICを起点に尼崎まで開通、2年後には名古屋方面まで繋がったことが町の運命を大きく変える。当時町だった栗東は、「大阪・京阪神圏にも名古屋・中京圏にも近くアクセスがいい」という立地をもとに積極的な企業誘致に動き、インター誘致と並行して誘致活動が行われ、1969年に開場した日本中央競馬会(JRA)の競走馬調教施設「栗東トレーニングセンター」を筆頭に、日清食品やレンゴー、イシダといった企業が栗東に生産の拠点を移した。このように街の発展を支えた名神を記念し、町章はインターチェンジの立体交差をかたどったものとなっており、市政施行後も継続して使われている。
そして1991年には東海道本線(琵琶湖線)に「栗東駅」が開業。これまで草津線手原駅が主要駅だった中で、京都や大津など東海道本線沿線に乗り換え不要で行き来できるようになり、京都のベッドタウンとしてより発展することとなった。こうして1996年に人口が5万人を超えたことから2001年に市政を施行して「栗東市」となった。
リーマンショック後は企業優遇に乗り出し、移転してきた企業に補助金を出すことにより企業からの税収を増加させた。その財源により中学生までの医療費を無料化する施策を打ち出したことから、2020年に至るまで人口増加が続き、インターチェンジ開通前は1万人強だった人口は現在は7万人近くになっている。
全国的には「トレセンの街」として知られており、武豊や福永祐一といったトップジョッキーの多くが栗東を拠点とし、また近年の関西馬の好調などもあり競馬方面の知名度が先行しがちではあるが、日清食品の工場では「カップヌードル」が生産されていたり、イシダははかりのトップメーカーとして有名で、はかりの生産量は全国1位である。
また、JRAの東の拠点・美浦トレーニングセンターのある茨城県美浦村とは姉妹都市提携を結んでいる。
中心駅は栗東駅。新快速が止まらない駅としては滋賀県内で第3位の利用客数を有する。手原駅も近年周辺の住宅開発が進んだことから、利用客数が3000人ほどまで増えている。
なお、一時期市内を通る東海道新幹線に「南びわこ駅」を作る構想があったが、県知事選挙にて嘉田由紀子が反対を掲げて当選したことから頓挫。その後嘉田は方針転換し新駅推進の立場に回ったが、JR東海は「もう終わった話」として聞き入れていない。なお駅のために栗東市が用意した用地は長年塩漬けになっており、市財政の大きな負担となっていたが、工場誘致により処分が行われている。
名神は栗東より西側(西宮方面)は片道3車線となっているなど、交通量が多くなる区間に入る。栗東湖南ICは2016年に供用を開始した新しいインター。西宮方面へ向かう車は栗東湖南で出られず、また市街地・大津方面からの車も名神に入れないので注意が必要。
なお、新名神高速道路も市内を通過しているが、大半がトンネルである。なおこのトンネル、市内で初めてのものだったりする。
国道1号は旧東海道、国道8号は旧中山道(+北陸道)の流れを汲んでおり、五街道時代は草津市内の草津宿で分岐していたが、現在は手原駅北側で立体交差で分岐している。
この手原駅北側の立体交差には、両国道のほかさらにそこに栗東ICへのアクセスランプ(通称・栗東第2IC)も接続していることからこの合流地点は渋滞が多い。また分岐地点から東京側甲賀市水口までの国道1号は二車線で混雑も激しいため、現在この地点を迂回する「栗東水口道路」というバイパスを建設しており、一部が供用開始済み。名神栗東湖南ICはこの道路に接続している。国道8号も米原・敦賀方面はやはり二車線で混雑が激しいため、現在「野洲栗東バイパス」が建設されている。
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最終更新:2023/02/01(水) 08:00
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