案山子男とは (カカシオトコとは) [単語記事]

『案山子男』（Scarecrow）とは、アメリカ合衆国のホラー映画（オリジナルビデオ）である。2002年の作品。日本では2003年にアルバトロス（レーベルはアルバトロス・コア）から映像ソフトがリリースされた。

あらすじ

アメリカ合衆国エメラルド・グローブにあるトウモロコシ畑でマリファナを吸っている3人の男。その中の1人、ミッチがレスター・ドワーヴィックの話をしだす。

高校生のレスターは、母親とトレーラーハウスで暮らしているが、とろい性格で誰からもからかわれていた。そんなある日、いじめられているレスターを同級生のジュディが助けてくれたことからレスターは彼女に好意を持つ。

しかし、ジュディがいじめの主犯格である少年チャドと酔った勢いでキスしているのをレスターは目撃してしまう。自暴自棄になったレスターは母親の愛人であるヒューイットに暴言を浴びせる。激怒したヒューイットによってレスターはトウモロコシ畑で殺害されてしまう。この事件はレスターの自殺として片付けられた。

それより1年後、エメラルド・グローブで連続殺人事件が起きる。犯人はトウモロコシ畑の案山子と一体化したレスターの魂であった。

概要

ロイド・カウフマンを師と仰ぐ、フランス人映画監督エマニュエル・イティエが8日で撮影したホラー映画。アルバトロスの関係者がフィルムマーケットで本作の特大ポスターを発見したことから日本でもリリースされた。日本では比較的人気が出たとされ、アルバトロスを代表する作品となっている（参考外部リンク）。

続編として『案山子男2 復讐の雄叫び』、『案山子男オン・ザ・ビーチ』などがあるが、ストーリー的なつながりはない。

一部の資料では原題をカタカナにしたスケアクロウのタイトルで紹介されている。

キャスト

役名	俳優	日本語吹替
レスター・ドワーヴィック	ティム・ヤング	鈴木圭一郎
案山子男	トッド・レックス	鈴木圭一郎
ジュディ・パターソン	ティファニー・シェピス	村上あかね
モーガン	ジェン・リッチー	荒井静香
ステファニー・カーター	ロクサンナ・ビナ	朝比奈舞
チャド	ジョン・ムーア	中嶋一成
ヒューイット	リチャード・エルフマン	石井隆夫
パターソン保安官	リチャード・エルフマン	田中正彦
エディ・バークレー	ジェイソン・サイモン	大山昇
ヘイリー	マーク・アーヴィンソン	鹿糠光明
バート	マーク・アーヴィンソン
ロンダ・ドワーヴィック	ベリンダ・ギャヴィン	小出悦子
メルトン先生	ソニャ・エッカー	火野カチコ
ミッチ	デリック・ビショップ	鹿糠光明
ジェイク	アンソニー・C・フェランテ	浜田健作
タイガー	スカイラー・カリブ	杉山紀彰
グレッグ	アニル・デメロ	大山昇
ケン	スティーブ・ウォズニアック	大山昇
ブライアン	ギルフォード・アダムス
タッド	イーライ・マクファーデン	杉山紀彰
マイキー	マイルズ・ヨーク	浜田健作
マーティ	ブラッド・ユルイェン
ニコル	ニコル・レイバーン	冨田裕美子
ルーベン	ルーベン・スフキー	浜田健作
ガーナー夫人	クレア・エルフマン	火野カチコ
店長	エマニュエル・イティエ	佐々木誠二
トウモロコシ畑の子供	ブランドン・ハーランドレイチェル・ハーランド	荒井静香

スタッフ

プロデューサー	タニヤ・ヨーク、エマニュエル・イティエ、スティーヴ・テイラー
監督	エマニュエル・イティエ
脚本	ジェイソン・ホワイト
音楽	ヴィンセント・ギローズ
撮影監督	バイロン・ワーナー
セカンドユニット監督・特殊効果	アンソニー・フェランテ
セカンドユニット撮影監督	デヴィッド・ラッセル
編集	カール・ヒーシュ
プロダクション・デザイナー	サム・グリーンモン
スタント・コーディネーター	トッド・レックス
制作	アサイラム、ワンダーライフ・エンターテイメント・グループアーバン・ギャル・プロダクション
製作・配給	ヨーク・エンターテイメント
日本語版制作スタッフ
プロデューサー	吉原豊、菊地恒行
演出	春日正伸
翻訳	菅佐千子
調整	小出善司
録音	小林幸知
録音スタジオ	スタジオザウルス
編集スタジオ	スタジオザミック
制作担当	栗林秀年、中川ふみ子