案山子男(The Scarecrow)とは、アメリカ合衆国のホラー映画『案山子男』シリーズに登場する架空の殺人鬼である。
『案山子男』シリーズの主役。アメリカ合衆国エメラルド・グローブにあるトウモロコシ畑の悪魔の案山子で、死んだ人間の魂を取り込み、その人物の恨みの感情を糧に殺人を犯す。
『案山子男』に登場。演じたのはティム・ヤング。案山子男はトッド・レックスが担当。日本語版の声優は鈴木圭一郎。
エメラルドグローブのトレーラーハウスに母と住む内気な高校生。同級生や教師からも虐められながら、楽しみは絵を描くことだけだった。彼はある日、いじめから救ってくれた女性ジュディに恋心を抱く、しかし、ジュディが酒に酔った勢いで虐めグループのリーダー格の男チャドとキスしているのを目撃したことから自暴自棄となり、母親の愛人であるヒューイットに喧嘩を売ってしまい、彼によってトウモロコシ畑まで追いかけられた挙句、絞殺されてしまった。彼の死は自殺として処理された。
それから1年後、案山子男として目覚めたレスターは心の痛みを感じない殺人鬼となり、かつて自分に危害を加えた人間を手始めに関係ない人間まで次々と殺害したが、母親のロンダだけは殺害できなかった。
最期は自分を死に追いやった原因(と思い込んでいる)であるジュディを殺そうとするが、彼女によりガソリンをかけられ、焼き殺された…と、思われていたが健在であり、畑で案山子男の話をしていた青年3人の前に現れ、そのうち2人(1人はグルだった)を殺害している。
案山子男を演じたトッド・レックスがスタントマン・体操選手であることもあり、アクロバットな動きで殺人を犯していく。
『案山子男2 復讐の雄叫び』に登場。エンドクレジットではデイヴ。演じたのはブレット・レリクソン。案山子男は前作と同じくトッド・レックス。
マンチェスター通りに住む大学生で、空手の選手。大学寮の入寮儀式としてトウモロコシ畑にある案山子を盗み出すように寮長のギャビンから命じられ、友人のカールとともに畑に忍び込む。それが原因で畑の農夫であるケレブにより射殺されるが、彼の魂は案山子に取り込まれる。
案山子男となった彼は大学寮に住む人々などを惨殺する。彼の目的は生前恋人であったメアリーを自分同様の案山子に変えることだった。
しかし、親友カールの妨害で計画は失敗。最期はメアリーによってロケットランチャー(犠牲者の遺品)で粉砕された。
『案山子男2 復讐の雄叫び』に登場。演じたのはデヴィッド・カストロ。日本語吹替は白鳥哲。
デビットとは小学生のころからの親友で同性愛的な感情を抱いている。デビッドとともに案山子を盗むために侵入し、目の前でデビッドが死に彼が案山子になるのを目撃してしまう。
その後はメアリーとともに行動し、自分よりメアリーを選んだデビッドを殺そうとするが返り討ちに遭う。しかし、カールの魂はデビッドがメアリー用に作った案山子に取り込まれ、案山子男になり、再びデビッドに挑むがやはり返り討ちに遭ってしまう。
『案山子男 オン・ザ・ビーチ』に登場。演じたのはケイレブ・レイリング。日本語吹替は山中真尋。
糖尿病を患う大学生。野球部の新入部員で、先輩のマイク等の新人いじめに怒り(低血糖になったのも原因)、マイクの彼女であるをパティを殴ってしまう。
激怒したマイクによってトウモロコシ畑の案山子に縛り付けられ、畑に放置されてしまう。病弱な彼の体は衰弱し、昏睡状態になってしまう。そして、案山子に取り込まれたサムの魂は復讐のために野球部の先輩達や関係者を次々と殺害する。
レスターやデビッドとは違い、生きた状態で案山子男になった為かサムの肉体と繋がっている為、案山子が電気ショックを受けた際にサムの体も反応し、それを利用してサムの意識を覚醒させることで消滅した。
それから3週間後、大学に復帰したサムは女性にもモテ始め、幸せな学校生活を送れるかと思われたが、その正体はサムの姿をした案山子男であり、鏡に映るのは案山子男の姿である。先の事件の際に電気ショックを受けた影響か、手から電気を放つことが可能になっている。
先の事件の生存者を狙うが、サムの友人であるジャックによって殺された。
『案山子男2 復讐の雄叫び』では本編の35年前に現れ、農夫ケレブの父親を殺害している。
『案山子男 オン・ザ・ビーチ』で大学の野球部のコーチが語ったところによれば、かつて野球部の部員がいじめを受けて死亡した後に案山子男となり、コーチ以外の関係者を殺害したとされる。
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最終更新:2024/04/25(木) 18:00
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