桜井誠 単語

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桜井誠とは、

  1. 日本政治活動家日本第一党党首。「在日特権を許さない市民の会在特会)」元会長
  2. 日本ミュージシャンロックバンドDragon Ash」のドラムスダンスユニットendive」のメンバー
  3. 日本の挿絵画。童話「長くつ下のピッピ」など、児童書や絵本の挿絵を多く残している。
  4. アニメ漫画日常」に登場するキャラクター。 → 桜井誠(日常)

当記事では1について解説する。

概要

日本第一党
桜井誠
桜井誠
基本情報
本名 高田誠
居住地 東京都江戸川区
生年 1972年2月15日
職業 政治活動家
役職
 日本第一党  党首

本名は高田誠で、桜井誠は通名。元々はハンドルネーム"Doronpa"を名乗って日韓翻訳掲示板ENJOY Korea」(エンコリ)を中心に活動する一介のネットユーザーに過ぎなかったが、嫌韓サイト不思議韓国」の運営チャンネル桜への出演、嫌韓本の執筆などを経て次第に台頭。

2007年1月在特会を結成。反日的な思想を持つ在日韓国・朝鮮人の排斥を訴える過な言動で一部のネットユーザーの心を掴んだ。

朝鮮史の専門自称しているが、学術的な実績は皆無で、それどころか朝鮮語(韓国語)も籍も読むことができない。

現在在特会を除籍、政治活動家をしている。

「桜井誠」という名前2005年12月に出版した初の著書「嫌韓流 実践ハンドブック」で名乗ったペンネームであり、本名は高田誠たかた まこと)。また日本テレビ「ジェネジャン」への出演時には「木村」という名前を名乗っていたが、桜井によるとこれは番組側が用意した名前だったという。

経歴

活動家になるまで

1972年2月15日生まれ。庭で育つ。下にがいる。
高校卒業後はの学費を稼ぐために就職。役所の臨時勤務職員として働いた。

"Doronpa"の登場

桜井は遅くとも2002年には"konkon"というハンドルネーム名乗り、中央日報の翻訳掲示板嫌韓活動に勤しんでいたことが確認されている。2003年頃にはNAVER翻訳掲示板「ENJOY Korea」(エンコリ)に移り、これ以後"Doronpa"のハンドルネームで活動するようになった。翌2004年からは「Go Korea」の翻訳掲示板にも進出している。

当時の桜井は雄弁なヘビユーザーとして知られ、アンチも一定数存在していたものの、おおむね好意的に評価されていた。2003年9月にはエンコリなどでの投稿文をまとめたサイト不思議韓国」や掲示板韓国討論」を開設しており、こちらも好評を博した。

こうして徐々に名を高めていた桜井に大きな転機が訪れる。2005年1月日本テレビの「ジェネジャン」に一般人ゲストとして招待され、地上波嫌韓論を打つ機会に恵まれたのである。また同から定期的チャンネル桜の番組で起用されるなど、次第にひとかどの嫌韓活動家されるようになっていった。

東亜細亜問題研究会時代

2005年4月頃、桜井は右市民団体「日韓歴史問題研究」(2006年2月より「東亜細亜問題研究会」に称)を設立、会長に就任する。同年7月には同団体の催でシンポジウム「暴走する韓国反日」を開催し、約50人の聴衆を集めた。

その後も定期的シンポジウム・講演会・勉強会などを開催し、集まった嫌韓の同士たちとの結び付きを強めていった。また同年3月から配信を始めていたネットラジオゲストに会のメンバーを起用し、2006年11月にはメンバーらと分担執筆した嫌中ムック本を出版している。

桜井自身もこの頃から執筆活動に勤しむようになり、2005年12月に初の著書「嫌韓流 実践ハンドブック」を出版。これを機に「桜井誠」のペンネームを使い始める。以後も断続的に執筆活動を続け、遊舎や青林堂から計6冊の著書を出版したほか、西村幸祐の「論」ムックシリーズ遊舎のムックシリーズ青林堂の右系向け論壇誌「ジャパニズム」などにたびたび寄稿している。

在特会結成後

2007年1月に「在日特権を許さない市民の会」(在特会)を旗揚げし会長に就任。反日的思想を持つ様々な勢に対するデモ宣等の集団示威行動企画・実行し、弁舌をふるって敵対者をしく口撃し、参加者を盛り上げていった。

またこれらの活動の様子を収めた動画YouTubeニコニコ動画アップしたことで一躍有名人となり、一部ネットユーザーカリスマの一人へと上り詰めると共に、「行動する保守運動シンボルとして多くの追随者を生みだしていくことになった。

他方で、会員や参加者らの活動が違法行為となるケースが増加。公安警察マークされ、自宅を宅捜索されるなどの不利益を被ったほか、2013年6月には自らが左系勢への暴行容疑で逮捕され、2日間勾留された(実際は口論だけだった為、嫌疑不十分で不起訴)。また京都朝鮮学校が児童公園を不法占拠したために起こったヘイトスピーチ事件の民事訴訟で在特会に約1200万円の賠償が命じられた際には、控訴供託金の一部を自で支払うなど経済的なダメージも受けた。

在特会除籍後

2014年11月桜井在特会会長を辞任し、在特会を除籍した。

その後の活動は

活動家から政治家を志向するようになり、上記の2016年都知事選後は政治団体日本第一党」を結党し同政治団体の党首として活動している。


エピソード

訴訟

概要」にもあるように過な発言・を行いがちであることから、対立する政治的立場を持つ人々からは非難されることも多く、また逆に自らがそういった人々を非難することも多い。そういったそれぞれの非難がエスカレートした結果、訴訟沙汰となったことが複数回ある。

これらの訴訟の結果は、「どういった言動が法廷においてヘイトスピーチ認定されるのか」「ヘイトスピーチを行った人物への非難は、どの程度までが社会通念上許されうるのか」などを示す、重要な判例となっている。

2014年~2017年 VS. 李信恵

2014年在日朝鮮人女性でありフリージャーナリストの「李信恵」が、桜井の発言等で名誉を傷つけられたとして、桜井らに対して訴訟を起こした。

訴えによれば、桜井李信恵に対して「立てば大根,座ればどてかぼちゃ歩く姿はドクダミ」「ひげの生えた女性,世にもめずらし女性でございますのでね」「鮮人記者が撒き散らしている虚言」「結果として不逞鮮人への嫌悪感がより広がっているように思います」「みなさん,ここにいる朝鮮人ババアね,反日記者でしてね」「日本が嫌いで嫌いで仕方ないババアは,そのピンク色ババアです」「プデチゲみたいな顔をしてこっち睨むんじゃないよ」「お前の顔の方がよっぽど怖いよ,バカたれが」「差別当たり屋」といった容姿や人格を貶めるような発言を執拗に繰り返したとのことであり、大阪地方裁判所2016年にこれらの言動を名誉毀損および侮辱と認め、桜井らに李信恵への賠償を命じた。

さらにこの裁判では、李信恵桜井に対して「弱い者いじめが好き」「あれだけ人の悪意を利用できるのはすごい」などと発言していたことや、李信恵桜井の活動を「嫌がらせ」と表現していたことなどから桜井からの李信恵に対する反訴も行われていた。しかし大阪地方裁判所の下した判決文では、李信恵のこれらの発言に関して、

これらの発言は,被告Y2が在日朝鮮人に対する差別意識を世間に植え付けるため宣活動等を行っているという事実を基礎とした原告の意見ないし論評にあたるところ,上記基礎事実真実であることは被告Y2自身が認めるところである。そして,原告の上記発言は,被告らによる在日朝鮮人に対する排斥活動がいわゆるヘイトスピーチ等として社会問題となっていることに関する意見ないし論評であって,公共の利に関する事実に係り,かつ,その的が専ら益を図る的にあったと認められる上,その表現内容が人身攻撃に及ぶなど意見ないし論評の範囲を逸脱するとはいえないから,いわゆる正な論評として違法性が阻却されるというべきである。

という判断が表明され、李信恵側の発言の違法性は認められなかった。[1]

桜井らは控訴したが、2017年6月大阪高裁は「容姿を貶める表現が使われ、女性差別との複合差別に当たる」とも表明して一審の大阪地裁の判断を支持。さらに桜井らはこの高裁判決を不として上告を試みたが、2017年11月には最高裁が上告を棄却。桜井らの敗訴が確定した。[2]

2016年~2018年 VS. 有田芳生

2016年4月国会議員の「有田芳生」が自らのツイッターにて桜井について以下のようなツイートを行った。

存在そのものがヘイトスピーチ差別煽動そのもの」「差別に寄生して生活を営んでいる」などという非常にしい非難を含むこのツイートに対して、桜井は名誉を毀損されたとして訴訟を起こした。

しかしその後2017年東京地裁では桜井東京・新大久保などで在日朝鮮人差別する発言をしたことを挙げて「在特会導的、中心的役割を果たし、社会的にがあった」と認定有田氏の投稿の違法性を否定して桜井の訴えを退けた。[3]

桜井は控訴したが、2018年には東京高裁においても以下のようなかなり刺的な判決文が出され、桜井の訴えが退けられた。

本件ツイートのうち,本件発言1は,大要「控訴人の存在がヘイトスピーチ差別煽動そのものです。」 との記載であり,本件発言2は,本件発言1に続けて, 「差別に寄生して生活を営んでいるのですから論外です。」との記載であること

 (中略)

本件発言1及び本件発言2の記載は,控訴人がこれまで在特会行動保守の活動を通じて在日朝鮮人及び在日韓国人に対するヘイトスピーチ差別を扇動する言動を繰り返しており,同ヘイトスピーチ差別的扇動の中心的ないし徴的存在であり,同ヘイトスピーチ差別的扇動による収入に依拠して生活を営んでいるものであるとの事実を摘示しているものと解することができる。

(中略)

本件発言1について,その発言が前提とする事実の重要な部分について真実であると認められる。また,本件発言2についても,控訴人がその生活を営むに際しての収入及び収入額について詳らかでない点はあるものの,控訴人において,その収入の大部分が「大嫌韓時代」などの著作物の印税によることを自認しているところ,同著作物は控訴人の言論活動において中核を占めるものであって,ヘイトスピーチ差別的扇動と関係がないとはいえないから,結局のところ,その発言が前提とする事実の重要な部分について真実であると認められる(また,仮に,そうでないとしても,被控訴人において真実であると信ずるにつき相当な理由があると認められる。)。[4]

桜井はこの高裁判決を不として上告を試みたが、同年中に最高裁判所はその上告を棄却したため、桜井の敗訴が確定した。

著作一覧

単著
出版日 出版社 書名
05/12/20 遊舎 嫌韓流 実践ハンドブック 反日妄言撃退マニュアル
06/07/20 嫌韓流 実践ハンドブック2 ~反日妄言半島炎上編~
09/04/02 反日韓国人撃退マニュアル
10/08/09 日本侵蝕 -日本人の「敵」が企む亡シナリオ
13/12/24 青林堂 在特会とは「在日特権を許さない市民の会」の略称です!
14/09/24 大嫌韓時代
共著
出版日 出版社 共著者 書名
06/11/15 遊舎 東亜メンバー6名 マンガでわかる中国100の悪行
08/09/25 また中国か! -90分でわかる「中国の悪行」大全
寄稿
出版日 出版社 書名 表題
06/10/11 小学館 SAPIO 10月25日 官民一体となって来襲する韓国サイバーテロ」の標的
06/11/10 オークラ出版 反日マスコミ」の真実 マスコミが伝えない在日真実 他1本
06/12/15 遊舎 TBS報道テロ記録 ナヌムの ピースロード 他1本
07/03/23 反日マンガ世界 キム・ソンモ「嫌日流」
07/04/17 オークラ出版 ネットvsマスコミ!大戦争真実 び寄るネット規制
07/06/04 中学生にも分かる 慰安婦・南問題 慰安婦問題を「創った」人々
07/06/18 情報戦「慰安婦・南」の真実 韓国の領有権は、すべてデタラメだ 他1本
07/07/30 遊舎 スレッド Vol.1 在日全員送還論
(連載、3号廃刊
07/08/30 スレッド Vol.2
07/09/29 スレッド Vol.3
07/12/13 オークラ出版 反日マスコミ真実2 ネット論壇の逆襲が始まった 他5本
08/02/18 拉致侵略真実 朝鮮引揚者の見た地獄 他1本
08/04/03 誰も知らない教育崩壊の真実 韓国歴史教科書を読む 他1本
08/05/10 遊舎 反日マンガ世界新書 キム・ソンモ「嫌日流」
08/06/18 オークラ出版 中国日本解体シナリオ 次々と明らかになった在日特権の実態 他1本
08/09/19 猟奇的な韓国 韓国に汚染される日本海 他1本
08/12/18 反日マスコミ真実 2009 朝日新聞在日通名報道の怪
09/04/02 世界された日本 金玉均と用から見た韓国近代
09/08/31 民主党の正体 特定アジアと進める外国人参政権
09/10/16 迷走日本行方 どんどん広がる偽装認知
10/03/10 外国人参政権真実 新たな恐怖 外国人住民基本法案
10/07/22 防備国家日本 左傾化・反国家化する浄土真宗
13/10/10 青林堂 ジャパニズム 15 在特会真実を、今こそ!
13/12/10 ジャパニズム 16 京都裁判の相!
14/04/10 ジャパニズム 18 韓国在日と対峙してきた8年間

チャンネル桜出演番組一覧

関連動画

関連静画

関連商品

著書等

関連項目

外部リンク

脚注

  1. *損害賠償請求事件 - 平成26年(ワ)第7681号 - 大阪地方裁判所 - 判例検索βexit
  2. *ヘイトスピーチで在特会の敗訴確定 最高裁、上告退ける:朝日新聞デジタルexit
  3. *在特会前会長の賠償請求棄却 地裁、ヘイトスピーチ認定  :日本経済新聞exit
  4. *平成29年(ネ)第4654号 - 東京高等裁判所 - 判例検索βexit
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