桜田ジュンとは (サクラダジュンとは) [単語記事]

概要

中学二年生だが、不登校となった引きこもりで、趣味として怪しげな通販サイトで買った商品をクーリング・オフ寸前に返品するなどして暗い生活を送っている。
姉の桜田のりに対しても暴言を吐く等、一見するとねじくれたダメ人間だが、性根は捻じ曲がっている訳ではなく単純に素直になれないだけで、他者の気持ちを察し、不器用ながらやさしい言葉をかけることもできる。

"まいた"ことが原因で真紅のマスターとなったことから、徐々に周囲に心を開いていくも、ドール同士の果てしないゲームに巻き込まれていく。

不登校になった理由が原作と旧アニメで違っている。
旧アニメでは中学受験に失敗した事によるものだが、
原作ではデザイナーとして天才的な才能を有していたものの、うっかりドレスのデザインを描いたスケッチブックが担任の梅岡に渡ってしまい、梅岡が無思慮に全校集会でそのデザインを晒しものにしたのがトラウマとなっている。
2013年夏から放送中の新アニメでは原作準拠の設定となった。

連載をヤングジャンプに移した以降は、「まかなかった」つまりローゼンメイデン達と出会わなかったパラレルワールドのジュンも登場。
引きこもりを脱するのに2年間かかり、その事が影響して三流大学に通いながらバイトで日々を食いつなぐという生活を送っていた。
当然の事ながら他者との交流も薄く、バイト先の先輩からは常に嫌味を言われている。
そんな彼の前に、雪華綺晶に追い詰められた「まいた世界のジュン」と真紅から助けを求められた事により、やはりアリスゲームに巻き込まれてゆくことになる。

ここまでだと典型的な巻き込まれ型主人公だが、ローゼンメイデンを修復できる「マエストロクラスの職人」の技能を持つ事
幼少期に描いた絵に真紅や雛苺が描かれていたこと
水銀燈が「お父様」に見間違えたこと
そしてラプラスの魔の「ローゼンは近くに居る」という発言などから、ローゼンの関係者、あるいはローゼンその人なのではないか、と目されているのだが……？