條辺剛とは (ジョウベツヨシとは) [単語記事]

條辺剛（じょうべ　つよし、1981年 6月8日-）とは、徳島県出身の元プロ野球選手（投手）である。現在は讃岐うどん屋を営んでいる人物である。

概要

小学校から野球を始める。

2000年（1年目）、シーズン最終戦で一軍初登板初先発したが敗戦投手となった。オフに背番号を57に変更したことからかなりの期待を受けた。

2002年は47試合に登板し防御率3.16と結果を残し、優勝と日本一に貢献。しかし3年目に47試合登板と酷使されて故障しため、主な活躍期間はわずか2年間だった。

2005年に戦力外通告を受けて引退。このとき24歳とまだまだ若かったため、ファンの間では引退を惜しむ声も多かった。通算投手成績は111試合の登板で9勝13敗6セーブだった（当時は時期の関係でホールドの記録はない）。

その経緯もあり読売グループが面倒をしっかり見るものと思われたが、そういった道を選ばず同郷である水野雄仁のすすめにより飲食業の道を選び、まず宮崎ついで香川で修行を積んだ。現夫人とはこの時期に結婚をしている。この経緯を知らない一部の口さがない人々がおこなった頭の悪い発言は今でもネットに散見される。

その後2008年 4月14日に埼玉県ふじみ野市に「讃岐うどん條辺」を開店し、話題を呼んだ。この場所に店を出したのは妻の実家が近いからである。

一般的なこの種の元プロスポーツ選手経営の飲食店と異なり経営のみではなく、直接條辺氏が麺打ちをおこなっており、適切な価格としっかりした味で評価は高い（むしろ、店に昔をうかがわさせるものは少ない。長嶋茂雄筆のサインがある程度）。

なお、現在は借店舗であるため、十分な予算が集まり次第正式な店舗を持つ予定だが、その場合の出店予定地は未定。現在の収入は年に1000万にはギリギリ届かない程度らしい。

その経緯から中継ぎ・抑えで酷使され故障引退の経緯を辿った人物を第二の人生はうどん屋と揶揄する手合いがいる。本来は酷使する方を揶揄するためのものであったが、現状では、された側を揶揄するような使われ方が目立つ。真面目に打ち込む條辺氏に失礼な話である。

通算:6年	登板	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率	WHIP
NPB	111	0	0	9	13	0	.409	125.2	72	113	74	64	4.58	1.62