森岡浩(もりおか・ひろし)とは、姓氏研究家、野球史研究家である。
苗字の現在の分布を踏まえた実証的な研究で知られる。また、実在しないが姓氏事典にてあるとされている苗字、「幽霊名字」の提唱者としても著名である。
「森岡浩」で商品検索すると小説家「森岡浩之」の作品が一緒に引っかかってしまうため、「名字」などのワードを追加して検索することをすすめる。
1961年4月10日、高知県高知市にて生誕。ちなみに森岡姓も高知県高知市、土佐市付近に多く見られる苗字である。
姓氏研究家、野球史研究家として多くの著作がある。本人曰く姓氏研究家がメインとか。また、TVなどのメディアに登場することも多い。日本テレビの特番「アナタの名字SHOW」にて監修、出演。2010年4月から2011年2月にかけて、NHK教育「天才てれびくんMAX」月曜日「日本全国ハンコビンゴの旅」では監修と、CGキャラクター・ワンコ先生の声を担当した。
中学校入学間もなく、授業中にある生徒の苗字を見た教師が即座に出身地を言い当てたことにより、苗字に興味をもつ。さっそく電話帳により高知県内の市町村の苗字軒数ベスト20を作成。苗字の分布の特徴が興味深く感じられたという。
その後、苗字についての書物を読んでも内容が似通っていること、高知県の苗字に関して記述がなおざりであることに気づいた森岡は早稲田大学入学後、大学図書館の資料を読み漁り姓氏研究に没頭。卒業時には手書き原稿2000枚の「姓氏事典」を完成させた。
大学卒業後は社会人となり姓氏研究は遅々として進まなかったが、野球史、姓氏についての書物を多数発表。本格的に姓氏研究家としての道を歩み始めることとなる。
森岡は1998年刊行の「日本人の名字なるほどオモシロ事典」(のち「名字の謎」に加筆・改題され新潮OH!文庫より出版)で、「競」「皇至道」などを例に「幽霊名字」の概念を提唱した。
幽霊苗字とは、ミスなどにより姓氏事典に収録されている実在が疑わしい苗字のことを指す。実際には存在しなくても誰かがあるといえば悪魔の証明と同じでそれを否定するのは難しい。現在、苗字の収集には電話帳を用いるのが一般的であるが、国民全員の名前が掲載されているわけでなく、悉皆調査は不可能である。
森岡は幽霊苗字かどうかを判断するために裏付け調査の重要性を説いたのである。
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最終更新:2024/12/27(金) 05:00
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