楽凡抄とは、makotoji氏制作のオリジナル4コママンガである。
概要
東方Projectの二次創作漫画で有名なmakotoji氏の、ニコニコ動画では初となるオリジナル作品である。
しかし、動画化されているのはその3までで、それ以降はmakotoji氏が管理するサイト『たろ~うぃ~とユカイな仲間たち』のみで公開されている。その4以降が動画化される予定は今のところない。
とある女子高に入学した女の子たちの日常を4コマ形式で描く。
BGMは信頼と実績のコッペパン。
登場人物
- 山口 加子(やまぐち かこ)
- とある女子高に通う女の子。
ノリとテンションと直観に基づいて行動するハイテンションかつポジティブな子。例え友人から鋭いツッコミを受けようとも、辛辣な言葉を浴びせられようとも、テンションは滅多に萎まない。明るい性格で社交性も高く、友人も多い。
普段の行動や言動から、アホの子かと思われがちだが、実は成績は学年トップクラス。
- いわゆる痩せの大食いで、特に好物のラーメンなら十杯以上でも食べられる。その他にも、勢いで業務用の巨大なアイスクリームに果敢にも勝負を挑み、見事に勝利した。しかしその後腹痛で悶える羽目に。
身長は普通。体型も普通。体型を割と気にしているのか、小冬の「跪いたら(豊乳の)秘訣を教えてやっても良い」という発言に心動かされそうになった一幕も。
髪は杏色で、肩にかからないほどのショートヘア。頭頂部やや左の所をゴムでまとめている。少したくましいアホ毛。ラーメンが大好物で、休日には十件以上食べ歩くことも。将来の夢はラーメン屋を開業することで、高校卒業後はラーメン屋に弟子入りする予定だと豪語する。
外見も性格も瓜二つな双子の兄がいる。
- 吉崎 小冬(よしざき こふゆ)
- 加子のクラスメート。
- 席が真後ろだっただけでなぜか加子に見初められ、なし崩しに友人となる。加子のような「自分のことをテンション高い子とか言っちゃうような人」は視界に入ってほしくないと発言するなど、割と毒舌家。
- 基本的に人をいじめるのが大好きなドS気質。ただし、いじるのは反応が面白い奴のみ。
名前を聞かれたときになぜか「焼肉定食」と答えた結果、あだ名は「ていちゃん」になった。…てゐ?
さらりと嘘を吐くのが得意で、誕生日を偽って加子にラーメンを奢らせたり、カラオケに行ったことが無かったみきにデタラメを教えたりしている。…やっぱりてゐじゃん。
- 勉強はそこそこできる。加子曰く「中より上」。
髪は肩までの黒髪で、ウェーブがかかっている。身長は低い。そのことを気にしているようで、背の高い杉林瞳に対して羨望の気持ちを持っている。ただし、成長の遅い身長に反して胸は大きめ。ロリ巨乳。
- 絶対に許せないものが二つあり、一つは弱者を自分の欲の為に傷つける奴、そしてもう一つは口に物を入れながら喋る奴とのことである。
Pixvで行われた人気投票では、他の三人を圧倒的に引き離してトップを独走。なんとドMの多いことか…。
- 野島 みき(のじま みき)
- 加子のクラスメート。
加子とマクドナルドに行くことになった小冬が、「二人きりで山口のテンションに合わせながら物を食うのは辛い」ということで偶然席が隣だったみきを誘った(巻き込んだ)ことで二人と知り合う。
引っ込み思案な性格が災いしてこれまでにあまり友達を作れなかったので、高校入学初日から友人が出来たことを幸先がいいと喜んだ。
- 真面目で素直かつ控え目な性格。思ったことや感情がそのまま顔に出易い。人を疑うことを知らず、小冬によく騙される。そして騙されたことに気が付かない。さらにかなりの怖がり屋で、幽霊話やホラー関係に滅法弱い。
一見秀才タイプかと思いきや、実は勉強は苦手。ぽんこつちゃん。一学期最初のテストでは、授業をろくに受けていない瞳と同じ点数(41点)をとってしまった。ちなみに加子は97点で小冬は82点。
- 髪は腰まであるストレートでクリーム色。身長はやや高い。小冬曰く、美人度は高いらしい。優岐音もみきのことを美人と評している。
- ちなみに、GWや夏休みなどの話題になると過去のトラウマ(友達のいない長期休暇)が発動して鬱る。
- 杉林 瞳(すぎばやし ひとみ)
- 加子のクラスメート。加子とは中学生時代からの友人。
高身長、ぶっきらぼうな言葉遣い、喧嘩っ早い性格、鋭い目つき、と、どこからどう見ても不良だがその実態はやっぱり不良。友達をわざわざ作る気もないと発言するなど、あまり人付き合いが好きではない様子。それでも加子とは昔から仲がよく、加子を通じて小冬やみき達とも親しくなった。人を寄せ付けないような態度や容姿だが、友人に対しては厚い思い遣りを持つ。
「瞳」という可愛らしい名前が自分には似合わないという理由で気に入っておらず、名前で呼んだり、名前をからかったりすると容赦なくぶん殴る。今のところ被害者は加子のみ。
数年前からずっと不良しており、中学生時代は荒れていたらしい。高校に入学してからは、初日に先輩に絡まれたもののそれ以降は割と平和に過ごしている。
喧嘩によって培われた腕っ節は非常に強い。喧嘩をすれば相手を病院送りにし、パンチングマシーンをやらせれば易々とハイスコアを叩き出す。終いには凶暴な暴れ牛まで倒してのけたとか。
- 授業にはあまり出ておらず、勉強は不得手。しかし、頭は悪くないらしく、makotoji氏曰く「真面目に勉強したら多分加子くらいになる」とのこと。
- 制服のブレザーは着用せず、代わりにジャージを着ている。下はスカート。夏場は半袖のジャージを着用する。
髪は腰まであるストレートで金髪だが、染めているのか地毛なのかは不明。
- 見た目から旧地獄に住む鬼に似ていると一部ユーザーの間では囁かれてるとかないとか。
- 夏見優岐音(なつみ ゆきね)
- 加子のクラスメート。またの名を幻覚ちゃん。
とある商業誌に連載を持つプロの漫画家。執筆活動に忙しいせいか、常に目の下にはクマがある。徹夜で原稿に取り組んだ時は、満身創痍の体で登校してきて自席で爆睡することも。でも、どんなに寝不足でも出席日数が気になるのできちんと登校はする。
加子達とはそれほど親しい間柄ではなかったが、何かと個性的な加子達のことはかねてより注目していたらしい(主に漫画のネタとして使うため)。その後はなんやかんやで仲良くなった。
言いたいことはズバッと言う性質らしく、加子やみきはおろか瞳や小冬にまで怖い物知らずなことを言ってのけた。
- 常に漫画のネタになりそうなものを探しており、何か思い付くとすぐにメモやスケッチを取る。カップリング妄想もお手の物で、加子とみきのやり取りからイケナイ妄想漫画を描いたりもする。
制服のブレザーは着用せず、ブラウスの上にカーディガンを着ている。夏場もカーディガンは脱がない。
髪型は、背中の真ん中辺りまでの長さの髪をポニーテールにしている。身長はやや低め(小冬以上加子以下)。一応「”美人”漫画家」を自称するが、美人度は小冬に鼻で笑われるレベル。
- 山口 未頼(やまぐち みらい)
- 加子の双子の兄。
性格から容姿、背格好、言動、テンションに至るまで妹の加子と瓜二つ。以前に服を入れ替えて一日過ごすというイタズラをしたものの、誰一人として入れ替わりに気が付かなかったという逸話まである。
- 兄として妹を気にかけているようで、加子の学校での素行や評判を気にする一面も。
- 未頼(未来)と言う名前は、加子(過去)と対になっている。
- ちなみに、女優の「北森雪」の大ファン。
- 吉崎 夏(よしざき なつ) ※芸名:北森 雪(きたもり ゆき)
- 小冬の姉。
人気の女優で、映画の主演を務め、月9ドラマにも出演している。そのため、かなり多忙な様子。
芸名の「雪」は「小”冬”」の縁語になっている。
長身で、小冬よりおよそ頭一つ分背が高い。
- ゲーセンの店員
- 加子達が通う女子高から結構離れた所にあるゲームセンターの店員。楽凡抄その6の3の3コマ目で、瞳に景品を渡すためだけに1回登場したっきりだが、一部のファンから熱烈に支持されている。編集者も再登場を心待ちにしているファンの一人である。
題名の由来
楽凡抄という題名は実はmakotoji氏が考えたものではない。
楽凡抄が始まった当初は名前が決まっていなかったので、名前を募った所、多くの案が寄せられたらしい。その中から「楽凡抄。」(。は省略)が採用された。ちなみに採用理由は「字面が気に入った」だとか。
この「楽凡抄」という題名には二つの意味が込められている。
一つは、「楽」しくて、平「凡」な日常、その様々な出来事の一部分をスナップした(切り抜いた)物語。
※「抄」→「長い文章などの一部を書き出すこと。またそのもの」の意。
二つは、makotoji氏も実生活の合間に、「楽しく平凡に(肩ひじ張らずに)描いていこう」という姿勢。
この二つの意味が相まって、makotoji氏らしいまったり気楽な題名になっている。
ただし、題名の提案者曰く提案した時には上記のような意味合いはあまり考えておらず、作品から受けたイメージと
語呂の良さ、makotoji氏の発言(シンプルなものが好き)を考慮して決めたとのことである。提案した後に字の意味を
調べ、考察した後付け設定と提案者は語るが、後付けも立派な設定である。気にしてはいけない。
お絵カキコ
マイリスト
関連リンク
http://www.geocities.jp/tarowy85/ makotoji氏が管理するサイト。新作は順次こちらにうpされる。
関連項目