横浜高速鉄道Y000系とは、1999年に登場した横浜高速鉄道の通勤型電車である。
こどもの国線で従来使用されてきた東急旧7000系の置き換えと、2000年3月29日に行われたこどもの国線通勤線化移行のためとして2両編成3本が東急車輛で製造された。
従来、こどもの国線は東急の車両で運行が行われてきたが、施設類がこどもの国協会から横浜高速鉄道に移管されていたため、新型車両は横浜高速鉄道保有の車両として新造することとなった。
軽量オールステンレス製20m3扉の車両で、東急3000系をベースにしている。ただし、東急3000系は4扉なのに対しこちらは3扉であるなど、いくつかの相違点がある。
外観はイエローとスカイブルーの帯をあしらい、側面のラインは「y」の文字をイメージしたものとされた。
運行番号表示機・行先表示機は3色LEDであり、行先表示は日本語とローマ字を交互表示する。
なお、側面の行先表示機は省略されている。
機器面では、2両編成と短い編成で運転することから、主制御装置であるVVVFインバータと補助電源装置のSIVを一体とした東芝製のデュアルモードタイプを採用した。
通常はVVVF2群、SIV1群として使用するが、SIV故障時はVVVF1群をSIVに切り替えて使用する。
台車は東急3000系と同じくTS-1019(M車)・1020(T車)を使用する。
主電動機は出力190kWhのかご型三相誘導電動機を使用している。
内装も東急3000系に準じた仕様であるが、化粧板はベージュ色であり、妻面の化粧板はライトイエローとした。
座席はドア間12人掛けで、3人分ずつスタンションポールで区切られている。
つり革高さはほかの東急の車両と同じく床面1,630mmを基本としているが、ユニバーサルデザインとして一部これより100mm下げたものも設置している。
ドア上部にはドアチャイム内蔵のLED2段式の案内表示を千鳥配置で設置しており、案内表示が無い側は扉開閉予告表示灯とドアチャイムを設置している。
なお、車内には広告の枠はあるものの、東急・みなとみらい線全線路線図以外の物は掲出されていない。
ただし、子供向けの絵画コンクールの作品発表として作品が掲出されることもある。
ちなみに、形式名は「Y000系」なのだが、東急の乗務員などは普通に「Y系」と呼んでいるという。
東急電鉄長津田検車区に所属し、基本的にこどもの国線の運用に就いている。
まれに臨時列車や試運転として田園都市線内を走行することもある。
なお、保守管理や検査は東急電鉄に委託されている。
また、2両編成と手ごろな事から、東急の事業用車の手がふさがっている時に長津田検車区内での入換作業時の牽引車や甲種輸送時の搬出入の牽引車として使用されることがある。
特に、横浜高速の車両の甲種輸送の際にはほぼ必ずY000系が使用される。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/11/30(土) 17:00
最終更新:2024/11/30(土) 17:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。