橋口アナPとは、高知競馬の騎手が体を張って繰り広げるレースをつぶさに見つめ続ける契約実況アナウンサーである。
本名:橋口浩二。1967年11月7日生まれ。高知大学在学中には音楽サークルに所属しており、フュージョン系バンド「ダニー金田&アマデラー」のキーボードで活躍した。
この業界に入ったのは、高知大学在学中に地元AMラジオ局のパーソナリティ公募に合格したのがきっかけである。
その当時のマイクネームは「アニマル橋口」であった。
高知大卒業後はフリーアナとして高知のテレビ・ラジオ局で活動、1994年4月から高知競馬の実況アナになった。
生涯において113もの連敗を重ねたことで有名なハルウララを最初に高知新聞に教えたのは彼であり、後の全国的ブームも彼がいなければ起らなかったことであろう。
レース展開にタイムや血統なども織り込む職人芸で、「高知競馬に革命をもたらした男」とも言われている。
自費で全国の競馬場、果てはアメリカ、オーストラリアの競馬場を回るなど非常に研究熱心で、「スポーツとしての競馬の素晴らしさを伝えたい」と語る。
今や高知競馬の顔になっており、高知はもとより、全国の地方競馬ファンからも熱烈な支持を受けている。
既婚者でさそり座の息子さんがいる。挙式はオーストラリアの競馬場で行い、その日の高知競馬のレースをすべて冠協賛したという逸話がある。
なお、橋口アナPの容姿は、「橋口浩二」タグで検索すると出てくる「モーニング展望。」などで確認することができる。
地元放送業界で活動している中で、紹介されて競馬実況を始めることとなったものの、当時の橋口アナPは競馬に関してはほぼ一般人レベルの知識しかなく、おまけに当時の高知競馬は競馬場の女性職員がレースの模様をアナウンスしていた状況で、橋口アナPが高知競馬としての競馬場実況アナウンサー第1号という状況であった。そのため、デビューまでの間の準備は時間もなく大変であったといい、既に名実況として名高かった園田競馬場の吉田勝彦アナウンサーの元に出向いて研修させてもらったりもしながらデビューにこぎつけたという。
実況スタイルそのものは極めて正統派である。その中で、ダート競馬は道中のラップタイムの行方がレースを左右する大きな要素であるとの考えをもっている。しかし、高知競馬場にハロンごとのラップタイムを計測する機械を導入するわけにもいかないため、実況しながら自らストップウォッチを握り、「10」「8」「6」のハロン棒でラップタイムを計測し、それを実況に織り込む形を確立した。よって普段何気なくアナウンスされる「スタートから1000m標識通過のラップ」(1300m戦では1.5ハロンになるため言わない)「上がり4ハロン」「上がり3ハロン」のタイムは橋口アナPの自己計測である。競馬中継では国内最王手の某ラジオ局の番組でこの話が紹介されると、「同じことやれと言われてもとてもできない」とアナウンサーが驚く離れ業である。
なお、正統派ではあるものの、名前に特徴のある馬だったり、個人協賛競走にちなんだ馬が勝利するとゴール後に突然うまい一言を付け加えてニコ生中継視聴者を唸らせることもあるのでそこも見逃せない所である。
また、締め切りから発走前の約2分の時間の間、新馬、転入馬がいると非常に詳細な紹介を加えることも見逃せない。馬自体の成績経過だけでなく、父母の成績や有名な兄弟馬の存在、さらには生産牧場を余裕があれば輩出した馬たちの名前まで入れて紹介するスタイルは唯一無二である。ほかの紹介ごとやお知らせがなければ稀に現れる6~7頭もの転入馬がいるレースでもファンファーレまでに全馬紹介し終える構成力は特筆に値する。
高知競馬場のファンファーレは「重賞競走」「準重賞競走」「交流競走」(中央条件交流と騎手交流)「特別競走」「一般競走」の5種設定されているが、これは元々音楽活動をしていた橋口アナPがDTMで全部自作したものである。実況アナウンサーがファンファーレまで作ってしまう競馬場は世界中探してもそうないであろう。なお、「準重賞競走」と「特別競走」のファンファーレは2015年に追加されたもので、高知競馬公式サイトの発表ではこれが「約20年ぶりのファンファーレの追加」とされていたことから、橋口アナが競馬実況をはじめてまもなくほかのファンファーレは作っていた模様(なお、「交流競走」ファンファーレは2015年の2曲追加時にリニューアルされている)。ちなみに、「重賞競走」は元々「サラブレッド系重賞競走」のファンファーレであり、別に「アラブ系重賞競走」のファンファーレもあったのだが、アラブ系競走がなくなったことからお蔵入りしている。
また、締め切り3分前から流れる南国感がある「発売締切前BGM」も橋口アナPの作曲である(それまでは「ごんべさんの赤ちゃん」が昔のパソコン音源のような音で流れていたという)。
彼が競馬実況とともに担当するのが、インターネット・CS・高知県内の一部ケーブルテレビで放映される、レース中継前(第1レース発走の50分前)の事前番組「モーニング展望。」の進行役である(なお、正確なタイトルには何かの影響を受けたか末尾に「。(句点)」が付くことに注意)。通称「モー展。」。
番組は前半の「Jockey's Talk!(ジョッキーズ・トーク)」と後半の「モーニング展望。」(レース展望)の2コーナー。いずれも出演者をリードして話を盛り上げる重要な役どころを担っている。
前半「Jockey's Talk!」では、騎手2人をゲストに迎え、近況や騎乗馬の様子、手ごたえや意気込みを聞いていくコーナー。高知競馬場はよほどのことがない限り所属騎手は開催日に全員騎乗機会があるため、結果的に騎乗直前の騎手へインタビューするという国内の競馬ではあまり例のないファンサービスである。騎手は騎乗直前という微妙な状況、また決して饒舌な人ばかりではないにもかかわらず、橋口アナPのラジオパーソナリティの経験も生かしてか、当日のレースのヒントにもなりそうな競馬のまじめな話から、プライベートの面白話まで、軽いムチャ振りも混ぜつつざっくばらんにトークを繰り広げて、騎手の意外な素顔を引き出しており、高知競馬への親近感を高める大きな要素となっている。
後半「モーニング展望。」は高知競馬新聞協会所属紙のトラックマンに当日の全レースの展望と推奨馬を聞くコーナー。レース展望が主とはいえ、ときおり序盤には騎手同様トラックマンにもレースと関係ないトークを軽く行うのも恒例である。余談だが、高知競馬専門紙の予想は、他競馬場や中央競馬の同業他紙とは比べ物にならない信頼度の高さがネット上でも評判になっており、この「モーニング展望。」と、中盤レース以降行われる「パドック解説」(これは橋口アナPは担当しない。解説も「モー展。」とは別のトラックマンが務めることが多い)の推奨馬とともに、馬券面でも有力な情報源となっている。
なお、最近は放送開始時間がおおむね14時台が多いのにも関わらずタイトルが「モーニング展望。」となっているが、これは「夜さ恋ナイター」開始前は午前中にレースを始めており、必然的に番組も「モーニング」の時間にはじまっていたため、その名残と思われる。
彼がニコニコでその名を知られるようになったのは、関連動画にある冠協賛レースシリーズである。
アイドルマスター関連の冠協賛にも全く動じず、また協賛メッセージも淡々と読み上げるのではなく、甘いボイスで感情を込めてメッセージを読み上げた。
さらに元ネタとなるゲームに対しても独自の下調べを行って説明するその姿は、観ているこちらが恥ずかしくなるほどであった。
そんな彼のプロ根性に感服と敬意を表し、アイマス視聴者から「橋口アナP」の名が与えられた。
また、アイドルマスター以外の冠協賛に対しても決して手を抜くことはなく独自の下調べを行っている。
特に「けいおん!」に関しては、自身が音楽活動をしていたせいか、楽器紹介など事細かに説明をしている。また劇中ではなく、エンディングのみに登場する楽器についてコメントしていることから実際にアニメも視聴しているものと思われる。
掲示板
89 ななしのよっしん
2023/03/07(火) 19:13:31 ID: dJU4x5p9Bp
ウマ娘の冠協賛の時は、出走馬の血統に入っているウマ娘化した馬を読み上げる徹底ぶり
しかもウマ娘2周年のリアルチャンミ特別では直前のライブで発表されたネオユニヴァースが読み上げられるという情報更新の早さ
90 ななしのよっしん
2023/10/07(土) 20:35:45 ID: weLiHK5pNj
記事中でハロン棒ごとのタイム計測機がないとあるけど、衛星利用で実装されてた。
https://
スタンドも立て直したしどんどん攻めてるね
91 90
2023/10/07(土) 20:37:04 ID: weLiHK5pNj
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/20(土) 05:00
最終更新:2024/04/20(土) 05:00
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