機動戦士ガンダムSEED 友と君と戦場で。

ガンダムSEED友と君と戦場で。とは、2004年5月13日に発売されたゲームボーイアドバンス専用ソフトである。ジャンルはアドベンチャー/バトルアドベンチャーゲーム。戦場と書いて「ここ」と読む。

概要

機動戦士ガンダムSEEDを原作としたゲーム作品。

プレイヤーはキラ・ヤマトになり、アニメ本編の流れを追体験する。このため全体的な流れは本編に準じている。一方、要所では選択肢が表示され、アニメでは選ばれなかった展開を見る事が出来る。たとえば軍事要塞アルテミスに向かわず、直接月に向かう……など。しかし史実と異なる展開を選択しても、大筋は変わらないため結局、原作通りの展開に戻ってしまう。ただ、選択肢次第では死亡するはずの人物が生き残る場合がある。ちなみに容量の都合か、紅海の戦いで登場したグーンやゾノ、ディンの出番は丸々カットされている。また地球軍の艦艇はアガメムノン級、ザフト軍の艦艇はナスカ級しか登場しない。

ゲームはモビルスーツに乗って戦うバトルパートと、アークエンジェル艦内を散策するパートの2つに分かれる。バトルパートではストライクーパックと僚機を自由に選択し、前半はザフト軍と、後半は地球連合軍と戦う。序盤だと僚機はムウしか選べないが、物語を進めていくと選べる人物が増える。
武器によって異なる軌道を描くカーソルを敵にぶつけるとロックオンし、攻撃可能になる。無論、敵もロックオンしてくるので、ロックオンマークが消滅する前に攻撃をしなければならない。
基本的に量産機から攻撃を受ける事は無い(狙ってやらないと攻撃されない)が、Xナンバーやエース機は容赦なく攻撃してくる。特に触れただけで攻撃されるデュエルや、長距離から狙撃してくるバスター、カラミティには泣かされたプレイヤーも多いだろう。容量の問題か、モビルスーツの攻撃技は1つか2つしかない。レイダーやブリッツはそれぞれミョルニルとグレイプニールしか攻撃技が無いという悲惨な状況。おかげでフェイズシフト装甲が貫けず、弱い。

アークエンジェル艦内を散策するパートでは、様々な場所へ行く事ができる。時限イベントも多く、一周目では全てのイベントを見る事は不可能。カガリの尻を触ってスケベ扱いされるムウさんや、料理が壊滅的に下手なミリアリアなど、原作には無い展開が見られる。また原作では幻で終わったガンバレルストライクを、このパートで条件を満たせば終盤の僚機として使用可能になる。
これらifシナリオは世界観から大きく乖離するものはなく、原作ファンからも概ね好評価を得ている。

メインモードとは別にスペシャルモードというものがある。これは敵機や僚機を操作できるもので、後期GATシリーズやブリッツ、ガンバレルストライク等はこのモードでしか操作できない。難易度は総じて高い。特にガンバレルでプロヴィデンスと戦わされるムウ編は大変。

BGMはいずれも良曲揃い。少ないが原作曲もアレンジして使用されている。

関連動画

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関連項目

• ガンダムseed