88年日本全土を熱狂させた
驚異のメディアミックス・プロジェクトが
遂に劇場侵略を開始した
いざ我らくだり
かしこにて彼らの言葉を乱し
互いに言語を通ずることを
得ざらしめん
ゆえにその名は
バベルと呼ばれる
「機動警察パトレイバー the Movie」とは、「機動警察パトレイバー」シリーズにおける第1作目の映画である。
1989年7月15日公開。先行して展開していたOVA(アーリーデイズ版)の延長線上にあたる作品であり、同一世界線として描かれている。
ただし後のテレビアニメ版とは異なる世界なので連続で見る際は注意されたし。後の2作目はテレビアニメ世界線だったり本作と同一世界と扱われたりと混乱しているのはまた別の話。
公開当時はまだほとんど普及していなかったコンピュータや前年に日本で初めて実例が確認されたコンピュータウイルスを作中で取り上げているのも特徴。一部には旧約聖書や新約聖書の要素も用いられている。
映画製作時に決めた要素である娯楽の王道とも言うべき構成、OVAより主役としてクローズアップされた遊馬と野明、レイバー対レイバーの戦い、さらに綿密なロケハンによって描かれたリアリティ溢れる背景および世界観、そして川井憲次による重厚な音楽。
上記の要素が一つにまとまり、本作はパトレイバーでも一二を争うほどのエンタメ作品として昇華され大多数のファンを獲得。これらの好調が前述したテレビアニメ版への誘導に繋がるのであった。
なお本作は単体での公開ではなく『機動戦士SDガンダムの逆襲』と同時上映としての公開である。
―1999年夏。
「バビロン・プロジェクト」と呼ばれる東京湾埋め立て工事計画を進めるため、東京湾上に建築された巨大建造物“方舟”。
その屋上から一人の男が東京湾に身を投げ、投身自殺を図った。だが不思議なことに男の死体は海面に上がることはなかった。
それはこれから起こる事件の幕開けに過ぎなかったのであった……。
同時期、首都圏でレイバーの暴走事件が多発。
なぜレイバーが暴走したのか?一人疑問を抱く遊馬は事態解決に向けて調査に乗り出した。
そして原因究明を行う内に明らかとなる仕組まれた犯罪計画。
大型台風が東京に迫る中、第二小隊は事件の始まりの場所、“方舟”へと緊急出動するのであった!。
企画・原作:ヘッドギア
原案:ゆうきまさみ
監督:押井守
脚本:伊藤和典
キャラクターデザイン:高田明美
メカニックデザイン:出渕裕(協力:河森正治、佐山義則、幡池裕行)
演出:澤井幸次
作画監督:黄瀬和哉
美術監督:小倉宏昌
音楽:川井憲次
音響監督:斯波重治
アニメーション制作:スタジオディーン(協力:I.Gタツノコ)
製作:バンダイ、東北新社
掲示板
2 ななしのよっしん
2022/09/21(水) 00:24:42 ID: cAdZnT7z5x
エンタメ映画としては2よりこっちの方が面白く見られるよな気がする。
3なんて今でこそ面白く見られるが、公開当時なら多分全然面白さが感じられなかったと思う。
というかここまで先進的な内容の映画を日本でやってたのが驚き。
3 ななしのよっしん
2022/09/21(水) 00:35:35 ID: 9gMOevu4Hq
押井守監督作品の中で娯楽映画としての出来がナンバーワンの名作
4 ななしのよっしん
2023/03/14(火) 20:25:09 ID: HoekZDpsvV
X年後の関係者たち面白かった。
出渕さんと押井さんの話は結構聞くけど伊藤和典さんとゆうきまさみ先生の口から誕生秘話とか裏話聞けたのは良かった。
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最終更新:2024/04/24(水) 05:00
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