機皇とは、アニメ「遊☆戯☆王ファイブディーズ」および遊戯王OCGに登場するカード群である。
英語名は「Meklord」。
アニメ5D'sで、イリアステルの三皇帝であるプラシド、ルチアーノ、ホセ、及び三皇帝の真の姿であるアポリアが使用しているカード群。属するモンスターは全て機械族である。
さらに、機皇帝、機皇兵、その他の機皇の3つに分けることができる。
イリアステルの三皇帝が使用していたのは機皇帝で、それ以外の機皇はアポリアが使用している。
OCGでは、専用サポートによって機皇兵を展開して、シンクロ、エクシーズ召喚につないだり、自壊効果を持つモンスターを採用して機皇帝を特殊召喚していくことになる。機皇帝はシンクロモンスターを吸収できるため、シンクロデッキに対して有利に戦える。また、機皇帝の性質から、相手の破壊効果に強いのも【機皇】デッキの特徴。
エクシーズモンスターが力を伸ばしている現状は、相手によっては吸収効果を活用できないこともあり、若干苦しい戦いを強いられるかもしれない。ただ、機皇兵をはじめ、ランク4のエクシーズ召喚につなげるのに向いてるカードもあるので、シンクロデッキ以外の相手でもそれなりに戦える。
「機皇神マシニクル∞」や「機皇神龍アステリスク」は癖が強いため、使用する場合はそれを意識した専用の構築が必要となるだろう。
※「機皇帝ワイゼル∞」、「機皇帝スキエル∞」、「機皇帝グランエル∞」の記事も参照。
イリアステルの三皇帝が使用するモンスター。プラシドが「機皇帝ワイゼル∞」、ルチアーノが「機皇帝スキエル∞」、ホセが「機皇帝グランエル∞」をそれぞれ使用する。ただし、ワイゼルのみは、ゴーストや遊星の夢の中の対戦相手にも使用されている。また、アポリアは全て使用している。
「機皇」というくくりより先に登場しており、シンクロモンスターを吸収する効果を持つことから、作中では「シンクロキラー」と呼ばれ恐れられていた。
本体である機皇帝と、そのパーツであるT(トップ)、A(アタック)、G(ガード)、C(キャリア)の4つのパーツによって構成される。自身が効果で破壊されたときに本体と4つのパーツを特殊召喚する、「○○・コア」(○○にはそれぞれ「ワイズ」、「スカイ」、「グランド」が入る)というサポートカードも存在する。
元々はアポリアたちがいた未来世界において、「モーメント」が生み出した兵器である。
3体の機皇帝に共通の効果は以下の通り。
アニメなので気にする必要はないが、テキストに若干欠陥があり、このままだと複数のワイゼルorスキエルを並べることで無限に攻撃力が上昇し続けてしまうことになる。「機皇帝」は1体しか存在できない、といったテキストがあれば解決する(複雑な手順を踏めばそれでも無限上昇させることはできるが)。
パーツには「∞」と名のついたモンスターが存在しない場合に自壊する効果がある。機皇帝をサポートする効果は「機皇帝」を指定するものと「∞」を指定するものが混在している。ゲームTF6では全て「機皇帝」に関する効果に変更された。この違いは「機皇神マシニクル∞」が対象になるかどうかに関わる。
また、パーツには上位種が存在し、カード名の後ろに3、5と数字がつき、レベルもその数字と同じ値になっている。3は通常召喚可能だが、パーツでフィールドが埋まっていると上位種を出せないためか、同じ系統のパーツをリリースして(墓地へ送って、となっているものもあり、一定しない)上位(3)のパーツを特殊召喚する「○○△3」(○○はコアと同様、△にはT,A,G,Cが入る)という罠カードが登場した。また、5には3をリリースして特殊召喚する召喚条件がある。
各パーツの能力は以下の通り。ただし、各パーツはテキストが明かされていないものもあるため、描写や説明から推測している部分もある。
カード名 | ATK/DEF | 効果 |
ワイゼルT | 500/0 | (自壊効果のみ) |
ワイゼルT3 | 600/0 | 1ターンに1度、相手の魔法・罠の発動を無効にして破壊できる。 |
ワイゼルA | 1200/0 | (自壊効果のみ) |
ワイゼルA3 | 1600/0 | 自分の「∞」が守備表示モンスターを攻撃する場合、相手に貫通ダメージを与える。 |
ワイゼルA5 | (不明) | 自分の「∞」が守備モンスターを攻撃する場合、相手に2倍の貫通ダメージを与える。 自分の「∞」が攻撃する場合1度だけ、相手の罠の発動を無効にして破壊できる。 |
ワイゼルG | 0/1200 | 自分モンスターが攻撃対象となった時、攻撃対象をこのカードに変更できる。 |
ワイゼルG3 | 0/2000 | 自分モンスターが攻撃対象となった時、攻撃対象をこのカードに変更できる。 また、このカードは1ターンに1度、戦闘では破壊されない。 |
ワイゼルC | 800/600 | このカードは相手のカードの効果では破壊されない。 |
スキエルT | 600/0 | (自壊効果のみ) |
スキエルA | 1000/0 | (自壊効果のみ) |
スキエルA3 | 1200/0 | 自分の「∞」1体は攻撃力をエンドフェイズまで半分にする事で直接攻撃できる。 |
スキエルA5 | 1400/0 | 自分フィールド上の「∞」は相手プレイヤーに直接攻撃できる。 |
スキエルG | 200/300 | 1ターンに1度、相手モンスターの攻撃を無効にできる。 |
スキエルC | 400/0 | (自壊効果のみ) |
スキエルC3 | 600/200 | 1ターンに1度、「∞」1体の破壊を無効にする。 1ターンに1度、相手モンスターの攻撃を無効にできる。 |
スキエルC5 | 800/400 | 1ターンに1度、相手モンスターの攻撃を無効にできる。 自分モンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊した時、相手に300ダメージを与える。 |
グランエルT | 500/0 | 自分の「∞」が攻撃する時、相手シンクロモンスターの効果を無効にする。 |
グランエルT5 | 500/2000 | 1ターンに1度、相手フィールド上のシンクロモンスター1体を「∞」に装備できる。 装備モンスターの攻撃力は、装備カードの攻撃力分アップする。 |
グランエルA | 1300/0 | 戦闘で破壊されたシンクロモンスターを装備カード扱いとして「∞」に装備できる。 装備モンスターの攻撃力は装備カードの攻撃力分アップする。 1ターンに1度、この効果で装備したモンスターで相手モンスターに攻撃する事ができる。 この効果で攻撃するモンスターは貫通効果を得る。 |
グランエルA3 | 1800/不明 | (自壊効果のみ?効果不明) |
グランエルG | 500/1000 | 相手の攻撃時、攻撃対象を自分の「機皇帝」が装備しているモンスターに変更できる。 |
グランエルG3 | 800/2000 | 相手の攻撃時、攻撃対象を自分の「機皇帝」が装備したモンスターに変更できる。 1ターンに1度、相手フィールド上のモンスターの効果が発動した時、それを無効にする。 |
グランエルC | 700/700 | 自分のモンスター1体は破壊されず、ゲームから除外されない。 |
TF5以降のシリーズではオリジナルカードとして収録されている。OCG版の登場以降に発売されたTF6以降の作品では、オリジナル版とOCG版の両方が収録されている。
コアによって特殊召喚される、パーツに応じて強化されるなど、アニメ版の特徴がそのまま再現されている。また、共通して以下の効果が追加されている。
1つ目によって相手の対象をとる効果に対する耐性ができ、強化されている。2つ目の効果は、攻撃力の無限上昇を防ぐためのものである。
また、アニメ版に存在したほかのモンスターの攻撃を封じる効果が削除され、各パーツでの攻撃も可能となっている。自身が破壊されたときに自分フィールドのモンスターを全て破壊する効果もなくなった。
さらに、小さな違いとして、アニメのテキストをそのまま受け取ると、相手フィールドのパーツでも強化されるが、TF仕様のテキストでは「自分」に限定されているというものがある。
また、一部のパーツはバランス調整やルールの問題のためか、効果が変更されている。
3のパーツはアニメの専用罠を内蔵したような召喚効果を持っている。
パーツに応じて強化する、という形式ではなくなり、自分のモンスターが効果で破壊されたときに手札から特殊召喚する、という召喚条件を持つ特殊召喚モンスターになった。ワイゼル、スキエルの攻守は、コアから特殊召喚した初期状態の攻撃力と同じ数値になっている。
アニメ版共通効果のうち、シンクロモンスターの吸収効果のみはそのまま受け継がれている。また、ワイゼル、スキエルにのみ、ほかのモンスターの攻撃を封じる効果が残された。さらに、各機皇帝に、パーツが持っていた効果の一部を意識したような効果が内蔵されている。
各機皇帝についての詳細はそれぞれの記事を参照。
インフィニティ・ウォール
通常罠
自分フィールド上に「機皇帝」と名のついたモンスターが存在する場合に発動する事ができる。
このターン自分フィールド上に存在するカードを破壊する効果は無効化される。
ターン中、自分フィールド上のカードを効果破壊できなくする効果。
WRGPでホセが使用。クロウの「スピード・ワールド2」の効果による破壊を無効にした。
Aキャノン
通常罠
自分フィールド上に存在する「機皇帝」と名のついたモンスター1体が、
戦闘によって相手モンスターを破壊できなかった時に発動する事ができる。
自分フィールド上に存在する「A(アタック)」と名のついたモンスター1体を墓地へ送り、
相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して破壊する。
発動条件のあるモンスター除去。Aは「アタック」と読む。
WRGPでホセが使用。遊星の「波動の壁-ウェーブ・ウォール」に攻撃が無効化されたことをトリガーに発動。「グランエルA」を墓地へ送り「ブラックフェザー・ドラゴン」を破壊した。その後、空いたスペースに「グランエルA3」を召喚している。
機皇城
フィールド魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する「機皇帝」と名のついたモンスターは
シンクロモンスターの効果の対象にならない。
フィールド上に存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキから「機皇帝」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。
OCGオリジナルのフィールド魔法。「機皇帝スキエル∞」と一緒に「ザ・ヴァリュアブル・ブック13」の付録となった。
後半のサーチ効果を利用すれば容易に機皇帝を手札に呼び込める。前半の効果もあれば嬉しい。
マスタールール3のルール変更で弱体化したカードの1枚。新しいフィールド魔法を発動する際の古いフィールド魔法の処理が、「破壊する」から「墓地へ送る」に変更されたため、この方法で後半のサーチ効果を使うことができなくなった。
アポリアが使用したモンスター。全てレベル4の機械族で、「機皇兵ワイゼル・アイン」、「機皇兵スキエル・アイン」、「機皇兵グランエル・アイン」が存在する。名前や見た目から分かるように、機皇帝が元になっている。
ワイゼル・アインは攻撃力1800で、モンスターに貫通効果を付与する。
デュエルでは貫通効果を付与しつつ、高い攻撃力を生かして戦闘でも活躍した。
攻撃名は「クォーク・カーブ」。
スキエル・アインは攻撃力1200で、1000ポイント以上の効果ダメージを無効にする効果を持つ。
ワイゼル・アインの貫通付与を受けて、守備モンスターを戦闘破壊していった。また、効果で「レベル・カノン」のダメージが自分に向かうのを防いだ。
攻撃名は「ツイン・パルス」。
グランエル・アインは攻撃力1600で、1ターンに1度、相手モンスター1体の攻守どちらかを半分にする効果を持つ。
その効果で相手の能力を落とし、スキエル・アインの攻撃の補助をした。
攻撃名は「グラビティ・ブラスター」、効果名は「グラビティー・プレッシャー」。
OCGにおける3体のテキストは以下の通り。全てのモンスターにほかの機皇に応じて強化される効果が追加された。
機皇兵ワイゼル・アイン
星4/闇属性/機械族/ATK 1800/DEF 0
このカードの攻撃力は、このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する
「機皇」と名のついたモンスターの数×100ポイントアップする。
また、1ターンに1度、相手フィールド上に守備表示で存在するモンスターを攻撃対象とした、
このカード以外の自分の「機皇」と名のついたモンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
そのモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力が攻撃力を超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
貫通効果が付与できるのは「機皇」限定となった。
高い攻撃力があるので、通常の機械族デッキでアタッカーとして使うこともできる。イメージが気にならなければ、「ブラック・ボンバー」で蘇生してシンクロ素材にも。
機皇デッキではメインのアタッカーとなる。機皇帝に貫通効果を持たせられるのは嬉しい。
機皇兵スキエル・アイン
星4/風属性/機械族/ATK 1200/DEF 1000
このカードの攻撃力は、このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する
「機皇」と名のついたモンスターの数×200ポイントアップする。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキから「機皇兵」と名のついたモンスター1体を特殊召喚することができる。
「デス・ウォンバット」などに劣っていたダメージ無効効果はなくなり、代わりに「機皇兵」をデッキから特殊召喚する効果を得た。
攻撃力の高いワイゼル・アインを特殊召喚可能だが、単体での能力が低い点に注意。特殊召喚の手段自体は多いので、エクシーズ素材にしたり、いろいろ使い道がある。
機皇兵グランエル・アイン
星4/地属性/機械族/ATK 1600/DEF 1200
このカードの攻撃力は、このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する
「機皇」と名のついたモンスターの数×100ポイントアップする。
このカードが召喚に成功した時、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
そのモンスターの攻撃力をエンドフェイズ時まで半分にする事ができる。
半分にできるのは攻撃力のみで、タイミングは召喚に成功した時限定となった。
単体で3200以下まで戦闘破壊できるため、扱いやすい。特殊召喚では発動しないので、スキエル・アインや「機動要塞フォルテシモ」などでの特殊召喚はなるべく避け、それらはワイゼル・アインなどに回したい。
ちなみに、ほかの2枚に比べ、このカードだけ初登場時のレアリティが少し高い。
アニメでは「機動要塞フォルテシモ」というフィールド魔法が登場していたが、アニメ版はレベル4以下の機械族全般を対象にしていた。OCGでは「機皇兵」サポートに効果が変更されている。
詳細は「機動要塞フォルテシモ」を参照。
鉄壁の機皇兵
永続魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する
「機皇兵」と名のついたモンスターの効果は無効化され、戦闘では破壊されない。
効果を無効にする代わりに戦闘破壊耐性を付与する。
戦闘で破壊できず、相手が効果破壊を狙ってきたら機皇帝を特殊召喚するチャンス。効果無効がネック。守備表示モンスターには適用されないので、ダメージを防ぐ壁にはできないが、守備表示にすれば効果を使用できるようになるという利点にもなる。
機皇廠
通常罠
フィールド上に表側表示で存在する「機皇」と名のついたモンスターが
攻撃対象に選択された時に発動する事ができる。
自分の墓地に存在する「機皇兵」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える。
その後、攻撃対象となったモンスターを破壊する。
墓地の「機皇兵」を回収する代わりに攻撃対象のモンスターを破壊する。
対象が破壊された後、相手は再び攻撃対象を選択しなおせる点には注意。破壊される点を生かして機皇帝につなぐこともできるが、発動条件が受動的で、扱いにくさが目立つ。
テキストを読めば分かるが、発動条件は「機皇」でも、回収できるのは「機皇兵」限定である点に注意。機皇帝を回収して即座に特殊召喚する、という使い方はできない。
上記2つに該当しない機皇。2枚のモンスターと数枚のサポートカードが存在する。「再機動」は「機皇」と名のついたカードを指定しているため、魔法・罠の機皇も対象となる。
※魔法・罠の「機皇」は全て「機皇」、「機皇兵」、「機皇帝」のいずれかに関する効果を持っているため、それぞれのサポートカードの項にまとめている。
アポリアが遊星とのデュエルで使用したモンスター。シンクロ吸収、破壊耐性、各機皇帝のパーツの効果を得る、バーン効果などの強力な効果で遊星を苦しめた。
ちなみに、アニメでは、特に召喚条件などはなく、「カオス・インフィニティ」で特殊召喚されている。
だが、OCGではいろいろと残念なことになった。そして、同時にカード名から3乗が消えた。
詳細は「機皇神マシニクル∞³」を参照。
アニメオリジナルのマシニクル専用の通常罠。手札から3種のコアを1枚ずつ墓地へ送ることで手札・デッキ・墓地からマシニクル1体を特殊召喚する。
TF6では、あまりにかけ離れた能力を持つOCG版マシニクルのためか、このカードが大幅に効果を変更されて収録されている。発動条件は墓地のコア3種を除外に変更、さらに、特殊召喚後にこのカードがマシニクルに装備され、装備モンスターが破壊される場合に代わりに墓地のパーツを除外できるという、アニメ版耐性の再現を可能にした効果となっている。
アポリアがジャック&龍亞&龍可とのデュエルで使用した。フィールド上の機械族モンスターの攻撃力の合計(テキストミスであり、実際は「機皇神龍アステリスク以外の~」がつかないと無限ループに陥ってしまう)という圧倒的な攻撃力と、破壊耐性、シンクロモンスターを特殊召喚したプレイヤーへのバーンという強力な効果を持っている。
詳細は「機皇神龍アステリスク」を参照。
「機皇」に関する効果を持ったカード。当然、「機皇帝」や「機皇兵」もその対象となる。
フィールド上に存在する「機皇」と名のつくモンスター1体につき1枚カードをドローする。
(アニメ版)フィールド上に表側表示で存在するモンスターが
「機皇」と名のついたモンスター2体のみの場合に発動する事ができる。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行う事ができない。
(OCG版)
アニメでアポリアが使用したカード。アニメ版は「スペーシア・ギフト」に近い効果で、デメリットもなく3枚ドローした。
OCG版は条件が厳しい。フィールドには相手も含まれるので、条件を満たしにくい。除去を利用して条件を満たそう。
カオス・インフィニティ
通常罠
フィールド上に守備表示で存在するモンスターを全て表側攻撃表示にする。
さらに、自分のデッキまたは墓地から「機皇」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズ時に破壊される。
(OCG版)
アニメでアポリアが使用したカード。アニメ版では特殊召喚の効果がデッキと墓地から1体ずつ、計2体であった。
デッキからマシニクル∞3、墓地からスキエル・アインを特殊召喚し、アステリスクの攻撃力上昇に利用した。
機皇兵を特殊召喚すれば、シンクロ、エクシーズにつなげる。フィールド上に守備表示モンスターが存在しない場合、発動ができない点には注意。
ちなみに、この効果で特殊召喚できるのは3体の機皇兵と、蘇生制限を満たしたアステリスクのみ。
「幻想召喚師」との相性はよく、このカード1枚で「幻想召喚師」のリバース効果を発動させつつ、必要なリリースを確保できる。これを利用したデッキは【幻想機皇】などと呼ばれる。
機限爆弾
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在する「機皇」と名のついたモンスター1体と、
相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して発動する。
選択したカードを破壊する。
自分の機皇を巻き込むが、相手のカードを種別を問わずに破壊できる。
破壊効果から機皇帝の特殊召喚につなぐほか、「カオス・インフィニティ」で自壊が決定しているモンスターや相手の破壊効果の対象になったモンスターを利用するなど、工夫して使いたい。
アニメでプラシドとルチアーノが使用した「ツイン・ボルテックス」と類似する効果を持つ。
「ツイン・ボルテックス」は相手の攻撃宣言時に発動でき、自分フィールド上のモンスター1体と相手フィールド上のモンスター1体を破壊する効果を持つ。
ちなみに、TF版「ツイン・ボルテックス」は、発動タイミングの制限がなくなった代わりに、破壊する自分のモンスターは機械族限定となっている。どちらかといえばTF版のほうがこのカードに近い。
再機動
通常魔法
自分の手札から「機皇」と名のついたモンスター1体をデッキに戻して発動する。
自分の墓地に存在する「機皇」と名のついたカード1枚を選択して手札に加える。
墓地の機皇を回収できる。
機皇帝を回収して再び特殊召喚するために使える。「死者転生」の方が汎用性が高いが、機皇兵以外の機皇は墓地に送ってもあまりメリットはないため、デッキに戻すこちらにも利点はある。また、機皇の魔法・罠を回収できるのもポイント。
「機皇」の名は持たないが、機皇と関わりのあるカード。
3体の機皇帝と「機皇神マシニクル∞³」が対象となる。全てアニメオリジナル。
インフィニティ・フォース
通常罠
自分フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが存在する場合、
相手カードによって効果ダメージが発生した時に発動できる。
その効果ダメージを0にして、相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
「∞」専用の「サンダー・ボルト」。アニメではルチアーノが使用、龍可の「エンシェント・サンシャイン」のダメージを帳消しにしつつ、フィールドをがら空きにした。
TF5ではオリジナルカードとして収録されている。ダメージを0にする効果が失われた代わりに、戦闘ダメージでも発動可能になった。
無限狂宴
通常罠
このターン自分フィールド上に存在する「∞」と名のついたモンスターに装備カード扱いとして
装備されたシンクロモンスターが墓地に存在する場合、発動する事ができる。
そのシンクロモンスターを、自分フィールド上に存在する「∞」と名のついたモンスターに
装備カード扱いとして装備する。
その後、このターン自分フィールド上に存在する「∞」と名のついたモンスターが装備した
シンクロモンスターの数×600ポイントダメージを相手ライフに与え、自分は600ライフポイント回復する。
遊星とのデュエルでアポリアが使用。効果を使用して失われた「機皇神マシニクル∞³」の装備を回復させ、さらに遊星の「ハードシップ」(モンスター効果によるダメージを無効)を避けて遊星にダメージを与えた。
アニメ登場時は「∞」(「機皇帝」)と関わりが無かったが、ゲーム「タッグフォース」シリーズで「∞」(「機皇帝」)のサポートに変更されたカード。
自分フィールド上に存在するモンスター1体がカードの効果の対象になった時に発動する事ができる。
その効果の対象を自分の墓地に存在するモンスター1体に変更する事ができる。
(このときの墓地に存在するモンスターはフィールド上に存在するものとして扱う)
このカードの発動後、このカードは墓地へ送らず、そのままセットする。
(アニメ版)自分フィールド上に「∞」(TF6では「機皇帝」)と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、
自分の墓地に存在する機械族モンスター1体をゲームから除外して発動する。
相手の魔法・罠・効果モンスターの効果の発動を無効にし破壊する。
発動後このカードは墓地に送らず、そのままセットする。
(タッグフォース版)
アニメではルチアーノが使用、「機皇帝スキエル∞」に対して発動された龍亞の「D・クリーナン」の効果の対象を「スカイ・コア」に変更して回避した。
ゲームでは、ルールが複雑になるためか、「∞」(「機皇帝」)が存在するときに 墓地の機械族をコストに魔法・罠・モンスター効果を無効にするように変更された。
「超融合」など一部を除いた魔法・罠・モンスター効果に対応できるため、優良な効果である。複数枚セットすれば相手はなかなか身動きを取れなくなるだろう。「くず鉄のかかし」のように再利用が可能なのも利点。
ただしコアやパーツを除外すると後で再び利用できなくなるなど、注意が必要な点もある。
このカードは自分のバトルフェイズ時のみ発動する事ができる。
このターン、カードの効果によって戦闘を無効にされたモンスター1体、
または戦闘で相手モンスターを破壊できなかったモンスター1体は、
バトルフェイズ中のみ攻撃力を半分にしてもう1度攻撃を行う事ができる。
(アニメ版)自分のバトルフェイズ中、自分フィールド上に存在する
「∞」(TF6では「機皇帝」)と名のついたモンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターは攻撃力がエンドフェイズ時まで半分になり、
このターン1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
(タッグフォース版)
アニメではゴーストが使用、「くず鉄のかかし」に攻撃を無効にされた「機皇帝ワイゼル∞」で再度攻撃を行った。さらに「トラップ・リサイクル」で回収し、再び発動することを狙ったが……。
ゲーム版では、対象にできるのが「∞」(「機皇帝」)に限定された代わりに、単純な2回攻撃効果になった。
しかし、2回攻撃であれば「閃光の双剣-トライス」や「ゼロ・スプライト」(TFオリジナル)が存在する。どちらも機皇帝ならデメリットがこちらより軽く、永続的に効果を使用できる。
一応、こちらにも「サイクロン」などで妨害されないメリットはあるものの、「機皇帝」限定のこのカードのほうが汎用性が低く、扱いにくい。
手札にこのカードしかない場合に発動する事ができる。
デッキからカードを2枚ドローする。
(アニメ版)自分フィールド上に「機皇帝」と名のついたモンスター表側表示で存在し、
このカード以外のカードが手札に存在しない場合に発動する事ができる。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
(タッグフォース版)
ゲーム版ではTF6から登場。そのままでは強力すぎるため、「機皇帝」の存在が条件に追加された。
手札の使い方が問題となるが、機皇兵などの大量展開で手札を失いやすい機皇デッキとは相性がいい。「機皇帝の賜与」よりデメリットや条件が軽く、扱いやすい。
独立記事のある機皇に関してはそれぞれの記事を参照。
掲示板
58 ななしのよっしん
2022/04/13(水) 00:27:21 ID: 9pf4eTwnMd
59 ななしのよっしん
2022/04/19(火) 22:59:14 ID: d/DU4ERhkr
機皇帝のレベルは8でもよかったと思う
・エースとしてちょうどいいレベル
・機皇兵の4、機皇神の12と並べていいバランス
・シグナーの竜のレベルにも近い
・3体合体でレベル12になるのもそれっぽい
・レベル8としては普通のステータスなので通常召喚モンスターでも問題ない
・8を横に倒すと∞になる
60 ななしのよっしん
2022/04/24(日) 00:21:21 ID: GeHhs9282G
今からでもいいんでリメイクとして機皇帝王とか名前なんかを改名して魔改造してくれ…
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最終更新:2025/04/10(木) 03:00
最終更新:2025/04/10(木) 02:00
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