機能美Pとは (キノウビプロデューサーとは) [単語記事]

機能美Pとは、VOCALOID楽曲やアイドルマスター等のPVを制作しているP(プロデューサー)である。「初音学校」の人。また、オリジナルの作品も多数制作している。

概要

文字を動かして魅せるという手法、Kinetic Typography（キネティック・タイポグラフィ）を用いた動画を多く上げている動画制作者。自作した楽曲をストーリーに緻密にシンクロさせるという手法に定評がある。
あとオチに定評がある。
楽曲はテクノ系。シンプルな音を組み合わせた感じの曲が多い。
自作曲や他のP制作の曲に対して、PVを作成している。
画面やキャラクターが極力シンプルに造られているのが特徴。
「機能美Ｐ」というＰ名の由来は、「初音学校」の動画紹介コメントより。

「初音ミク flash アニメを作らんと、以来悪戦苦闘の日々でしたが、やってみるとなんとかなるもので、次第に作業効率が上がり、完成間近の頃には見違える程になりました。主にミクの容姿が。いつの間にこんなにパーツが減って（作者的に）機能美あふれる姿に。なんだろうこれ」
代表作は、初音学校【初音ミク → テクノでコント】、舎利禮文（しゃりらいもん）【初音ミク×M＠STER_fonts Pv】、No,No,works.【アイドルマスタ－／テクノでコント】等。

　2008年に投稿された「初音学校」。
　「このミクみたいのは歌いません。喋りません。…なんだろう。鳴く。」との動画説明文の通り、初音ミクの音源を鳴き声のみに使用した、はちゅね、くー達のコントが混ざった怪作。
　歌っていないが初音ミクの音源を使用したテクノということで、VOCALOID殿堂入りも果たしており、達成した際に「ありがとうございます。」動画を制作している。

2009年に続編にあたる「初音学校１＋２【初音ミク→テクノでコント（旧＋新作）】を投稿。

　ちなみにこのくー、yama_ko氏の手によって創られたMitchie M氏の楽曲MV 【モーションすげぇ】FREELY TOMORROW MV【初音ミク】のサムネに起用されている。(絵はyama_ko氏の手によるもの)

　今ではよく見る演出方法だが、「Kinetic Typography」という言葉がニコニコで一般的にあまり知られていない早い時期に作られた、文字をメインとしたVOCALOIDのＰＶでもおそらく最古のひとつ。

2009年に投稿された、アイドルマスターのキャラクターが登場するNovelsM@ster 動画、「No,No,works.【アイドルマスタ－／テクノでコント】」では、ノベル系の動画であるのに、文字と自作の楽曲をシンクロさせてストーリーが進むという手法を披露し、話題と注目を集める。ユーザー主催による「2009年上半期ニコマス20選」にて堂々の一位を獲得。

最新作は、2023年 02月25日投稿の"そんな話を彁は喰った。"

近年発達し続ける自動生成ＡＩと創作が題材の、テンポ良く紡がれる文字に魅入る事間違いなしの逸品。
初出はFRENZ 2022。また2023年 3月のAI アートグランプリにて、審査員特別賞を受賞した。

「初音学校」では、桃プリンPと動画による会話をやらかした。何だか言葉で表現するのが難しいので、以下の通り会話の流れを示す。また、機能美P自身が公開マイリストにて解説をしている。→初音学校と裏話的なもの

手段もさることながら、動画の作成速度もなんだかおかしい。