「歌ったらあかん歌なんかあるわけないんだ!」とは、映画『パッチギ!』に登場するラジオディレクターの台詞である。
この歌とは、南北分断後の北朝鮮で作られた『イムジン河』のこと。
主人公の松山康介は在日朝鮮人のキョンジャと仲良くなるために本曲を覚え、その演奏を通りすがりのラジオディレクターに評価されたことで、ラジオ番組『勝ち抜きフォーク合戦』でイムジン河を生演奏することになったのだが、当時日本においてイムジン河は放送禁止となっていた。[1]
これを聞きつけたプロデューサーは、放送を止めるためにレコーディング室に乗り込み、ラジオディレクターを問い詰める。
お前何考えてんねん。
仕事してるだけですよ…。
こいつの歌が、北朝鮮の歌なんや。
発売も、放送も、禁止されとるんやぞあほ!
(中略)
朝鮮総連、韓国公安、最後には警視庁のトップと、内閣調査室までが、東芝レコードさんに乗り込んできてやな、これは要注意歌謡曲になってんやぞ!
表現の自由でしょう…。
日本国憲法知らないんすか?
憲法なんかどうでもええ!
馬鹿!どんな理由があろうとな、歌ったらあかん歌なんかあるわけないんだ!
この銀河系のどこを探してもな、天体望遠鏡で見渡してもな、そんなものはどこにもないんだよ!
日本人と朝鮮人の交流を扱った本作において、この台詞はまさにメッセージの一つであるといえる。
ミュージシャンの大友康平による力強い演技も、このメッセージの説得力となっている。
この後、二人の話し合い(物理)によってその場は丸く収まり、康介はイムジン河を熱唱。これがキョンジャ達の心を変えることになる。
掲示板
2 ななしのよっしん
2024/08/30(金) 09:04:26 ID: boHnQ989ez
高音すぎて歌うと喉が死ぬみたいな意味ならありそう
3 ななしのよっしん
2024/08/30(金) 09:36:39 ID: RfMUv2apkJ
本人にその意識が無くても実際は無断盗用+無断改変みたいな事だから致し方ない
この結果を受けて名曲「悲しくてやりきれない」が生まれた事も書いて欲しい
4 ななしのよっしん
2024/08/30(金) 10:04:59 ID: 4Hfwc1lOe/
きんたの大冒険みたいなことかと思ったら割と真面目な記事だった。
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最終更新:2025/12/09(火) 19:00
最終更新:2025/12/09(火) 18:00
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