歌川豊春とは江戸時代中期から後期の浮世絵師である。歌川派の始祖として知られる。
豊後国出身とされる。享保20年(1735年)生まれ。京都で狩野派に絵を学び、後に江戸に下向。江戸で浮世絵師の鳥山石燕に学び、浮世絵を描き始める。
豊春の浮世絵で特に注目されるのは遠近法を用いた浮絵である。豊春は浮絵の先行者であった奥村政信の画法を洗練すべく、西洋の版画を元に遠近法の構図を学び、遊郭屋内や街の風景など多様なテーマで数多くの浮絵を制作した。狩野派の画法を学んでいたため肉筆画にも「桜下花魁道中図」など優れた作品を残した。文化11年1月12日〈1814年3月3日〉に死去。享年80。
豊春の育てた弟子のうち、歌川豊国、歌川豊広はそれぞれ優れた弟子を輩出し、江戸時代後期から末期にかけて歌川派として大勢力を形成。浮世絵界を席巻していく。
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最終更新:2024/04/25(木) 20:00
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