歌志内線(うたしないせん)とは、砂川駅と歌志内駅を結んでいたJR北海道の鉄道路線(地方交通線)である。
|
||||||||||||||||||||
函館本線砂川駅から分岐し、歌志内市の歌志内駅までを結んでいた路線。
1891年7月5日に空知炭鉱からの石炭輸送を行うために開業した「北海道炭礦鉄道空知線」の一部を前身とする。1901年に空知線から分離し「空知線歌志内支線」となった後、1906年10月1日の鉄道国有法による買収と国有化、1909年10月12日の国有鉄道線路名称制定を経て、「歌志内線」となった。
歌志内線開通後に続々と沿線に炭鉱が開坑したことにより、国有化以降は運炭輸送が盛況となる。1963年には営業係数が64となり日本で4番目となる実績を挙げるまでに至ったが、炭鉱の衰退に伴い客貨ともに輸送量が減少していった。
その後、国鉄再建法施行により1984年6月22日に第2次特定地方交通線として廃止承認され、1987年4月1日にJR北海道(第1種)とJR貨物(第2種)に承継された後、1988年4月25日に廃止となり北海道中央バスに転換された。
第三セクター化も検討されたが、運炭路線である歌志内線の存続意義であった空知炭鉱の閉山が確定的となったため、第三セクター化せずに廃止となった。
また、歌志内線と同じく砂川駅を起点とし、並行しつつ別の終点へ向かう運炭路線として函館本線上砂川支線が存在していたが、こちらは歌志内線よりも客貨ともに輸送量が少ないにも関わらず、「函館本線の一部」とされたため特定地方交通線の指定を免れたどころか幹線に設定され存続した。これは、特定地方交通線の硬直性を示す一例として知られている。なお、函館本線上砂川支線も結局1994年5月16日に廃止となった。
廃止後の代替バス路線として、歌志内線に沿うように北海道中央バスの「焼山線」が新規で設定されたが、元々上砂川町を経由する路線の「歌志内線」も(砂川~上砂川間を函館本線上砂川支線に沿うように)設定されていたため、歌志内行は2路線存在することとなった。
しかし、代替バス路線である「焼山線」の利用者数が国の基準を割ったことにより、2018年10月以降の国の補助金打ち切りとなることを受けて、北海道中央バスと協議した結果、「焼山線」は2019年3月31日に廃止となった。なお、「焼山線」設定前から存在している「歌志内線」については、2019年3月31日以降も運行している。
廃駅・廃止信号場及び過去の接続路線については、JR発足日(1987年4月1日)以降に存在していたもののみ掲載する。
| 駅名 | ■乗換・備考 | 所在地 |
|---|---|---|
| 砂川駅 | ■JR北海道:函館本線(本線・上砂川支線(1994年5月16日廃止)) | 砂川市 |
| 焼山駅 | ||
| 文珠駅 | 歌志内市 | |
| 西歌駅 | ||
| 神威駅 | ||
| 歌神駅 | ||
| 歌志内駅 |
掲示板
掲示板に書き込みがありません。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/08(月) 04:00
最終更新:2025/12/08(月) 04:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。