武藤遊戯は、高橋和希の漫画「遊☆戯☆王」の登場人物。
同作の主人公である。
アニメでの声優は、東映版「遊☆戯☆王」では緒方恵美、
「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」以降は風間俊介。
彼には二つの人格が宿っているのだが(後述)、本項においては武藤遊戯の本来の人格について扱う。
もう一つの人格については「闇遊戯」の項を参照。
祖父の武藤双六から譲り受けた闇アイテム「千年パズル」を組み上げ、自身にもう一つの人格を宿した少年。内気ないじめられっ子だったが、友情と信頼の力で徐々に成長してゆく。また、ゲームにおいては光る才能を垣間見せる。
もう一つの人格(王様、ATM)は、「闇遊戯」「もう一人の遊戯」と呼ばれている。……はずだったが、物語中盤から闇遊戯の出番が大半を占めるようになり、本来表人格であるはずの武藤遊戯のほうが「もう一人のオレ」として裏人格に回る逆転現象が発生。単行本の表紙やジャンプの扉絵、ゲームのパッケージに至るまで闇遊戯にジャックされ、しまいにはメインヒロインの真崎杏子にまで「もう一人の遊戯」呼ばわりされる羽目になってしまった。実にややこしい。
しかし物語中では正しく少年漫画らしい成長を見せ、物語終盤で真の主人公となる。
遊戯は闇遊戯を「もう一人のボク」と呼び、闇遊戯は遊戯を「相棒」と呼ぶ。この「相棒」から「AIBO」という愛称が生まれ、(ニコニコ動画においては)ファンの間で定着している。
非常に独特の髪型をしている。漫画などのキャラクターの髪が現実では不自然な色や形をしているのはよくあることだが、その中でも彼は飛び抜けているのではないだろうか。祖父の双六も若い頃に遊戯と同じ髪型をしていたことから、この髪型は地毛だと思われる。そんな髪型してたらそりゃあいじめられるよ・・・
が、獏良が髪を校則違反とされた割に遊戯には言及されていない。
ファンの間ではAIBOこと武藤遊戯と王様こと闇遊戯は区別して語られるが、どちらもひっくるめて(というか主に闇遊戯のことのみを)「武藤遊戯」と見なされてしまうことも多々ある。
名称の区別については、右の記事も参照してください。 |
現在放送中の遊☆戯☆王アーク・ファイブに至るまで、後続アニメの主人公は名前に遊戯の「遊」の字を受け継いでいる。
また、闇遊戯のような闇人格あるいは相棒の存在も受け継がれている。 遊星「・・・ゑ?」
さらに言えば、奇抜な髪型も受け継がれている・・・のかもしれない。 紅葉 → 栗 → 蟹 → 海老(UMA)→ トマト→…
「遊☆戯☆王」の番外編となる漫画。本作でもアテムではなく自身が己の力で戦う場面が存在する。
バトルシティ編後に位置する話である本作のデュエルでは、後の古代編における活躍に繋がっても不思議ではないくらいに彼の強さが描かれていた。
アニメ『デュエルモンスターズ』の続編『GX』では、伝説の決闘王(デュエルキング)やキングオブデュエリストとして、遊戯の名前はデュエリスト達の間に知れ渡っている。漫画版GXには登場していない。
前作『デュエルモンスターズ』の最終話から数年が経過しており、闇遊戯ことアテムが既に冥界へ旅立っているため、千年パズルは所持していない。また、成長して高校時代よりも背が伸びており、声色もかつてのアテムに似ているが穏やかなものになっていた。
第1話で道を歩いていた時にぶつかってきたデュエリストの少年・遊城十代に何かを感じ取ったのか、「ラッキーカード」と称して精霊が宿るハネクリボーのカードを託した。その後は旅に出ており、前作の映像を流用した回想シーンや登場人物の会話で名前が出るのみで、遊戯本人が姿を現すことはなかった。
しかし、第179話でデュエルアカデミアの卒業式を終えて旅立とうとする十代の前に再び姿を現し、彼が大人に成長する過程で失ったものを取り戻させるため、最強のデュエリストとデュエルさせると告げ、ハネクリボーとデュエルアカデミアに展示されていた自身のデッキ(レプリカ)の力で十代を過去の自分の元へ導く。
そして過去の童実野町に辿り着いた十代の前に、千年パズルと三幻神のカードを所有していたバトルシティ編終了直後の遊戯が姿を現した。
過去の遊戯は、十代と互いに一歩も譲らぬデュエルを繰り広げる。しかし、十代が最後に猛追を見せて勝利しようとした瞬間、遊戯の千年パズルが光を放つ。そして、現代の遊戯が告げた「最強のデュエリスト」、すなわちアテムが姿を現した。なお、アテム登場直後にロッテリアでおなじみのBGM・熱き決闘者たちのアレンジバージョンが使用された。
なお、アテムと2人で組んで使用していたデッキのレプリカがデュエル・アカデミアに展示されている。
第179話でデッキの一部が出てくるが、モンスターカードとして「ブラック・マジシャン」「ブラック・マジシャン・ガール」「クリボー」「暗黒魔族ギルファー・デーモン」「磁石の戦士マグネット・バルキリオン」「カタパルト・タートル」「竜騎士ガイア」「マジシャン・オブ・ブラックカオス」の8枚、魔法カードとして「融合」「拡散する波動」「千本ナイフ」「光の護封剣」「光の封札剣(OCGでは罠カード)」の5枚、罠カードとして「聖なるバリア-ミラーフォース-」「精霊の鏡」「魔法の筒」の3枚が確認できる。
主人公の1人として登場。ペガサス・J・クロフォードが主催するイベントのゲストに招かれていたが、タイムスリップしてやってきた不動遊星と遊城十代の協力を受け入れ、パラドックスと対決することになる。原作やアニメでは前に進んで戦うタイプだが、この映画では2人のバックアップにまわっている。
新たに、「師弟の絆」「古のルール」「奇跡のマジック・ゲート」「黒・魔・導・連・弾(ブラック・ツイン・バースト)」などのカードを使用している。
『5D's』の時代においても「ファラオの魂が宿っていた伝説のデュエリスト」としてその名は知れ渡っており、遊星からも尊敬の念を抱かれていた。
新作映画という形ではあるが、本作では「原作漫画のその後」が描かれる予定であり、アテムとの別れを経た彼がPVの時点で海馬瀬人と対峙している。海馬と並び物語の中心に立っている。
何気に全編通して、闇遊戯ではなく武藤遊戯として海馬瀬人と戦うのは初めてであり、注目を浴びている。
[原作の続編のため、デュエル以外のゲームも数多く経験してきたためか、本作の遊戯の将来は「ゲームデザイナー」。コンピュータゲームではなく、自らの創造する新しいゲームを発表し、そのゲームを友人たちと再び集まってプレイするのが目標である。
しかし精神性どころか、デュエルの腕まで全く衰えておらず、消えた獏良を救うために藍神とのデュエルに臨む際、次元領域決闘のルールの隙を突いたトリプル罠による無限ループコンボで藍神を一蹴。注目の海馬瀬人との戦いまでも、明らかなパワーカードである「ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン」をマジシャン・ガールたちのコンボで迎撃、「死者蘇生」をカードのコストで瀬人に渡し、それをメッセージとともに「ファイナル・ギアス」で不発にし瀬人を打ち破る(中断が入ったが)など、驚異的な腕前を見せ、視聴者を驚愕させた。
遊戯自体はカードに縛られない新たな未来に進むのだろうが、闇遊戯が還った状態でもそのまま伝説のデュエリストと呼ばれても全く不思議ではない。]
なお、作者・高橋和希氏のInstagramにアップロードされたイラストでは、劇場版のひとつの未来である遊戯と瀬人の姿が見られる。
[その未来では卒業から4年後、世界ゲームコンテストに優勝しており、高い評価を受けたことで海馬コーポレーションとゲームを共同開発する関係になり、開発した試作ゲームで瀬人と対戦するイラストになっている。]
これに限らず映画のあたりから「武藤遊戯」として瀬人と並び立つイラストなども多くなり、原作における先述の「逆転現象」で影に隠れがちだった、闇遊戯ではない「武藤遊戯」という存在が目立つきっかけになった、ともいえる。
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最終更新:2025/01/20(月) 01:00
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