死神部隊 単語

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死神部隊とは、フロム・ソフトウェア製作ハイスピードロボットアクションゲームアーマード・コア ヴァーディクトデイ』(ACVD)に登場するAC部隊である。
英語版では“Reaper Squad”と呼ばれる。

 

※以下の概要にはネタバレ要素が含まれます、未プレイ、未クリアの方は注意してください

概要

各地の戦場に出するAC部隊。
使用するACのみならず、それを輸するヘリコプターも含め、原則的に配色はを基調としてサブカラー深紅を用いており、どこか禍々しい印を与える。
三大勢のいずれにも属しておらず、分かっているのはその圧倒的な強さのみとなっているが、そもそも死神部隊という名称自体は、彼らがそう名乗ったことは一度もい。あくまでも、そのぶりと腕利きの傭兵をも圧倒する強さから自然とそう呼ばれるようになった、いわば通称である(ただしストーリー中、リーダーのJが自らを“死神”と称している)。この辺りは前作に登場したゾディアックに近い。

彼らの行動的は突出したを持つAC乗り、即ち腕利きの傭兵の殺にあり、ストーリー中でも50人近くの傭兵と交戦、殺している。彼らのターゲットとなる傭兵は『補者』と呼ばれているが、何の補者かと言えば、これまでのシリーズでもしばしば取り上げられた存在、つまりは『イレギュラー』や『ドミナント』、もしくは『黒い鳥』と呼ばれる類の人種である。
このように、“世界を破滅に導く可性を持った存在の芽を摘むこと”が死神部隊の存在理由だったのだが、その手段は専ら『彼ら自身が操縦するACにより、戦場補者と直接交戦すること』であった。従って、補者が何らかの理由で窮地に陥った際には、味方として振舞うこともあり得る(作中でも2度、このような状況は発生した)。
ただし、これはあくまでも死神部隊が自ら補者を殺するためであり、状況が整えばいずれその補者と直接交戦するという事には変わりはない。

分かりやすく言えば、「勘違いするなよカカロット貴様を倒すのはサイヤ人王子であるこのだ」という某王子のそれを、(言葉にしているわけではないが)行動に移しているということである。むしろ実際に倒しに来る所を踏まえると、王子よりもよっぽど義である。
ちなみに、関連は不明だが、彼らが援護に来たミッションはいずれも敵がUNACの時である。

作中では全てのAC主人公との交戦の末撃破され、その構成員も当然ながら全滅したが、その後のタワーを巡る三大勢間での争い(ワールドモード)において時折、の人物が傭兵を使って死神部隊を編成しているという。

正体 

ACVD-LINKアーカイブによると、死神部隊の構成員は“ファンタズマ・ビーイング”という計画によって産み出された“人間の意識を電子化してACに組み込んだ物”であり、体を持った人間ではないことが明かされた。 電子化されるベースとなった人間は、かつての名パイロットクローン(その中でも優良な個体)であったとされる。 ただ、電子化の後で好戦的な性格への思考パターンの矯正が施されており、元の人格が全に保存されているとは言い難い状態になっているという。 機体名に隊員の名前が埋め込まれ、パイロットが機体の一部品であるかの様な印を与えているのも、上記の設定を反映してのことと思われる。

部隊の存在が知られるようになったの時期がUNACが運用されるようになった時期と重なることから、財団がタワーの中で眠っていた彼らを覚めさせ、自らの計画に協させたと考えられる。 そして、ラストミッションにおけるこれまでのUNAC戦闘データを統合したという発言や、ダメージ受けた後にオペレーション2に切り替えを行っていることから、彼らの実態は“UNACと互換性のあるAI”、もしくは“人格を持ったUNACそのもの”であり、言い換えれば、UNACのオペレーションシステムとは、彼ら電子化されたの一部を切り取った物と考えることができる。

搭乗者/機体名 

Jを除いた部隊員の搭乗(?)している機体に付けられているR.I.P.と言う文字は通常、欧を始めとするキリスト教圏で葬儀の際に聞かれ、墓碑等にも刻まれる事の多いフレーズRest In Peace”(安らかに眠れ)をすのが一般的である。
ちなみに、R.I.P.は本来ラテン語であり、“Requiescat In Pace”とも書かれることがあるが意味は同じである。
また、ニュアンス的には日本語の「ご冥福をお祈りします」と近い。

各搭乗者・搭乗機解説 

J(死神部隊リーダー)/ N-WGIX/v 

「私は死神だから」

CV中田譲治

死神部隊のリーダーで、発言時の表記も“死神部隊リーダー”となっている。
普段はACなどに搭乗せず、指揮官として振舞っている。もっとも、自身が全くACで戦わないかと言えばそうではなく、本編の2年前に傭兵だった頃のマギーを撃破したのはJ。
財団と同様、かつては人間であり過去世界を知っている様な発言をしている。
そのと“J”という名前、そして、どこかで聞いた覚えのある台詞があるキャラクターのそれを想起させるためか、プレイヤーフロム脳を非常に刺するキャラクターとなっている。

ラストミッションでは財団の意をみ、主人公を倒すため、N-WGIX/vを駆って最後の勝負を挑んできた。
本編中でJが直接戦場に立つのはこのミッションに限られるため、ゲーム内で彼の機体を確認する事は出来ない。

設定資料集によると、フルKEにムラクモとKEライフル、肩にはフラッシュロケットが搭載されており

ハンガーにはパルスマシンガンが装備されていたようだ どこかで見たような気がしなくもない。

K(死神部隊1番機)/ R.I.P.1/K 

「見せてもらおう、お前の持つ

CV:たなか久美

どこか高潔な雰囲気を漂わせた女性(と思しき)隊員。
重量逆関節ACを駆り、狙撃戦においてその価を発揮する。
作中では最初に登場した死神部隊であり、多数のUNACを相手に窮地に立たされた主人公の救援に現れた(ただし先述の通り、その的はあくまでも“補者たる主人公の自での撃破”にある)。
所定のエリアに敵を誘導すれば、正確な狙撃によってUNACを撃破してくれるので、サブクエストを狙わない場合は援護に頼ると吉。ただし、味方機ではあるが、ACシリーズの常としてこちらから狙撃することもでき、大ダメージを与えると悪態をついて撤退していく。
2度邂逅は敵としてであり、最有補者の一人となった主人公決闘を挑み、そして散った。 続くDの発言から、自ら望んで単機での勝負を挑んだとみられる。 

D(死神部隊2番機)/ R.I.P.2/D 

は手段を選ぶ気はない。これが使命だからな」

CV木村雅史

タワー防衛戦においてUNACの大部隊に囲まれて絶体絶命となった主人公の前に「よく耐えた!」と励の言葉と共に現れた。濡れる!!
例によって、味方機ではあるが攻撃を加えることで撃破することも可。その際には「油断した、撤退する」と言いつつ、機体はその場に擱座。触れると爆散する。
2度邂逅は1番機と同じミッションでの交戦であり、1番機撃破後、増援としてUNACを伴い「手段を選ぶ気はない」の発言どおり1対3(通算4機)の必勝の勝負を挑む。
しかし、ACシリーズでは、プレイヤーに連戦を強いたり数を頼みにするといった、手段を選ばないことそれ自体が死亡フラグ以外の何物でもないため(『この際プライドは抜きだ!』)、やはり例によってというべきか撃破されることとなる。

搭乗機はキャノンオートキャノンを装備したタンク。 常に複数のUNAC XXX(後述)を引き連れている。

 

N(死神部隊3番機)/ R.I.P.3/N 

「恐れるな、死ぬ時間が来ただけだ」

CV間宮康弘

28人補者を倒すため、輸送機護衛任務中の主人公に戦いを挑んできた隊員。
だが返り討ちに遭って死神部隊最初の脱落者となった。他の隊員と違い、味方として絡むイベントもなく、登場も一度きりであるなど存在感は薄いが、その一ともいえる台詞はやたらとカッコイイ
ちなみに、ミッション9における財団の台詞から、この後に24人程補者が死亡した模様。

搭乗機はパルスマシンガンショットガンを装備した軽量二脚。

M(ブルー・マグノリア)/ R.I.P.3/M 

「始めましょう 殺すわ、あなたを 」

財団の誘いを受けて、死神部隊の隊員となったマギーの姿。
機体名が示す通り、先の戦いで欠番となっていた3番機を継いでいる。
ブルーマグノリアの名を反映してか、死神部隊所属機でありながら、機体のフレーム部分は塗装されている。

UNAC XXX 

死神部隊の運用するUNAC。常にDが引き連れている。
初回(援軍時)と2回(敵)では機体構成及び機数が異なっている。あくまで正規隊員のサポート役ということなのか、UNACとしては標準的で単調な動きしかしない。まぁロジックが良すぎるとミッションの難度が跳ね上がりますし。

初回はライフルバトルライフルを装備した中量二脚が4機。2回ライフルパルスガンなどを装備した軽量逆関節が2機登場する。

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