毎日王冠とは、日本中央競馬会が開催する競馬の競走である。格付けはGII。
1950年に創設。以降何度か条件は変更され、2回ダートで開催されたこともある(そのうち1回の勝ち馬がタケシバオー)が、1962年以降は基本的に芝2000mで開催。当時の天皇賞は1度勝つと再出走できない勝ち抜き制度があったことから、秋の競走では有馬記念と並び天皇賞馬の対決が見られることが多く、古くから強力なメンバーが揃いやすい競走であった。1981年、ジャパンカップの創設に伴って天皇賞(秋)の開催時期が11月末から10月末に繰り上がり、勝ち抜き制度も消滅してからは天皇賞(秋)の前哨戦としての性格が強くなり、1984年に天皇賞(秋)が2000mに短縮された際に毎日王冠も芝1800mで固定された。競馬場も中山と東京を行ったり来たりする時期があったが1984年以降は東京競馬場で開催されている(2002年のみ改修工事の関係で中山競馬場で開催)。
現在は毎年10月、秋の東京競馬場開催の開幕週に芝1800mで開催される。天皇賞(秋)へ向かう有力馬の多くがこのレースを前哨戦に使い、2014年からは1着馬に優先出走権が与えられるほか、1800mという距離からマイルCSを目指す馬がこのレースを使うことも多い。結果的に非常に強力なメンバーが揃うことが多く、いわゆる「スーパーGII」の中でも筆頭となるレースとなっている。1989年の当レースで実現した「オグリキャップvsイナリワンvsメジロアルダン」や1998年の「サイレンススズカvsエルコンドルパサーvsグラスワンダー」の三強対決はあまりにも有名である。
大橋巨泉の名言「府中千八展開いらず」が嘘か真かはともかく、毎日王冠で勝った馬や上位に入った馬がその後活躍するケースも多い。最近だと2015年の勝ち馬エイシンヒカリ、2014年の3着馬スピルバーグ、2012,2013年の2着馬ジャスタウェイ、2009年の勝ち馬カンパニーなど。ただ、最近の勝ち馬だけを見るとエアソミュール、ダークシャドウ、アリゼオなど微妙な感じの馬も多かったりはする。
2021年の第72回は東京・中山の競馬場の入場曲・ファンファーレを作曲した故すぎやまこういちを偲んで、入場時にはGI用の入場曲「グレード・エクウス・マーチ」が、発走前にはGI用のファンファーレが流れた。
また2015年からは、12R後に行われてきたポニーレース「ジョッキーベイビーズ」が毎日王冠デーに開催されるようになった。全国8地区から予選を勝ち抜いたキッズジョッキー達が府中の直線を駆け抜け、最終13Rを締めくくる。
全部はアレなので有名どころだけ。
1989年:そして2頭になった
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最終更新:2024/11/09(土) 00:00
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