水晶大戦とは、ファイナルファンタジーXIの世界「ヴァナ・ディール」で起こった戦争である。
「クリスタル戦争」「クリスタル大戦」とも呼ばれる。
ゲーム中の時代(天晶暦884)年から20年前に起きた歴史上の出来事。
正確には天晶暦862年~864年。ただし862年というのは初戦が行われた年であり、宣戦布告が行われた861年からとする説もある。
「闇の王」を名乗る者が闇の血族なる者たちを率い、獣人諸国・諸勢力を傘下に収め「獣人血盟軍」を結成。人間諸国の滅亡を宣言したことが戦争の始まり。
対する人間諸国は「アルタナ連合軍」を結成し、これに対抗。
壮絶な戦いの末、最終的にアルタナ連合軍が勝利し、戦争は終結している。
戦争の名の由来は、戦中に獣人血盟軍がエネルギー結晶であるクリスタル資源の収集・略奪に熱を上げていたことから。
この戦争の影響は現代においても色濃く、現代で起こる事件の大半はこの戦争に起因しているといっても過言ではない。
拡張データディスク「アルタナの神兵」では、冒険者(プレイヤー)がタイムスリップして、実際にこの戦争に関わっていくことになる。
当初は各国がバラバラに戦っていたため敗戦に敗戦を重ねていたが、ジュノ大公カムラナートの提唱により「アルタナ連合軍」が結成され、以降は攻勢に転じた。
その他、義勇兵など。
ジュノ大公国も連合軍に参加しているが、大規模は軍隊は有していない。
闇の王はまず、獣人の中でもトップクラスの勢力であるオーク族の「オーク帝国」に戦争を仕掛けて(百蛮戦争)勝利し、傘下に収めることに成功する。
その後、クゥダフ族・ヤグード族などを次々と傘下に収め、巨大な連合軍を結成した。
最終的に戦争に敗れてはいるものの、各勢力は相応の余力を残しており、現代においてはなおも人間たちに抵抗を続けている。
闇の王が傘下に収めた獣人たちの指導者を自身の居城であるズヴァール城に集め、人間諸国の壊滅を宣言する。
水晶大戦の初戦。
10万にも及ぶ獣人血盟軍がサンドリア王国領ノルバレン地方「ジャグナー森林」に侵攻を開始。対するノルバレン地方領主フェルドロット・I・ルーアン侯爵は本国に援軍を要請するも300程度しか寄越されず、手勢と合わせて1000にも満たぬ兵力でこれを迎え撃つこととなる。
フェルドロット侯は地の利を活かした戦術を展開しようと試みるが、オーク帝国軍の猛将ドッグヴデッグの伏兵戦術により、そして何よりその兵力差により大敗を喫する。
その後、獣人血盟軍は余勢を駆ってサンドリア王都を3週間(ヴァナ・ディールの1週間は8日)に渡り包囲し、王都の人々を震撼させた。
なお、フェルドロット侯はこの戦いを生き延び、後に自身の騎士団を再編し、再度前線に赴いている。
ウィンダス連邦の元老院は獣人血盟軍の宣戦布告に対し、いまだに抗戦か和平かの返答を保留にしていた。
そんなウィンダス側の状況など気にも留めず、獣人ヤグードが聖都に侵攻を開始。ロクに戦いの準備をしていなかったウィンダスは、あっけなく聖都内部への侵入を許してしまう。
元老院の弱腰に痺れを切らしていたウィンダスのミスラたちは独自に募兵しており、彼女たちの活躍で聖都は甚大な被害を被るものの、何とか獣人血盟軍を撃退する。
これによりウィンダス連邦もようやく腹をくくり、抗戦を決めることとなる。
詳細時期不明。(おそらく大戦の初期)
バストゥーク共和国北方の山岳地帯「グロウベルグ」に獣人血盟軍の大部隊が侵攻。対するバストゥークは、総力を以ってこれを迎え撃つ。
しかし結果は大敗。
バストゥーク共和国は第二共和軍団の軍団長の戦死、第四共和軍団の壊滅などといった憂き目に遭う。
バストゥークは敗戦後、刃傷沙汰を起こし左遷されていたマクシミリアン・ベルガーを呼び戻して第一共和軍団長に就任させ、撤退時に決死の殿(しんがり)を務めたルードウィヒ・アイヒベルクを第二共和軍団長に任命し、第四共和軍団の生き残りである百人隊長ザザーグは義勇兵を募り、それぞれ再起を計っている。
相次ぐ人間諸国の敗戦を受け、ジュノ大公国大公カムラナートはサンドリア・バストゥーク・ウィンダス各国の首脳たちを自国に集め、会談を実施。
その場にて、過去の軋轢に対する歴史的和解がなされ、各国の軍事指揮系統を暫定的に統合する「アルタナ連合軍」の結成が決定された。
ウィンダス連邦管下カルゴナルゴ城砦がヤグード教団軍の耐魔法装備に身を固めた部隊の急襲を受ける。
魔法国家ウィンダスは為すすべもなく敗退し、カルゴナルゴ城砦を奪われてしまう。
さらにヤグード教団軍は聖都へ侵攻。聖都は陥落間際まで追い込まれるが、当時の目の院院長カラハバルハが禁断の魔法「召喚魔法」を発動し、その命と引き換えに獣人たちを追い払う。
その後、サンドリア王国からの援軍が到着し、カルゴナルゴ城砦から獣人血盟軍を撃退する。
獣人血盟軍の戦力がジュノ大公国周辺に集結し、包囲。攻撃を開始。
ジュノは壊滅寸前まで追い込まれるものの、窮地を切り抜け、アルタナ連合軍が辛くも勝利する。これがこの戦争における初めての、人間側の大局における勝利である。
この勝利を機に、アルタナ連合軍は一気に反撃に転じることになる。
獣人血盟軍の戦力が今度はタブナジア侯国を包囲し、総攻撃を開始する。
結果、タブナジア侯国は壊滅・滅亡する。その詳細は「タブナジア侯国」の記事を参照。
タブナジアの犠牲は無駄ではなかった。
獣人血盟軍はその勢力のかなりの割合をタブナジアに向けていたため、その結果、闇の王の居城であるズヴァール城への道が大きく開けた。
アルタナ連合軍はその隙を逃さず、主力をズヴァール城のある不毛地帯「ザルカバード」へ集結させる。
しかし獣人血盟軍もまだ主力部隊を残しており、その戦いは水晶大戦最大の激戦と言われるほどに壮絶を極めた。
結果、アルタナ連合軍が勝利するもののその被害は甚大で、ズヴァール城を目前にしながらも一時撤退を余儀なくされた。
ここでも激戦が繰り広げられたが、そのさなかに奇妙な事件が発生する。
アルタナ連合軍と獣人血盟軍、双方の精鋭部隊同士の交戦中、突如両部隊を闇が飲み込み、そのまま彼らは行方不明となってしまうというもの。
その後も戦闘は続けられ、最終的に人間5種族の勇者たちによって闇の王は討ち取られ、封印される。
最後まで抵抗を続けたオーク帝国軍が北方の本国へ撤退したことを確認し、アルタナ連合軍各国の指導者たちは再びジュノに集結。
そこでアルタナ連合軍の勝利という形で終戦の宣言がなされた。
その後も疲弊しきった各国は同盟を維持することを望み、「アルタナ連合軍」は解散したものの、「アルタナ四国協商」という形でそれは実現された。
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最終更新:2024/04/26(金) 02:00
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