水沼宏太(みずぬま こうた、1990年2月22日 - )とは、横浜市出身のプロサッカー選手である。
J1リーグの横浜F・マリノス所属。元サッカー日本代表。
176cm72kg。ポジションはミッドフィルダー(主にサイドハーフ)。利き足は右足。
父親は元日本代表MFであり、日産自動車黄金期のメンバーでもある水沼貴史。
右足の正確なクロスとピッチを走り回る豊富な運動量が持ち味の右サイドアタッカー。
中学校時代から横浜F・マリノスの下部組織に所属しており、U-18から直接横浜F・マリノスに入団した。横浜F・マリノスでプレーした3年余りは出場の機会もまばらで、2009年の公式戦19試合が最多出場だった。
2010年途中より栃木SCにレンタル移籍で加入。13試合に出場し、Jリーグ初ゴールを含む2得点を挙げ、チームの柱となる。2011年は38試合中37試合に出場し、5得点を挙げた。
2012年にこの年J1に昇格したサガン鳥栖にレンタル移籍で加入すると、古巣の横浜F・マリノスからJ1初ゴールを挙げるなどスタメンに定着。同年オフにサガン鳥栖へ完全移籍した。移籍1年目から中心選手として活躍。豊田陽平とのコンビでこの年の鳥栖の躍進を支えた。その後も鳥栖の中心選手となり、2015年には公式戦二桁得点を記録。ゲームキャプテンを任されることもあった。
2016年にU-17代表時代の恩師である城福浩監督からの打診を受け、FC東京へ完全移籍。だが成績不振により城福監督解任され、後任監督の構想から外れてしまい、J3のFC東京U-23でのプレーが増えるなど不遇の時期を過ごす。
出場機会を求めて2017年にセレッソ大阪へ期限付き移籍。移籍当初は怪我で躓いたものの、清武弘嗣の負傷もあって右サイドハーフのレギュラーを掴む。この年は9アシストを記録するなど結果を残し、2018年からは完全移籍に移行。鳥栖時代の恩師でもある尹晶煥監督のもとでチームの肝として活躍。クロッサーとしてアシストを量産しただけでなく、周囲を常に盛り立てるムードメーカーとしての役割を務めた。2019年にロティーナ監督が就任してから最初はレギュラーを失うも、途中から定位置を取り戻している。
2020年、10年ぶりに古巣である横浜F・マリノスに復帰。主に3トップの右ウイングで起用され、移籍1年目は第27節浦和レッズ戦で3アシストを記録するなど年間二桁アシストを達成。2022年には自らのキャリアハイともいえる7ゴール7アシストの成績を残し、マリノスのJ1優勝に貢献。自身にとっても初めてのリーグ優勝であり、父・貴史とのJリーグ史上初の親子揃ってのリーグ優勝(しかも同じクラブ)を達成。さらに、初めてこの年のJリーグベストイレブンに選出される。
ユース時代から期待されており、2006年にU-16でユース日本代表デビュー。城福浩監督からは精神面の強さを認められ、中心選手としてだけではなくキャプテンも任される。2006年のAFC U-16選手権では4ゴールを記録し、日本の12年ぶりの優勝と3大会ぶりの世界大会出場権獲得に貢献。2007年のFIFA U-17ワールドカップには3試合に出場している。
2010年には、U-21日本代表の背番号10としてアジア競技大会の全7試合に出場。準決勝イラン代表戦では東慶悟との連携で同点ゴールを挙げ、続く決勝UAE代表戦では實藤友紀の決勝点をアシスト。金メダルを獲得している。
2012年にはU-23日本代表としてトゥーロン国際大会に出場し、ロンドンオリンピック代表の予備登録にも選出されたが、本大会のメンバーからは落選。
2022年7月13日、EAFF E-1サッカー選手権2022に臨む26人として国内組(Jリーグ)のみで構成される日本代表に初選出。7月19日の香港戦にスタメンで起用され、32歳にして代表デビューを果たす。第3戦の韓国戦にもスタメン入りし、日本の優勝に貢献。しかし、海外で活躍する選手が中心の代表で生き残ることはできず、2022 FIFAワールドカップのメンバーには入れなかった。
シーズン | 国 | クラブ | リーグ | 試合 | 得点 |
---|---|---|---|---|---|
2007 | 横浜F・マリノス | J1リーグ | 3 | 0 | |
2008 | 横浜F・マリノス | J1リーグ | 10 | 0 | |
2009 | 横浜F・マリノス | J1リーグ | 12 | 0 | |
2010 | 横浜F・マリノス | J1リーグ | 4 | 0 | |
栃木SC(loan) | J2リーグ | 13 | 2 | ||
2011 | 栃木SC(loan) | J2リーグ | 37 | 5 | |
2012 | サガン鳥栖(loan) | J1リーグ | 33 | 5 | |
2013 | サガン鳥栖 | J1リーグ | 27 | 4 | |
2014 | サガン鳥栖 | J1リーグ | 32 | 4 | |
2015 | サガン鳥栖 | J1リーグ | 32 | 7 | |
2016 | FC東京 | J1リーグ | 17 | 1 | |
2017 | セレッソ大阪(loan) | J1リーグ | 24 | 3 | |
2018 | セレッソ大阪 | J1リーグ | 27 | 1 | |
2019 | セレッソ大阪 | J1リーグ | 31 | 7 | |
2020 | 横浜F・マリノス | J1リーグ | 25 | 3 | |
2021 | 横浜F・マリノス | J1リーグ | 36 | 3 | |
2022 | 横浜F・マリノス | J1リーグ | 31 | 7 | |
2023 | 横浜F・マリノス | J1リーグ | 33 | 1 |
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最終更新:2024/04/25(木) 17:00
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