水門橋(すいもんきょう、みずもんばし)とは、主に水門のある場所等で付けられる橋の名前である。
茨城県水戸市の柵町から柳町にかけてのあたりに掛かる鉄道道路併用橋で読みは「みずもんばし」。かつてはこの辺りまで千波湖が広がっており、桜川への水門があった頃から水門町と言う地名だった事から名付けられたと想われる。
水浜電車が走っていたが廃止に伴い現在は道路にのみ用いられている。軌道があった箇所は既に埋められているものの、橋の両端にレールが残っている他、北岸には「水浜電車軌道敷跡」の石碑が設置されている。この残っているレールは構造上取り外せないのだとか。
江戸時代には橋は無く、1881年~1882年頃に木橋が架けられたと言う。
その後、木鉄混合橋に架け替えられた。1923年には水浜電車が渡る事になったが、この木鉄混合橋では電車を通すには幅員も強度も不足していた為、東側に電車専用の橋が架けられた。
1928年には老朽化した木鉄橋に替わって鉄筋コンクリート造の橋が架けられ、道路の中央部に軌道が設けられた鉄道道路併用橋となった。橋長は約18m。その工事費17,200円の内、2,000円を水浜電車が負担した。
なお、この工事中には仮橋として東側に電車用の橋が、西側に人と荷車用の橋がそれぞれ木橋で設けられていたと言う。
1950年代には桜川の直線化と拡幅の改良工事が行われ、1963年11月に現在の鉄骨造のランガー橋が竣工した。橋長は約54m。しかしながらその3年後の1966年5月にはこの区間も含め水浜電車(茨城交通水浜線)は廃止されてしまった。
南北両端の横梁には架線を吊るすブラケットも残っており、水浜電車の面影を残す。
レールが通っていた頃には枕木には鉄枕木が用いられていたとの事。
ニコニコ動画に投稿されているチャージマン研!のネタ合作、「キチ初め合作」に登場する河原のロケ地は何故かこの水門橋の西側である。
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最終更新:2024/04/25(木) 20:00
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