闇と闇重なりし時、冥府の扉は開かれる。光なき世界へ!
ダークシンクロ!出でよ、氷結のフィッツジェラルド!
氷結のフィッツジェラルドとは、アニメ「遊☆戯☆王ファイブディーズ」に登場するダークシンクロモンスターカードである。後にOCGにも登場したが、そちらでは普通のシンクロモンスターとなっている。
「あるんだよ、われら闇の世界には、レベルマイナス5のモンスターがね。」
ダークシンクロ・効果モンスター
星-5/水属性/悪魔族/攻2500/守2500
チューナー以外のモンスター1体 - ダークチューナー
このカードを特殊召喚するためには、自分フィールド上に存在する「DT(ダークチューナー)」と名の付いた
チューナーのレベルを、それ以外の自分フィールド上に存在するモンスター1体のレベルから引き、
その数字がこのカードのレベルと等しくならなければならない。
このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
戦闘によって破壊され墓地に存在するこのカードは、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
表側守備表示で特殊召喚する。
バトルフェイズ終了時に、このカードを攻撃したモンスターを全て破壊する。
ダークシグナー編に置いて、敵となるダークシグナー側が使用する特殊なモンスター、ダークシンクロモンスターの1体。ルドガー・ゴドウィンに操られたディック・ピットが使用する。
登場したのは不動遊星VSディック戦。
魔法カード「アイス・ミラー」を2枚連続で発動し、フィールドに「ブリザード・リザード」3体をそろえた上でうち2体をリリースして、「DT カタストローグ」をアドバンス召喚。そして「DT カタストローグ」(レベル8)と「ブリザード・リザード」(レベル3)の2体を素材としてこのカードがダークシンクロ召喚された。
ダークシンクロ素材となった「DT カタストローグ」の効果により遊星の場の「ジャンク・ウォリアー」を破壊した上でダイレクトアタック、遊星が防御のために発動しようとした罠カード「ロスト・スター・ディセント」の発動を効果で封じ、遊星に大ダメージを叩き込む。
返しの遊星のターン、遊星は「ロスト・スター・ディセント」を使用し復活させた「ジャンク・ウォリアー」をリリースして「ターレット・ウォリアー」を特殊召喚。攻撃力を3500としてフィッツジェラルドを戦闘破壊するものの自己再生の効果によりフィッツジェラルドは復活、さらに破壊効果により「ターレット・ウォリアー」を破壊する。
その後、遊星のライフを100まで追い詰めるが、遊星は「ロードランナー」「ボルト・ヘッジホッグ」「スピード・ウォリアー」「ニトロ・シンクロン」をシンクロ素材として「ニトロ・ウォリアー」をシンクロ召喚。さらに「ニトロ・シンクロン」の効果でドローした「ジャンク・アタック」を装備。「ニトロ・ウォリアー」の効果によって攻撃力は3800となり、フィッツジェラルドを戦闘破壊、「ジャンク・アタック」の効果も合わせてディックは大ダメージを受けた。
その後、フィッツジェラルドは自身の効果により守備表示で再びフィールドに特殊召喚された。だが、これこそが遊星の狙いだった。
守備表示で蘇ったフィッツジェラルドに対して「ニトロ・ウォリアー」の効果発動。攻撃表示に変更された上でもう一度攻撃され、戦闘破壊される。さらに「ジャンク・アタック」の効果ダメージも受け、ディックは敗北した。
このとき、復活しなければ当然もう一度攻撃されることは無く、そのターンを凌ぐことができたのだが、このカードの復活効果は強制効果であったためにそれができず、2連続攻撃を受ける羽目になった。
攻撃名は「ブリザード・ストライク」。
攻撃の際は鋭く尖った氷をいくつも飛ばして攻撃する。
デュエル終了後はディックの洗脳が解け、それに伴いディックのデッキも遊星が確認したときには元々の彼のデッキに戻っている。そのため、ルドガーが実物を持っているのでなければ、このカードは消滅したと思われる。
記事最上部の水色の文はこのカードのシンクロ口上だが、これはルドガー及びルドガーが操っていたデュエリストが使用したダークシンクロモンスターである「氷結のフィッツジェラルド」、「漆黒のズムウォルト」、「地底のアラクネー」に共通のものである。
このカードのダークチューニングのときのディックのポーズが\(^o^)/に見えることを動画などでネタにされる。
だあく\(^o^)/ちゅうにんぐ!
ゲーム「タッグフォース」シリーズでは4から登場。OCGでの登場より早く、オリジナルカードの扱いで収録された。
ダークシンクロ・効果モンスター
星-5/水属性/悪魔族/攻2500/守2500
チューナー以外のモンスター1体-ダークチューナー
このカードはシンクロ素材となるチューナー以外のレベルからダークチューナーの
レベルを引き、その数値が-5に等しい場合のみシンクロ召喚することができる。
このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで
魔法・罠カードを発動する事ができない。
このカードが戦闘によって破壊され墓地に送られた時に
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードを自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、
このターン「氷結のフィッツジェラルド」を攻撃したモンスターを
バトルフェイズ終了時に全て破壊する。※遊戯王カードWiki より引用
テキストが微妙に変化しているが、基本的な挙動にほとんど変化は無い。唯一変化しているのが自己再生効果で、アニメ版テキストでは自分フィールドががら空きになればいつでも強制的に発動して特殊召喚されるようなテキストであるが、タッグフォース版テキストでは戦闘で破壊され墓地に送られたとき限定になった。
レベルマイナスでは「ダーク・ダイブ・ボンバー」でリリースしたときのダメージはどうするのか、「レベル制限B地区」などの効果は対象になるのかなど、色々と混乱するところが多くなってしまうため、レベルは絶対値が同じ正の数で扱うようになった。だが、カードフォーマットはそのままで、ダークチューナー(DT)もあるのでダークシグナーの気分だけは味わえる。
OCGで通常のシンクロモンスターとして登場したダークシンクロモンスターは、通常のシンクロ(OCG)バージョンとダークシンクロバージョンの両方が収録されている。このカードも今後タッグフォースの続編では両方のバージョンが収録されるだろう。
遊戯王OCGとしては2010年11月20日に発売された「遊戯王5D's OCG デュエルディスク遊星ver.DX 2010」の同梱カードとして、「漆黒のズムウォルト」、「ダーク・フラット・トップ」、「不退の荒武者」、「ブラッド・メフィスト」とともに登場した。このデュエルディスクの同梱カードをもってダークシンクロモンスターは全てOCG化された。
シンクロ・効果モンスター 星5/水属性/悪魔族/攻2500/守2500 闇属性チューナー+チューナー以外の獣族モンスター1体 このカードが攻撃する場合、 相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動する事ができない。 このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、 自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、 手札を1枚捨てる事でこのカードを墓地から表側守備表示で特殊召喚する。※遊戯王カードWiki より引用
OCGではタッグフォースと同じく既存カードとの兼ね合いが難しいこと、また、小学生なども行う(一応対象年齢は12歳以上となってはいるが)ゲームに置いて負の数を扱うと負の数を学校で習っていない小さい子には難しいことなどからか、レベルは絶対値の同じ正の数、さらにフォーマットも通常のシンクロモンスターと同じ白枠のものに変更された。
シンクロ素材はOCGにダークチューナーが存在しないため、代わりに闇属性チューナーとされている。チューナー以外のモンスターのほうは、アニメで素材とした「ブリザード・リザード」が獣族であったからか、こちらの素材も獣族とされている。
効果はバトルフェイズ終了時の破壊効果が完全に失われているほか、蘇生効果に手札コスト1枚が付いた。手札コストなしだとこのカードと「最終突撃命令」、「レインボー・ライフ」がある状態で相手フィールドにこのカードより攻撃力が高いモンスターがいれば無限ライフ回復が成立してしまうので仕方がないだろう。裏を返せば、手札を捨てなければ発動しないので、アニメのような特殊召喚したくない状況ではしない選択もできる。
効果を見るとアニメ版やタッグフォース版に比べて弱体化しているが、シンクロ素材の指定がまったくといっていいほど違うので、一概にどちらがいいとはいえない。
有用なシンクロ素材の組み合わせでは「ジャンク・シンクロン」+「ライトロード・ハンター ライコウ」など。獣族や悪魔族のデッキとして組んだものには入れにくいだろうが、ジャンクデッキにライコウを投入してやれば出しやすいかもしれない。その場合、遊星(風のデッキを使ったプレイヤー)が(元)ダークシンクロモンスターを召喚するという奇妙な光景が見られる。
ほかにも「BF-疾風のゲイル」や「ゾンビキャリア」(共に元制限カード)など、有用な闇属性チューナーは数多いので、比較的呼び出しやすいシンクロだろう。とはいえ二重の素材縛りから、万能シンクロモンスターにはなれない。
ローレベルの獣族が多い”おジャマ”との相性は悪くなく、「おジャマ・カントリー」による攻守反転も、このカードにはデメリットにならない。
前半の魔法・罠を封じる効果はアンティーク・ギア(古代の機械)と同じもの。「次元幽閉」、「聖なるバリア-ミラーフォース-」を気にせず攻撃できるのは魅力。とはいえ、「ネクロ・ガードナー」などのモンスター効果によるものは防ぎ切れないし、予め「威嚇する咆哮」などを使用される可能性もあるので、絶対邪魔されないというわけではない。
また、2013年に素材縛りなしで同様の封殺効果を持つ悪魔族シンクロ「幻層の守護者アルマデス」が登場しており、こちらは打点こそ低いものの、モンスター効果もある程度防げるため、差別化が難しい。
自己再生効果は、戦闘破壊されたとき限定であり、効果による破壊を狙ってきた場合は対抗できないので注意。
また、戦闘破壊されるということは相手フィールド上にこのカードより攻撃力の高いモンスターがいるということであるので、無理に召喚してもまたやられることになるのでしなくてもいい場合もある。しかし、「オネスト」などによる一時的な攻撃力増強であれば、攻撃力の戻った次の自分ターンに返り討ちに出来るので、その点では有用。
手札コストにするのは、どうせなら「ゾンビキャリア」など、墓地で効果を発動するモンスターなどを送りたい。自己蘇生能力を持つチューナーである「ゾンビキャリア」や「グローアップ・バルブ」であればそれぞれレベル7、レベル6のシンクロモンスターにつなぐこともできるのでお得。
レベル6以下の上級モンスターの中では、「機皇帝ワイゼル∞」と並んで攻守の合計が最も高い。
カード名の「フィッツジェラルド(FitzgeraldあるいはFitzGerald)」は英語圏の姓のひとつである。フィッツ(Fitz)は古ノルマン語で「~の子」という意味があり、フィッツジェラルドなら「ジェラルドの子(息子)」という意味になる。
英語圏においてはポピュラーな性のひとつで、例えば第35代アメリカ大統領、ジョン・F・ケネディのミドルネームのFは、このフィッツジェラルドの略である。小惑星の名前にもなっている(ジャズ歌手のフィッツジェラルドさんから採られた)。
同じダークシンクロモンスターとして登場した「漆黒のズムウォルト」とも一緒に考えると、名前の直接の由来はアメリカ海軍のミサイル駆逐艦、フィッツジェラルドだろう。現在は横須賀を母港にしてるらしい。
ちなみにズムウォルト(Zumwalt)のほうも元々は英語圏の姓のひとつ。
現在建造中のミサイル駆逐艦の名称であり、フィッツジェラルドと共にミサイル駆逐艦の名前をつけたのだろう。
氷結は凍りつくことを表す単語。
遊戯王における氷結界は「氷結した世界」より「氷の結界」という意味が強い。どちらにせよ氷がモチーフだが。
掲示板
10 ななしのよっしん
2014/05/30(金) 13:57:04 ID: 4zfGEWgnuI
11 ななしのよっしん
2020/02/22(土) 22:59:27 ID: BhfTdcVqJ3
このカード好きだ
12 ななしのよっしん
2020/02/22(土) 23:02:03 ID: xhZIx68NYS
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/25(木) 09:00
最終更新:2024/04/25(木) 09:00
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