永遠のアセリアとは (エイエンノアセリアとは) [単語記事]

「俺は、希望を繋ぐ力になるんだ！」

概要

2003年にザウス（本醸造）から発売された18禁異世界召喚シミュレーションゲーム（要はエロゲ）。シミュレーションと公式には書かれているが、実際はSRPGに近い。長期間に渡って開発を続けてきたこともあり、本作はコンシューマーのSRPGと比べても何ら遜色のない出来に仕上がっている。戦闘システム、用語などの詳しいことはウィキペディア参照。

なお、2005年にはPS2 移植版が発売されただけでなく、続編として『聖なるかな -The Spirit of Eternity Sword 2-』が2007年に発売されている。

戦闘が高難度であること、一周するだけで数十時間かかること、原画が人を選ぶ絵であること、中でも義妹のキャラデザが崩壊していることなどから、人を選ぶエロゲであることは間違いないであろう。しかし、2003年を代表するエロゲでもあり、SRPGの名作として度々名前があがる作品なので、未プレイの方には是非ともプレイしていただきたい。

ストーリー

主人公、高嶺悠人は二度に渡り両親を失うも、義妹の佳織と共に二人で生きていこうと強く決意する。しかし、平和に暮らしていたそんなある日、悠人達は異世界ファンタズマゴリアへと召喚させられてしまう。悠人は言葉も通じない世界の中で、義妹を守るために望まぬ戦いに身を投じることとなる・・・。

登場人物

高嶺　悠人（CV:紫月澄人）＊戦闘シーンのみ
- 本作の主人公。幼少の頃に実の両親と義理の両親を失っており、その為か唯一の肉親である佳織の為に、自身の全てを捧げ生きている。通称：ソゥユート。永遠神剣第四位『求め』の所持者。聖なるかなでは彼の娘が仲間になり、文字通りプレイヤーの操作によりオールラウンダーで暴れてくれる(SLG パートのみ)
アセリア・ブルースピリット（CV:清水香）
- 本作のメインヒロイン。感情が希薄で戦い以外に関心を持っていなかったが悠人と触れ合う内に、人間らしい感情や戦う意味を見出していく。永遠神剣・第七位『存在』の所持者。
エスペリア・グリーンスピリット（CV:カンザキカナリ）
- 壁役として頼りになるメイドさん。悠人に聖ヨト語を教えてくれる。永遠神剣・第七位『献身』の所持者。
オルファリル・レッドスピリット（CV:大野まりな）
- ロリ。幼さゆえの残酷性を持っていたが、次第に命について考えるようになる。永遠神剣・第八位『理念』の所持者。
ウルカ・ブラックスピリット（CV:橘裕美）
- 侍っ娘。様々な思惑の元に敵として登場するが、色々あって味方になってくれる。永遠神剣・第六位『拘束』の所持者。
レスティーナ・ダイ・ラキオス（CV:三木本彩響）
- ラキオス王国の王女。残虐な父を持つが悠人達やスピリット達を気に掛けている。
高嶺　佳織（CV:乃田あす実）
- 悠人の義妹。そのキャラデザと言動から、ファンからは初代キモウトと畏れられている。
岬今日子（CV:山本直子）
- 悠人の幼なじみその1。口よりも先に手が出る勝ち気な少女。光陰と一緒にマロリガン共和国に召喚される。永遠神剣・第五位『空虚』の所持者。
碧光陰（CV:間寺司）
- 悠人の幼なじみその2。気楽で楽天的な性格をしているが、成績優秀で頭脳明晰に加え、祖父と父親から武術の手解きを受けており、格闘術、剣術、棒術の心得がある。永遠神剣・第五位『因果』の所持者。
秋月瞬（CV:釼持成行）
- 名門である秋月家の跡取りで、勉強も運動も天才的な能力を持つが、反面人格が酷く歪んでおり、自身以外の人間は全て屑だと見下しているが、唯一、佳織にだけは崇拝とも言える感情を抱いている。永遠神剣・第五位『誓い』の所持者。
倉橋時深（CV:鳩野比奈）
- おbsn。永遠神剣・第三位『時詠』『時果』、第二位『時逆』の所持者。
悠久のユーフォリア
- とあるルートのエピローグでのみ出てくる悠人の子供。
- 生まれたときから、永遠神剣・第三位『悠久』を持っており、生まれたときからエターナルである
- 聖なるかなでは成長した姿で登場し、SLG パートでは操作することも出来る。また非攻略キャラでありながらヒロインを差し置いて人気投票 1位を獲得してしまった
- 強さは純正のエターナルらしく、仲間になった瞬間から第一線でオールラウンダー(攻撃・防御・サポートを一人で行う)で運用出来るほど強い。同じ技のはずなのになぜか彼女が使うと彼女のみHPが回復するスキルがあるため、攻撃あり、回復ありの文字通りの一騎当千で暴れ回る事が出来る

他にもかなりの人数が登場するが、ウィキペディアの方が詳しいのでそちらをご覧頂きたい。特にサブキャラのスピリット達は続編のスピたんにてメインキャラになる。

用語

永遠神剣
- 悠人やスピリット達が持つ意思のある武器。人それぞれで形状や強さは異なり、必ずしも剣の形をしている訳ではない。なお、第一位から順に強く、第三位以上はエターナルになることができる。簡単に言ってしまえば、『BLEACH』の斬魄刀みたいなモノ。
ファンタズマゴリア
- 悠人達が召喚された世界。公用語は聖ヨト語。本来は名前の無い世界であったが悠人と佳織の知る物語から名付けられた。
聖ヨト語
- ファンタズマゴリアで使われている言葉。本作では、よく無視されがちな言葉の壁が表現されており、物語序盤はテキスト上でもこの聖ヨト語が表示されるため、プレイヤーに情報が伝わりにくくなっている。なお、聖ヨト語は文法などがきちんと設定されている。
エターナル
- 第三位以上の永遠神剣を持つ者たちの総称。エターナルとなった瞬間に時間と言う概念に囚われなくなり、実質無限に等しい寿命を手にし、また別の世界に渡る事が出来る様になる。
スピリット
- 永遠神剣を使うことが出来る「剣の妖精」と呼ばれる存在。実は例外を除き殆どがとある上位神剣によって生み出されている。人とは異なる存在の為に人々からは迫害され奴隷の様な扱いを受けている。
エトランジェ
- 悠人達の様に、別世界から召喚された者達の総称。スピリット達と同じく永遠神剣を使う事が出来、またスピリット達を上回る力を持っている。
ソゥユート
- 聖ヨト語で「ユート様」と言う意味。元々エスペリアが悠人の事を呼ぶ際に使っていたが、２ｃｈでは悠人のブレの少ない主人公っぷり（漢っぷり）を称えてこう呼ぶことが多い。
おｂｓｎ
- 「私よりも二周期は、おばさんでしょ」「周期数で語るようになってしまってはおしまいですわ」