池

池とは、止水域の一種で、湖より小さいものことをいう。

概要

池と同じように、湖より小さい止水域として沼があるが、池と沼の区別ははっきりしていない。合わせて池沼と呼ばれることもある。

また人が穴を掘って水を貯めた場所を池と呼ぶことが多い（庭園の池、貯水池、ため池）。ただ人造であっても沼、湖と呼ばれることもある。

有名な池

• 忍野八海湧池
• 広沢池 - 京都市嵯峨野にある池
• 猿沢池 - 奈良市にある池。奈良八景の一つ
• 満濃池 - 日本最大のため池

その他の意味

• 池 - 硯の部位

人名

日本の苗字

日本の苗字としては「いけ」と読み、地形姓の一種である。高知県に集中して分布しており、特に土佐市に多い。また、新潟県佐渡市にも多い。

• 池大雅（1723年 - 1776年） - 日本の画家、書家
• 池玲子 - 日本初のポルノ女優
• 池頼広（1963年 - ） - 日本の作曲家
• 池毅（1953年 - ） - 日本の作曲家

漢姓

中国、朝鮮の姓としても存在する。

• 池莉（チ・リ、1957年 - ） - 中国の作家
• 池東源（チ・ドンウォン、1991年 - ） - 韓国のサッカー選手

漢字として

常

池

Unicode

U+6C60

JIS X 0213

1-35-51

部首

氵部

画数

6画

音読み（常用）

チ

訓読み（常用）

いけ

意味

1. いけ、濠、海、縁飾り、雨樋
2. うねる

〔説文解字・巻十一（段注本）〕に「陂（いけ）なり」とある。『西都の賦』の李善の注に「城に水有るを池と曰ふ」とある。

字形

形声で声符は也。

音訓

音読みは、1.の場合、チ（漢音、呉音）、2.の場合、タ（漢音）、訓読みは、いけ、ほり。

規格・区分

常用漢字で、小学校2年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。

語彙

池魚・池沼・池心・池汀・池亭・池塘・池頭・池畔

関連項目

• 湖沼の一覧
• 海外の姓名の一覧
• 日本の苗字（名字）の一覧