汰

汰とは、洗い分けるという意味の漢字である。

漢字として

常

汰

Unicode

U+6C70

JIS X 0213

1-34-33

部首

氵部

画数

7画

音読み（常用）

タ

訓読み（常用）

-

意味

洗って選別する、選び分ける、過ぎる、波、（泰と通じて）おごる、滑る。

〔広韻〕には「太過なり」とある。

字源

形声。声符は太。

音訓

音読みはタイ（漢音）、タ（慣用音）、訓読みは、よなげる。

規格・区分

常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1990年に人名用漢字に採用され、2010年に常用漢字表に加わった（人名用漢字からは削除）。

語彙

汰簡・汰侈

異体字

• 𡊀は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。
• 汏は、意味の通じる字で、異体字とする字書もある。たとえば〔集韻〕は、よなげる意味で汏を本字、汰をその異体字としている。〔説文〕は別の字として載せている。JIS X 0212補助漢字。
• 𡊌は、〔集韻〕に汏を本字として「古、𡊌に作る」とある異体字。
• 溙は、〔正字通〕に「俗の汰字」とある異体字。〔集韻〕には「水のさまなり。汰と通ず」とある。JIS X 0212補助漢字。

𡊀

Unicode

U+21280

部首

土部

画数

7画

汏

Unicode

U+6C4F

JIS X 0212

38-59

部首

氵部

画数

6画

𡊌

Unicode

U+2128C

部首

土部

画数

8画

溙

Unicode

U+6E99

JIS X 0212

40-9

部首

氵部

画数

13画