沖縄自動車道とは (オキナワジドウシャドウとは) [単語記事]

沖縄自動車道(Okinawa Express way)とは、日本の高速自動車国道である。

またここでは、西原 JCTより分岐する那覇空港自動車道も併せて記述する。

路線番号は沖縄自動車道および那覇空港自動車道ともに E58 である。

沖縄自動車道―概要

沖縄県名護市の許田ICを起点とし、那覇市の那覇 ICに至る57.3kmの高速道路である。高速自動車国道としては最南端かつ最西端。
英語表記の道路標識が特徴的である。また米軍車両も多く見受けられる。

法定路線上許田ICが起点となっているが、那覇 ICからナンバリングされている。事実上那覇方面が上り線、名護方面が下り線として機能している。

全線4車線で、制限速度は以下の通り。

1975年（昭和50年）　国道329号の一部を有料道路「沖縄自動車道」とし、許田IC―石川ICが開通。
- 当時は沖縄返還後間もなかったため、右側通行で供用された。
1978年（昭和53年）　交通方式が本土と統一され、左側通行に変更（いわゆる730）。
1987年（昭和62年）　石川IC―那覇ICが開通。
- 国道 329号沖縄自動車道とあわせて高速自動車国道として供用開始。
1988年（昭和63年）　屋嘉ICが開通。
2000年（平成12年）　西原 JCTが開通し、那覇空港自動車道と接続。
2005年（平成17年）　日本道路公団民営化。西日本高速道路（NEXCO西日本）の管理になる。
2007年（平成19年）　約4か月間の喜舎場SIC 社会実験が終了。10月より本格供用開始。
2010年（平成22年）　全線で無料化社会実験を開始。
2011年（平成23年）　無料化社会実験終了。

IC 番号	施設名	所在地	起点距離（km）	備考
1	那覇 IC	那覇市	0.0	高速自動車国道のICとしては日本最西端・最南端
	那覇料金所	南風原町
1-1	西原 JCT	西原町	2.4	E58 那覇空港自動車道分岐名護方面のみ接続
	―	西原町		沖縄都市モノレール浦西駅延伸による IC設置構想あり
2	西原 IC	浦添市	5.6
	中城 PA	中城村	10.2	沖縄道唯一、日本最西端・最南端のPA エリアとしても最西端・最南端
3	北中城 IC	北中城村	12.0
3-1	喜舎場SIC		13.4	那覇方面入口のみのクォーターIC
	喜舎場トンネル			沖縄道唯一のトンネル　 215m
4	沖縄南IC	沖縄市	17.8
5	沖縄北IC	沖縄市	22.9
6	石川 IC	うるま市	31.4
7	屋嘉IC	金武町	34.1	那覇方面のみのハーフIC
	伊芸SA		36.7	沖縄道唯一、日本最西端・最南端のSA
8	金武IC		39.9
9	宜野座IC	宜野座村	48.1
	許田料金所	名護市
10	許田IC	名護市	57.3
地域高規格道路名護東道路（調査中）

沖縄県の高規格幹線道路（国道506号）。延長は約20km（うち供用区間は12.1km）。
那覇西道路も県の高規格幹線道路（国道58号）。那覇空港 ICを起点に両道路が接続する。

下記の区間に分けられ、小禄・豊見城東・南風原の各道路をもって那覇空港自動車道と称する。

IC 番号	施設名	所在地	西原 JCTから（km）	接続路線	備考
1-1	西原 JCT	西原町	0.0	E58 沖縄自動車道	名護方面のみ接続
	西原 JCT料金所	西原町
A1	南風原北IC	南風原町	1.7
―	南風原南JCT		―	南部東道路（事業中）	計画中
A2	南風原南IC		5.9
	豊見城 PA	豊見城市			計画中
A3	豊見城 IC		9.4
A4	豊見城・名嘉地IC		12.1		暫定起点
―	瀬長JCT		―	豊見城道路	事業中
―	那覇空港 IC	那覇市	（那覇空港 ICから）0.0	国道 332号「空港通り」	那覇空港(OKA)接続事業中（西原 JCT方面）那覇西道路終点
	那覇うみそらトンネル				沖縄初の海底トンネル 1140m
―	若狭IC		3.0		那覇西道路起点