津島ノ宮駅

津島ノ宮駅とは、香川県三豊市にあるJR四国・予讃線の臨時駅である。

概要

単式ホーム1面1線。駅舎があり、営業時はこの駅舎で切符を売る。
8月4日、5日の津嶋神社の夏祭大祭の開催日のみ営業する駅。時刻表に掲載されるのは7・8月号のみである。
ただし、2013年は予讃線開通100周年記念イベント開催のため、12月22日も臨時営業した。（1969年の仮乗降場→駅昇格以来、年に3日の営業は初。）
2015年5月10日には仮乗降場として開設されて100周年の記念イベントで再び臨時営業した。

ホームの後ろにスペースがあり、そこにテントを建てて待合室とする。
駅の付近は民家や商店が点在しており、駅が開設されていない期間でも人の往来がある。
駅から徒歩1分の至近距離に津島神社参拝用の橋がある。毎年8月4日・5日の夏季大祭以外は通行不可能。

ちなみに「日本一営業日数の少ない駅」として紹介される事が多いが、えちぜん鉄道の仁愛グランド前駅が1年で1日のみの営業のため、厳密に言えば異なる。
ただし、仁愛グランド前駅は時刻表や地図にも記載されていない上、一般利用客の乗降を想定していない駅であるため、時刻表や各種乗換検索サイトに記載される駅の中では一番営業日数が短い。（Googleマップにも記載されている。）

津嶋神社は簡単に言えば子どもの神様を祭った神社なので親子連れが多く参拝する。
そのため、通過列車がある度にその列車についてわざわざ説明してくれる。
開設時には参拝客が多数訪れる上、カーブ上に位置する駅のためホームと車両の段差がかなりあるため、多度津駅や観音寺駅から駅員が10名以上派遣され、小さな子供などの乗降を手伝う。
また、年に2日しか営業しない駅にも関わらず、専用の入鋏用スタンプや駅スタンプがある。

ちなみに臨時駅にしては珍しく、1日の平均乗車人数が公開されている。2012年度は1日平均5人であった。
この数字は1年のうち、駅が営業していない363日（うるう年は364日）も含まれているため、実際の乗車数は1日900人程度である。

営業時間は、8月4日が9時～22時、8月5日が9時～13時である。

歴史

• 1915年（大正4年） - 津島ノ宮仮乗降場として開業。
• 1969年（昭和44年） - 臨時駅に昇格。
• 1987年（昭和62年） - 国鉄分割民営化により、四国旅客鉄道（JR四国）の駅となる。

関連動画

関連項目

• JR四国
• 予讃線
• 駅名一覧
• 臨時駅