海物語シリーズ 単語

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海物語シリーズとは、三洋物産が制作・販売しているパチンコ機種の総称である。
2012年11月現在の最新機種は『CRデラックス海物語』。

概要

パチンコ店に行った事のある人なら、でも一回は打った事のあるであろう大ヒットシリーズで、必ずと言っていいほど設置されている。
シリーズ通じてのコンセプトは「シンプルでわかりやすい演出」(もっとも、発売当初に現在のような手な演出の台はあまりなかったが)。特に中高年に絶大な支持を受け、長年に渡り設置台数トップを維持している。

現在ほとんどの機種に何らかの形で存在する「群予告」は、このシリーズの「予告」が元祖である。

歴史

現在までの発売機種をまとめておく。
以下、『機種名』の後に(メーカー名)が記されていない物は、全て三洋物産からの発売である。

ギンギラパラダイス

1995年発売。通称『ギンパラ』。
実は公式の『海物語シリーズ』には含まれていないが、まぎれもなく元祖である。
え?マリンギャルズ』?気にしない方が・・・

大当たり確率1/323で、3回権利物である。
大当たり図柄、珊瑚礁、マリン群といった、現在の海物語シリーズの基礎がすでにできあがっている。

遊技の流れは以下の通り。

  1. 始動口に玉を通過させる(スルー式なので賞球はない)。液晶変動開始。
  2. 液晶の大当たり図柄がったら、アタッカーが約6開放。内部のVゾーンに玉を1個停留させる(権利獲得)。
  3. 右打ちし、回転体に玉を1個乗せる。
  4. 回転体に玉が吸収されると、電チューが開放、出玉を得る。

権利を獲得できないと、大当たりの出玉を丸々損してしまい(確変大当たりの場合確変は突入する)、この流れを知っていないと全く勝てなかった。

シリーズ一、大当たり図柄に「10」絵柄の「カサゴ」が登場している。

その他、大当たり確率1/247で2回権利の『ギンギラパラダイス2』、大当たり確率1/239分で3回権利で出玉に差がある『ギンギラパラダイスV』、大当たり確率に3段階の設定がある『CRギンギラパラダイス』がある(これらに上記「カサゴ」は登場しない)。

海物語

1998年、上記『ギンパラ』のデジパチ版として発売。CR機と現機が存在する。

ギンパラ』のメインキャラクターマリン」に加えて、大当り確定となる男性キャラクターサム」が初登場を果たし、「催眠リーチ」が「波紋リーチ」に変更された。現在おなじみの変動音はここからである(『ギンパラ』は違う変動音)。

最初に登場した『CR海物語』は、大当り確率1/321.5で、80ラウンド規制(いわゆる「5回リミッター」)が採用されていた。
当時、現役稼働中であった同社の『CR大工さん』に代表される確変2回ループ機や、当時の設置台数トップである『CRモンスターハウス』()といった爆裂機が人気だった時代でも、そこそこの爆発を誇り、海物語人気の火付け役となった。また、同じ5回リミッターだが、出玉に多少の差がある『CR海物語S5』もある。

そして、海物語人気を不動のものにしたのが、5回リミッター規制が撤された後に発売された、大当り確率1/315.5で、100回リミッター機(事実上リミッターなし)の『CR海物語3』である。
演出はもちろんだが、優秀な釘配置とステージが上級者にも好評で、空前の設置台数を記録し、日本中のパチンコ店を一色にした。また、同スペックセル盤が異なる『CR海物語3R』、『CR海物語3RA』、『CR海物語3RB』がある。

その他、大当たり確率1/306.5で出玉が少なめの100回リミッター機『CR海物語6』、『CR海物語6A』、『CR海物語6B』や、大当たり確率1/233.5の現機『海物語2』、大当たり確率1/243.5の現機『海物語7』がある。

CR新海物語

2002年に『海物語』の後継機として発売された。

画面が3Dになり、キャラクターが立体的になった。
あまり知られていないが、今作のメインキャラクターは「サム」である。その「サム」は確変確定になる。
波紋リーチ」が「黒潮リーチ」に変更され、「予告」や「プレミアム」が初登場した。

最初に発売されたのは『CR新海物語M27』である。
大当たり確率は1/315.5。「ハーフスペック」と呼ばれ、確変状態で通常大当たりを引いた後に100回転の時短がついた代わりに前作より出玉が減っている。
同じスペックで『CR新海物語M57』、盤面デザインを一新した『CR新海物語M5Z』が、時を置いて発売された。

M27』の少し後に『CR新海物語M56』が発売。
大当たり確率が1/350.5で、通常大当たり後必ず100回転の時短がつく「フルスペック」となる。
こちらにもデザイン一新の『CR新海物語M8Z』がある。

その他、大当たり確率1/327.7で出玉多めのハーフスペック『CR新海物語L52』、大当たり確率1/338.5のフルスペック『CR新海物語M6Z』、大当たり確率1/229.75で確変割合100%ST5回の『CR新海物語M58』がある。

CR新海物語スペシャル

2004年発売。
液晶がワイド画面になり、その上部に「サム」の上半身フィギュアがあしらわれた。

入賞口に多少の違いはあるものの、基本的に上記『新海物語』と変わりはない。スペックも以下のように対応している。
●『M27』→『CR新海物語スペシャルM5
●『M56』→『CR新海物語スペシャルM8
●『M6Z』→『CR新海物語スペシャルM6』

CR新海物語Withアグネス・ラム

2010年11月に発売された『CR新海物語』の後継機で、アグネスラムが『CRA大海物語スペシャルWithアグネスラム』から2年ぶりに登場した。ただし、正式な機種名には『アグネスラム』はついていない。

『CR新海物語 MTJ』が大当たり確率1/369.5・確変突入率70
『CR新海物語 MTM』が大当たり確率1/349.7・確変突入率68
『CR新海物語 MTL』が大当たり確率1/299.5・確変突入率56
『CR新海物語 MSH』が大当たり確率1/198.5・ST16回。
『CRA新海物語 SAG』が大当たり確率1/99.5・時短が25or50or100回。

CR大海物語

2005年発売。もちろん『新海物語』の後継機。
一般から「ミスマリンちゃん」をオーディションにて募集するようになり、ミスマリンちゃんの大久保梨子が大当たり5連以上で、大久保+準グランプリの阪本麻美三宅子が大当たり10連以上で登場する。

通常大当たり後の時短100回がデフォルトになり、確変割合に差がつけられるようになった。その代償として、出玉が更に減っている。

チャンスボタンを初搭載。ボタンを押して3つの演出モードが選択でき、リーチアクションなどにも活用できる。
確変中の「予告」からの大当たりが確変確定となる他、「プレミアム」が通常絵柄でも発生するようになり、確変確定となる(ちなみに、確変中に発生する外絵柄いは「シャッフルリーチ」であり、「プレミアム」ではない。通常大当たりもあり得る。)。

『CR大海物語M56』が最も設置され、大当たり確率1/369.5分で、確変割合60
その他、大当たり確率1/329.5・確変割合50%の『CR大海物語M2』、大当たり確率1/309.5・確変割合50%・出玉少なめの『CR大海物語M55』と、3タイプスペックがある。

CR大海物語スペシャル

2008年、『大海物語』の設置期限にあたり、代替機種として発売。
一発告知」の名称は「パールフラッシュ」。
規制緩和により再度認められるようになった「保留先読み予告」をシリーズ初搭載。
5連以上で3代ミスマリンちゃんの佐倉衣、八代みなせ、神谷美伽が登場する。

『CR大海物語スペシャルMTE』が最も設置され、大当たり確率1/349.67・確変割合65
その他、『大海M56』と同じスペック(『MTE』より出玉が多い)の『CR大海物語スペシャルMFG』、大当たり確率1/99.5・ST5回の甘デジタイプ『CR大海物語スペシャルWithアグネスラムSAP』が発売されている。

なお、『Withアグネスラム』にはミスマリンちゃんは登場せず、70年代に一世したグラビアアイドルアグネスラム」が登場している他、大当たり終了後に保留連を予告する「アグネスチャンス」が搭載されている。

CRスーパー海物語

2006年発売。『大海物語』の(ry
女性キャラクター「ワリン」が初登場。
大当たりラウンド中の「確変昇格演出」が初登場。
モードによって演出が複雑化。

『CRスーパー海物語M55W』が大当たり確率1/369.5・確変割合60
『CRスーパー海物語M55X』が大当たり確率1/309.5・確変割合50%。別盤面の『CRスーパー海物語MFG』もある。
『CRスーパー海物語MFA』が大当たり確率1/345.5・確変割合56
『CRスーパー海物語SAE』が大当たり確率1/89.75・ST5回の甘デジタイプ

CRスーパー海物語IN沖縄

2007年発売。
一発告知」をシリーズ初搭載。名称は「ハイスカフラッシュ」。
「2ラウンド確変」(いわゆる「突然確変・突確」)をシリーズ初搭載。

『CRスーパー海物語IN沖縄MTA』が大当たり確率1/315.5・確変割合54
『CRスーパー海物語IN沖縄MTB』が大当たり確率1/306.5・確変割合50%
『CRスーパー海物語IN沖縄SAD』が大当たり確率1/99.25分・ST5回の甘デジタイプ

本作より2代目ミスマリンちゃんとなる小倉が5連以上で登場し、10・15・20連以上で小倉+準グランプリの五中村果生莉が登場する。

CRスーパー海物語IN地中海

2009年6月発売。
シリーズ初となる8個保留タイプで、「潜確変」(時短画面時のみ可性があり、100回転をえても大当たりしていなかったら確変が告知される。セグ上部ランプで簡単に判別可)が存在する。
一発告知」の名称は「サンフラッシュ」。
「全回転リーチ」がシリーズ初登場。

『CRスーパー海物語IN地中海MTB』が大当たり確率1/319.8分・確変割合60
『CRスーパー海物語IN地中海MTC』が大当たり確率1/349.8分・確変割合60・出玉多め。
『CRスーパー海物語IN地中海SAF』が大当たり確率1/89.75・ST5回の甘デジタイプ
『CRスーパー海物語IN地中海SAJ』が大当たり確率1/89.75・ST5回の甘デジタイプ

SAJ』は『SAF』とは賞球や確変中確率が異なっている。

CRスーパー海物語IN沖縄2

2009年11月に発売された、『スーパー海物語IN沖縄』の後継機。
大当たりラウンドが初代『海物語』以来となる16ラウンドで、これまでのシリーズの集大成であると言える。

『CRスーパー海物語IN沖縄2MTMS』が大当たり確率1/359.5・確変割合67
『CRスーパー海物語IN沖縄2MTGS』が大当たり確率1/315.5・確変割合54
『CRスーパー海物語IN沖縄2SAHS』が大当たり確率1/99.5・ST5回の甘デジタイプ
『CRスーパー海物語IN沖縄2SAKS』が大当たり確率1/99.5・ST5回の甘デジタイプ

SAKS』は『SAHS』とは賞球や確変中確率が異なっている。

本作では4代ミスマリンちゃんとなる渡辺未優、澤井菜、山口沙紀が登場する。

CRスーパー海物語IN沖縄 桜バージョン

2010年4月に発売された、STメインの機種。

『CRスーパー海物語IN沖縄 MSNS』(マックス)が大当たり確率1/398.5・ST71回・期待度は約82%
『CRスーパー海物語IN沖縄 MSPS』(ライト)が大当たり確率1/198.5・ST31回・期待度は約74
『CRスーパー海物語IN沖縄 LSRS』(ビッグ)が大当たり確率1/249.5・ST8回+チャンスタイム(時短)42回・期待度は約37

ST中の電チューサポートは、『MSNS』が70回、『MSPS』が30回だが、『LSRS』は50回(ST・時短共)。
形式名に久々に「L」と付くだけあって、『ビッグ』は他の2機種とべて1回あたりの出玉が多いが、その分ST+時短中の大当たり期待度は低くなっている。
ST回数10回以下になるとカウントダウンが発生し専用演出が出るようになる。

CRハイパー海物語INカリブ

2007年発売。『スーパーm(ry
擬似連」をシリーズ初搭載。
一発告知」の名称は「ハイパーコンパス」。
黒歴史との噂も…。

『CRハイパー海物語INカリブMTA』が大当たり確率1/306.5・確変割合54
『CRハイパー海物語INカリブMTB』が大当たり確率1/315.5・確変割合54・出玉多め。
『CRハイパー海物語INカリブSAE』が大当たり確率1/95.75・ST5回の甘デジタイプ

CRAハネ海物語

2010年7月に発売された、羽物タイプ海物語。海物語シリーズとしては、いわゆる「専用」がリリースされて以来初の汎用対応である。
役物での大当たり以外に、デジパチ機のように図柄がえば「直撃大当たり」となる。
また、「一発告知クジラプフラッシュ」が搭載され、変動開始時他にこれがなると時短大当たり確定となる。

『CRAハネ海物語 SKB』『CRAハネ海物語 SKBS』ともに直撃大当たり確率1/149.9。
SPECIAL LUCKY」もしくは「SUPER LUCKY」で大当たりした場合は、終了後に時短100回転となる。

CRプレミアム海物語

2011年10月に発売。
海物語シリーズ初となる「2層式ドラム」を搭載しており、3つのモードで様々なドラムアクションを見せてくれる。
また、変動中に「パトクジラキーフラッシュ」がって回れば大当たりまたは確変確定となる(回りもある)。

さらにシリーズ初および業界初となる節電が搭載された。
遊技待機状態になると液晶が自動的に節電モードとなり「ただいま節電中」のメッセージが表示される。1台ごとに最大16もの電を抑えることができる。

ミスマリンちゃんに続くイメージガールとなる初代ミスリンちゃんとして、宮古島出身の砂川英依が選ばれた。
ミスリンちゃんは、各代に複数いたミスマリンちゃんと違って、現時点では一人しかいない。

『CRプレミアム海物語LTL』(ゴールド)は大当たり確率1/354.249・確変突入率55
『CRプレミアム海物語MTH』(プラチナ)は大当たり確率1/304.819・確変突入率60

ともに全ての大当たり終了後に時短100回となる。

CR大海物語2

2012年4月発売。『CR大海物語』の後継機種で現在機。
海物語シリーズ初のタッチセンサーが搭載されている。従来の3つのモードに加え、さらに3つのエクストラモードを追加して6つを搭載。また5代目ミスマリンも登場する(一定数連荘時のラウンド演出でアニメミスマリンかを選べる)。

アニメラウンド演出はアニメ、楽曲共にクオリティが高くいわゆる萌えパチとしても評判。
しかしいい年したおっさんおばさんがこれを打っている姿はかなりのミスマッチ感がありシュールである。

『CR大海物語2MTE』は大当たり確率1/348.596・確変突入率62%
『CR大海物語2MTL』は大当たり確率1/309.132・確変突入率60
『CR大海物語2LTK』は大当たり確率1/378.821・確変突入率60
『CRA大海物語2withアグネスラムSAA』は大当たり確率1/1/99.902の甘タイプ

CRデラックス海物語

2012年11月発売の最新機種。シリーズ初となるランクアップボーナスクジラキーボナス」を搭載した。

その他

上記の他に、『ギンギラパニック』、『GO!GO!マリン』という亜種や、パチスロに『一番』(山佐)、『ダブルバービッグウェーブ』(山佐)、『パチスロ海物語』、『パチスロスーパー海物語』があったり、ゲームセンター向けのメダルゲームがあったり、アイス麻雀牌などの色んな展開を見せている。興味のある方はググってみるのもいいだろう。

キャラクター

主な予告

海物語シリーズは基本的にすべて「予告重視」タイプで、プレミア系以外のリーチは発展先がどこであろうとパールランプるか群が出るかしなければハイワロ、という特徴がある。つまり、例えば「泡マリン」と「マリン」では泥の差だということになる。

主なリーチ

アニメ

2009年7月よりこのパチンコシリーズを原案としたテレビアニメうみものがたり~あなたがいてくれたコト~」がCBC制作TBS系列で放送された。詳しくはリンク先を参照。

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