消波ブロック

消波ブロックとは、コンクリートブロック^[1]の一種である。

概要

海岸や河川などの護岸や打ち寄せる波を打ち消す目的で設置されるコンクリート製の巨大なブロック。

1949年、フランスにおいて、海辺に新しく火力発電所を建設する際に施工されたのが発祥。

四つの突起があり、内三つが接地しているものを思い浮かべる人が多いだろうが、中が空洞になっていたり突起が六つあったりと形状は様々。

消波ブロックは一般的な呼称ではなく、多くは「テトラポット」もしくは「テトラポッド」と呼ばれる。

「テトラポッド」は不動テトラという株式会社の登録商標。代表的な普通名称化している商標の一つと言えるだろう。

公共放送のため商品名を言えないNHKでは消波ブロックと呼んでおり、歌詞に「テトラポッド」が入っている楽曲の歌唱は制限される場合もある。

歌手のaikoは、2000年に『ボーイフレンド』という曲を発表したが、その歌詞には「テトラポット登って」というものがある。この場合、「テトラポットはテトラポッドとは違う別の何か」という判断をされているため、NHKでも普通に歌える。濁点を付けなかったのは単なる間違いなのか、それともaikoの巧妙な戦略だったのかは不明だが、これが原因でテトラポットと覚えている人が多い。

なお、消波ブロックを登るのは大変危険なので良い子は絶対にマネしないように。

関連動画

関連静画

関連リンク

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関連項目

• コンクリート
• 普通名称化している商標や固有名詞の一覧

脚注

1. *鋼鉄製など他の素材で出来ている場合もある。