消火とは、火を消すことである。また、火を使う際に最も大切なことである。
火を使う際、燃えたままにしていたらどうなるか。簡単にいえば、燃えるものがなくなるまで燃え続ける。
無論、周りに可燃性のものがなければ、火が広がることなく燃えるものが無くなったら次第に収まっていく。
では、燃えるものが周囲にあればどうなるか。
火は周囲に広がり、可燃性のものも燃やしていく。すると、範囲や燃えるものによっては火が大きくなっていき、勢いが強くなる。すると、文字通り火力が強くなっていき、ちょっとやそっとのことでは消えなくなる。
これによって、どんどん燃えていく範囲が広がりかねなくなってしまう。
そういったことにならないよう、火の始末をすることが消火である。
火災においては、延焼を防ぐために、いち早く火を消すためにいくつかの方法が採られる。
それを解説する前に、「火が燃えるには何が必要なのか」を列挙する。
これらがそろったとき、火が燃えるのである。
逆にいえば、これらをなくせば「消火」できるということである。
最も簡単に、火を消す方法。あくまで、「燃えているものを直接消す方法」ではないため注意。
可燃物の供給や、周囲の燃えやすいものを取り除くことでこれ以上燃焼させないという方法である。主に延焼を防ぎ、被害を減らす目的で使われる。
この消火方法は、他の方法との両立も可能で、延焼を狭めることにおいては最も効果的である。
酸素の供給を絶つ・酸素濃度を下げるなどして、燃焼を止める方法である。周囲に燃えやすい貴重なものがある場合などに用いられる方法でもある。火傷の恐れもあるが、手早く消すにはこの方法を使うとよい。
博物館や図書館など、水に弱い貴重なものがある場所ではこちらの方法で初期消火を行うこともある。この設備の欠点としては、規模が大きいと、消火する場所に人がいるともれなく窒息するので、無人の場所でしか使えないということである。また、消火後しばらくは換気が必要で、しばらくは火災の原因の調査ができない。
ちなみに、閉鎖空間内で火を燃やす場合は、適度に換気をすべきである。真冬にストーブを使っている場合は、1時間ごとに換気をして、不完全燃焼を避けることが推奨されている。
温度を下げて、燃焼反応そのものを止めていく方法。水をかけて火を消すことがこれに該当する。水道設備を使うことで安定かつ大量に供給しやすく、水が蒸発したときの蒸発熱による吸熱で温度を下げやすい。
一方で、水を使った場合、気体になったことで体積が一気に膨張する。そして、その圧力で火を拡散することもあるため、注意が必要。このため、揚げ物を作っていたときに火がついてしまった場合には高温の油が周囲に飛び散ってしまうため、決して水をかけてはいけない。
初期消火も大切であるが、それと同時に、消防へと連絡を!また、火災を防ぐために、火の扱いには十分注意!
また、火災で自身も熱くなってはいけません。冷静な対応が大切です。
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最終更新:2024/10/06(日) 10:00
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